YF-29 デュランダル

2014年6月23日 (月) 18:38時点における天世 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎Zシリーズ)

YF-29 デュランダル(Durandal)

  • 登場作品劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜
  • 分類:全領域型可変戦闘機【バルキリー
  • 形式番号:YF-29
  • 全長:18.73 m(ファイター時)
  • 全高:(バトロイド時)
  • 空虚重量:11.920 kg
  • 動力:熱核反応炉
  • 推進機関:新星/ P&W / RRステージII熱核反応タービン FF-3001/FC1×2、 新星/ L.A.I/ RRステージII熱核反応タービン ラムジェット FF-3003/FC1×2
  • 補助機関:ISC(慣性蓄積コンバーター)
  • 推力:2,105KN×2+1,470KN×2
  • 最高速度:マッハ5.5+(高度一万メートルにおける耐熱限界速度。短時間ならPPバリアの併用でマッハ10以上まで加速可能)
  • 開発者:新星インダストリー(マクロス・フロンティア工廠)/L.A.I
  • 所属:S.M.S
  • 主なパイロット:早乙女アルト
  • メカニックデザイン:河森正治

YF-24 エボリューションをベースに、新星インダストリー(マクロス・フロンティア工廠)とL.A.I社が共同開発した最新鋭の試作型バルキリー。VF-25 メサイアVF-27 ルシファーとは姉妹機に当たる。また、この機体の開発データが流出した事でVF-27が作られたという経緯があるため、エンジン4基搭載等共通点がある。設計段階から対バジュラを想定しており、VF-27やVF-25を上回る火力を持ち、超高純度のフォールド・クォーツを用いたフォールドウェーブシステムを機体の4か所に搭載することで、他の系列機を凌駕する高性能を発揮する。しかし、フォールド・クォーツがバジュラの体内でしか生成されないことや多数の機能を採用したことなどから、開発自体はYF-25 プロフェシーと同時期から行われているにも関わらず、完成時期が大幅に遅れることとなった。

ちなみに使用されたフォールドクォーツには「ローランの詩」の聖剣デュランダルの柄に収められた聖遺物の名がつけられており、それぞれ「聖バジルの血」「聖ペテロの歯」「聖ドゥニの毛髪」「聖母マリアの衣」である。

大気圏内での運動性を上昇させるために前進翼を採用。エンジン出力も増大しているため、パックを装備しないノーマル状態でもスーパーパック装備のVF-25を遥かに凌駕し、VF-27スーパーパック装備と同等以上の機動性を誇る。それにもかかわらず、ISCの対G限界が大幅に高められているため生身の人間でも操縦が可能。EX-ギアシステムの採用など、操縦系統はVF-25と共通。

翼のエンジンポッドの回転、背中のビーム砲などデータの提供元であるトルネードパックから採用された機構が多数存在している。

また、シミュレーターではあるもののオズマ・リーが「隊長権限」で搭乗したり、なぜかイサム・ダイソン仕様が存在してたりする。

なお、この機体の本来の役割は戦闘ではなく、確実に相手のもとに到達し、フォールドクォーツを介して想いを伝えるコミュニケーション(別名「宇宙最強のラブレター」)。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初登場作品で、隠し機体として登場。バジュラとの決着シナリオ時、条件を満たしていればアルトが再出撃の際に乗り換える。入手するには該当シナリオでアルトの撃墜数が「マクロスF」勢でトップ(1周目のみ)かつエース、その上でランカの幻影とブレラを両方アルトで撃墜する必要がある。終盤も終盤の入手なので活躍期間は短いが、性能が圧倒的に高いため文句なしに強い。なお、今作では似たようなコンセプトを持つダブルオーライザーと共演(尤も、隠しユニット故にYF-29はその真価を発揮しなかったが)。第2次Z参入組の宿命かリアルサイズカットインが原作みたいなCGではないがそれを抜きにしても演出にはとても力が入っている。スーパーパック装備は今回未登場。
隠しユニットなので仕方ないが、冷静に考えると本作のYF-29は最後にフロンティア船団に立ち寄った船団ルート41話で搬入されていたとして、15話以上ずっと格納庫に放置されていた事になる……
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
今回は最初からスーパーパック装備。やはり反応弾は装備されないが、なぜかMDE弾は搭載されている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
パッケージイラストに登場。今回は似たようなコンセプトを持つダブルオークアンタと共演。
正式な劇場版参戦なので普通に入手できる。機体性能はもちろん武装面に隙がなく、変形でEN消費のISCマニューバと弾数制の一斉射撃を撃ち分けできる点も優秀。
終盤も終盤にスーパーパックが追加され、少々であるが性能が上がり、1ターン行動不能を付加する「翼の舞」も同話で使用可能になる。但し、地上版スーパーパック仕様はたった1話しか使用できない為注意。
隠しユニットだがルシファーとの相性が抜群。武器の射程が同等な上、揃ってボーナスが移動力+2なので、特殊スキルと精神コマンド、更にオズマ・リーなどの戦術指揮を併用すれば最大19という常軌を逸した移動力になる(ブレラは加速持ち)。集中力とブレラ加入時に入手できる「移動+精神」を使ってフルに移動すれば毎ターン突撃を使っても気にならず、23~27マス先からでも攻撃が届くのは驚異の一言。まあ、貴重な移動+精神を使うかは好みによるが。なお、他ボーナスのシナジーも半端ない。
因みに声優が同じグラハム・エーカー(ブレイヴ)との相性もいい。こちらもボーナスが移動力+2であり加速持ち。人呼んで「中村スペシャル」。

