GNドライヴ[Τ]
GNドライヴ[Τ](Gundam Nucleus Drive Τ)
『機動戦士ガンダム00』に登場するエネルギー発生機関。Τは「タウ」と読む(ギリシャ文字であり、英字のティーではない)。「GNドライヴ」の廉価版と言えるシステムであり、通称「擬似太陽炉」。劇中ではこれを解析したイアン・ヴァスティが名付けたが、いつの間にか他の者もそう呼称していた。
基本性能はオリジナルのGNドライヴと同等だが、「TDブランケット」と呼ばれる部品が中枢に使用されていない点が異なる。このため発生する粒子は赤色であり、稼働時間は有限となっている。粒子の生成には電力が必要であり、また機関を動かすには始動機という別の設備が必要。この為、GN粒子放出機関と言うよりは、電力をGN粒子に変換するコンバーターとしての側面が強い。廉価版ではあるものの生産性は高くなく、高価である。また、トランザムシステムは使えないなど、オリジナルよりも劣る面は上記の通りいくつもある(とはいえ、それでも従来のエネルギー発生機関に比べてはるかに高性能なのは間違いない)。確実に勝っている点はオリジナルは常時稼働状態で停止が出来ないため、GNドライブ本体の改良が出来ず、周辺機器の改良で対応するしかないが、擬似の場合は生産性を活かして本体自体を改良可能な点である。
劇中ではソレスタルビーイングの離反者の手により国連軍に渡り、そのままGN-Xの動力として使用された。
ソレスタルビーイング壊滅後も解析・研究が進められており、生産性や粒子発生効率の向上、毒性の解消といった改良が加えられ、粒子の標準色も赤みがかったオレンジ色へと変化している。さらには破損のリスクと引き換えにトランザムシステムを実装、最終的にはツインドライヴシステムの搭載をも実現しており、オリジナルの太陽炉とほぼ遜色ない性能を得るに至った。
前述のとおり、本来は電力をGN粒子に変換する機構のため稼働時間が有限なのだが、スパロボでは擬似GNドライヴ機にもEN回復(小)(UXに至っては「GNドライヴ[T]」がEN15%回復、「GNドライヴ[T]MD」はEN20%回復になっている)が設定されている。挙句の果てに、再世篇では「補助GNドライヴ」が登場しており、強化パーツになってしまった(疑似だとは明言されていないが、オリジナルは大量生産できない上に疑似太陽炉搭載機が持っている事もあるので疑似と見て間違いないだろう)。
擬似太陽炉搭載機
1st
2nd
- GN-X III
- アヘッド
アヘッド・スマルトロン
アヘッド・サキガケ - マスラオ
スサノオ - ガデッサ
ガラッゾ/ヒリング・ケア専用ガラッゾ
ガッデス
ガガ - エンプラス
レグナント - アルケーガンダム
- リボーンズガンダム