草薙剣児
草薙剣児(Kenji Kusanagi)
『鋼鉄神ジーグ』の主人公。学生ながらプロのバイクレーサーとして活躍し、戦闘では鋼鉄ジーグを駆り、邪魔大王国と戦ってゆく。なお、彼は司馬宙と違いサイボーグではなく、鋼鉄ジーグのヘッドに変形するバイク雷鋼馬のパイロットという位置づけ。
性格は直情的な熱血漢。更にバカでかなりのスケベな、70年代の永井豪のキャラクターを彷彿とさせるキャラ。しかし幼少時代はかなりの泣き虫で、幼馴染の珠城つばきにいつも守ってもらっていたという意外な過去が有る。
母・草薙美夜は太古の地球に飛来した宇宙人で本名は「美夜受(ミヤズ)」。親友の美角鏡は美夜受の弟であり、剣児の叔父にあたる。かつて妃魅禍を封印したのは美夜受と鏡であり、その子孫である剣児と邪魔大王国との戦いは宿命づけられていたと言える。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 序盤から登場。鋼鉄ジーグのサイズ差のお陰で敵の攻撃をよく避けてくれる。但し、連続ターゲット補正もあるため突出は厳禁。また命中率もやや低く、必中も覚えないため、他のパイロットから感応で補佐すると良い。
- スーパーロボット大戦L
- 本作でも序盤から登場。鋼鉄ジーグは能力的に避けるのに適した能力だが、剣児自身の回避は思ったほど高くないので、スキルパーツで回避を上げると良い。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「STORMBRINGER」
- 「Dead or Alive」
人間関係
他作品との人間関係
ダイナミック系
- 兜甲児
- K、Lにて共演したダイナミックプロ仲間。Kでは最初はある事でいがみ合っていたが、次第にいい仲になっていき、最後は一緒に風呂の覗きまでする始末。彼がOVA設定のLでも仲が良く、「甲児さん」と呼んで兄貴分として慕っていた。実は彼は『鋼鉄神ジーグ』のアニメ本編でもカメオ出演している。
- 剣鉄也
- Lにて女性陣のシャワーをボスと共に覗こうとした罰として彼から熱湯風呂行きを命じられる。
スーパー系
- 城崎絵美
- Lにて共演。社長の悪戯で浩一や一鷹と共に彼女の裸を見てしまい、かすり傷を負わされる。誤解は解けるが、喜んでいた為に結局「最低」扱いされる事になる。Kに続いてまたしても中学生相手にスケベ心を出す彼であった。
- 遠藤シズナ
- Lにて共演。つばきと同じ声であるためか、よく剣児に絡んでくる。また同じ声であることから、つばきとシズナに同時に怒られる場面で、「ステレオで叫ぶな」というような返答をした。
- 森次玲二
- Lにてボス共々彼の熱湯風呂の餌食となりそれ以降スケベな言動が激減した。
- アトロス
- Lでは自分とイクサー3が戦ったせいで渚がさらわれてしまったことに責任を感じていた彼女を宙やちずると共に励ましている。
- 飛鷹葵
- LのEDにて、彼女ともレースで熱いデッドヒートを繰り広げる。
- 碇シンジ
- CCのバレンタインイベントにて彼に自分の分のチョコを作らせようとする。
- ユリアンヌ・フェイスフル
- CCのバレンタインイベントでは彼女のミルク目当てで残党退治に励むも、当然そのことはつばきにばれてしまい制裁を受ける羽目になった。
ガンダムシリーズ
リアル系
- ザイリン・ド・ザルツ
- Kにて覗きの現場を押さえられる。
- 羽佐間翔子
- Kにて仲間になった直後の彼女に対して初対面で口説きにかかった。当然つばきに「中学生を口説くな」と怒られる。
- 近藤剣司
- 「ケンジ」繋がり。Kでは上記の翔子が口説かれたイベントにて咲良に「『ケンジ』という名前にはろくな奴がいない」と言われてしまい、「俺はあんなにスケベじゃない」と物凄く心外そうだった。
- ロイ・フォッカー、オズマ・リー
- CCのバレンタインイベントにてシンジに自分のチョコを作らせようとしたところを彼らに一喝される。
バンプレストオリジナル
- シェルディア・ルージュ
- 後述にもあるように、当初は一応恩義のあるダリウス軍をあっさり裏切った彼女に対して疑ってかかっていた。
- 南雲一鷹
- ニュースなどで剣児の活躍も知っており、彼からは憧れられている。
- 悠凪・グライフ
- 直接会話する場面はないが、つばきを救う為に単独で阿蘇へ向かう剣児の姿を同じように祖父を救う為に孤独な戦いを続ける自分の姿と重ねていた。
名台詞
- 「おまえらバカかああ!!!」
- 第2話にて。雷鋼馬の空中射出を説明無くいきなり行われて。