装備・機能

武装

ラミントンES-25A 25mm高速機関砲
頭部に2門装備。
ハワード/L.A.I HPB-01A 重量子ビームガンポッド
VF-25 メサイアの実弾式ではなく、VF-27 ルシファーと同じ重量子ビーム式。ガトリングとチャージ式どちらも使用できる。
ビームガンポッド(連射)
通常時。他機体のガンポッドに相当するビームガトリング。
ビームガンポッド(単射)
銃身を展開して発射する重量子ビーム砲。
TW2-MDE/M25 隠頭式連装MDEビーム砲
トルネードパックに装備されたものと同系の装備で、ファイター時は機体上部に収納することもできる。
ビフォーズMBL-02 マイクロミサイルランチャー
両翼のエンジンポッドや機体各所に内蔵。
再世篇ではマニューバーの演出で使用。UXで単独武装に。
アサルトナイフ
ピンポイントバリアを使用したナイフ。シールド内に装備している。

必殺技

ISCマニューバー
機動性を生かした連続攻撃パターン。
再世篇ではトドメ演出でシェリルとランカ(サヨナラノツバサの終盤の衣装)のカットインがあり、再世篇全体でみてもかなりド派手。グレイスをこれで撃破するのも一興。UXではファイター形態のみ使用可能。
一斉射撃
バトロイド形態で用いられる火器の一斉射撃。最初にアサルトナイフ以外の全兵装で(ビームガンポッドはガトリングモード)攻撃を行い、ビームガンポッドの重量子ビーム砲を放つ。
UXで使用可能。

特筆機能

フォールドウェーブシステム
機体各所に配置されたフォールドクォーツによるオーバードライブシステム。フォールドウェーブを探知・解析・増幅することが可能であり、さらには無尽蔵に近いエネルギー供給をも行える。

特殊能力

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。
ピンポイントバリア
変形
ファイター形態とバトロイド形態に変形可能。ガウォーク形態はオミット。
翼の舞
1ターンの間、敵を行動不能にする特殊行動コマンド(着弾指定式)。即ち、OGシリーズの'スタンショックのマップ兵器版。ファイター形態のみ使用可能。強力なのだが、UXでは追加されるのが原作再現終了後(実質二話しか使えない)と遅い。例のごとくオールキャンセラー持ちには効かないので面倒な雑魚に使おう。それにしても、特に攻撃していないのに行動不能にしているところからすると、敵はガッツリ1分見とれてしまっているのだろうか。

移動タイプ

宇宙
飛行可能。

サイズ

S
UX

カスタムボーナス

全ての武器の攻撃力+400、CRT+30
攻撃能力が一気に上がる強力なボーナス。バルキリーはサイズの問題で火力不足に泣きがちなのでこれは嬉しい。

機体ボーナス

初期段階:運動性+5 CRT補正+10
第二段階:運動性+10 CRT補正+15 移動力+1
第三段階:運動性+20 CRT補正+20 移動力+2 地形適応:空or宇宙A
最終段階:運動性+30 CRT補正+30 移動力+2 地形適応:空or宇宙S
UX。機動性に特化している。
スーパーパック装備時は運動性のベースが140にもなるため、運動性10段階改造+ボーナス最終段階で運動性が220と昔のスパロボさながらの脅威的な値になり、UXにおける単機での最高の運動性を誇る。

機体BGM

「ライオン」

関連機体

VF-27 ルシファー
姉妹機。
VF-25 メサイア
トルネードパックはこの機体の性能を本機に近づけるために製作され、そのデータが本機の開発に使われている。
YF-29B パーシヴァル
YF-29の本国仕様機。PS3ゲーム「マクロス30」に登場。
ダブルオーライザー / ダブルオークアンタ
直接的な関係は皆無だが、本機同様の「対話を行うための機体」(ダブルオーライザーは対話は二次的なものだが)。

余談

剣の名前を持つバルキリーはVF-9 カットラス(SRW未登場)、VF-19 エクスカリバーに続き3機目。なおこれらはすべて前進翼機である。

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話題まとめ

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