- 「おっぱぁぁい!」
- 「おっぱいドリル!!」
- マッハドリルを始めて使用した際の台詞。これを使えたら柳生隊長のおっぱいを触らせてもらえる、という約束をしていた為である。この台詞中、柳生隊長は青ざめた顔で胸を隠していた。Kでもマッハドリル使用時の台詞として発言するが、その事がストーリーの中で言及されないので原作を知らない人には意味不明な台詞となってしまっている。
- Lで特訓イベントがわざわざ再現されたが、Lでは特訓に真剣にならない剣児をおっぱいで釣るというアイデアが甲児の提案によるものであり、「誰のおっぱいとは言っていない」と言う事で特訓が成功した暁には早乙女のおっぱいを使うという引っ掛けである(そのため、仕掛けを知っている甲児と柳生隊長は終始ニヤニヤしていたが、そこまで知らないさやかからは白い眼で見られてしまった)。
- 余談だがこのおっぱいドリルのエピソードは、ジェットスクランダーを装備する前のマジンガーZが空を飛ぶための手段としてアフロダイAのおっぱいミサイルを掴んで飛んだというエピソードを参考にした物だが、LにてそのマジンガーZとアフロダイAがマッハドリル特訓イベントを手伝っている。
- 「よぉおおおく覚えとけ。お前より俺が強いんだってことをなァ!」
- バルバを制しようとした際の台詞。
- 「銅鐸銅鐸って…人の命はどうでもいいのかよ!?どうかしてるぜ…」
- 銅鐸の心配ばかりするビルドベースの人達に対して。普段のスケベな心に反した正義感に満ち溢れた台詞である。
- 「キョォオオオオオオオオオオオッ!!」
- 鏡が戦死した際の激哮。
- 「心配すんな、つばき。俺は死なない。お前は俺が守ってやる。一生…これから先もずっとな。」
- 鏡の死亡で気を落としているつばきを抱きしめての慰めの言葉。はたから見たらプロポーズである。
- 剣児「空気ねえぞ!?」
宙「必要ない!」 - ビッグシューターからそのまま宇宙空間に飛び出した宙を見て。宙はサイボーグであるため実際に空気が必要ない体であり、一方で剣児はこの時点では宙がサイボーグである事を知らなかったため、両者とも当然のセリフだが、傍から見るととんでもなくシュールな会話である。
- Lではこの会話がちゃんと再現されている。
- 「すっげぇぇぇぇぇ~!!」
「何だよ~、バイクいらねえのかよ~!すっげえ~っ!!つばき、こっちも行くぜ!!」 - 第12話、挿入歌『Dead or Alive』の流れる中、ビッグシューターから飛び出してそのままサイボーグに変身、雷鋼馬無しでビルドアップを果たした宙を見ながら。上記の「必要ない!」の続きである。台詞だけでは伝わらないが、映像を見ればこちらも羨ましがるに違いない。
- 剣児「次は!!」
磁偉倶「どいつだッ!!」 - 第12話ラスト、阿磨疎をダブルスピンストームで葬り去った後、地球を背にして。
スパロボシリーズの名台詞
- 「そんな奴を、簡単に味方として受け入れられるかよ!」
- K序盤でミスト達に救出されたシェルディアに対して。乱暴な口調で責め立てる剣児の態度にも少々問題はあるが、一度はダリウスの元にいて彼らに対して恩義がありながら、ミストと再会した途端に悪びれもなくあっさり裏切ったシェルディアの行動や態度を顧みれば、疑うのも当然であると言える。
- 「俺はバイクで鏡に勝ちてえ。だから必死で練習する。もしも遺伝子で鏡に勝てねえってわかったとしても…」
「俺は練習をやめねえぜ。努力すりゃ、勝てるかもしれねえからな!」 - K19話前編より。デュランダルがデスティニープランを発表した直後の台詞。
- 「何だよ、あの空飛ぶ金槌みたいなのは!」
- Lの第2話にて援軍としてやって来たディスィーブの見た目に驚いて。まあ、気持ちはわからなくもないが。
- 「んな事するかよ!もう熱湯風呂は勘弁だ!」
- L第24話シナリオデモにて、つばきの「のぞいたら承知しないからね」という言葉に対して。さすがの剣児も第14話シナリオデモで味わった熱湯風呂が相当なトラウマになっていることが伺える。
- 「つばきとちょっと星でも見てから帰るよ。それぐらいいいだろ?」
- 妃魅禍との最終決戦が終り、一同地球へ帰ろうとした時の台詞。彼らはこの後、ゆっくり宇宙を回って帰ったそうな。
- 「そんなこと気にすんなって。誰だって間違いは犯すさ。大切なのはそれからどうするかだ!」
- Lにてイクサー3や渚の仲間になることに躊躇いを見せたアトロスに対して。実に正論だが、つばきからは「剣児にしては珍しくいい事言うわね」と茶化されてしまう。