黒騎士(Black Knight)
バーン・バニングスが仮面で素顔を隠した姿。ショウ・ザマとの戦いで数々の失態を重ねた為、過去を捨て仮面をかぶった。
黒騎士となってバーンはそれまでの過去を捨てようとしたのだが、実のところショウに拘った時点で「過去を捨ててない」という汚点が、ショウに半ば言及される形になる。
黒騎士となってもショウを倒すことはできなかったが、皮肉にもその怨念がオーラ力を増すこととなり、ハイパー化するまでに至るのだが、その悪しきオーラ力はエレ・ハンムに押さえられてしまった。それでも尚ショウと対峙する黒騎士は遂にその仮面を脱ぎ捨て、バーン・バニングスとして決着を図るのだが…その末路はバーンの項目を参照。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦
- 原作通りバーンが後半で黒騎士になるが、ショウは既に黒騎士の存在を知っている。ガラバに乗ってくる。最後に登場する「栄光の落日」はAB隊が別ルートなので、なんとショウとの決着が付けられずにフェードアウトしてしまう(黒騎士に限った事ではないのだが…)。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- フォウを仲間にした場合、トッドの代わりにハイパー化のイベントが追加される。よってショウと決着が付けられる。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ドレイク軍との決戦時に撃墜されていないと、ミュージィのドレイク暗殺を阻止する。資金が欲しい人は、ドレイクを倒すまで撃破してはいけない。ハイパー化では専用のデモが挿入される。ドレイク軍壊滅後もショウをつけねらう。
速水奨氏の都合がつかなかったのかやはりDVEがなく、「力と、狡猾さだ!」のシーンもメッセージのみとなっている上に、「さすれば勝つ!」が省略されている。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- スーパーロボット大戦COMPACT2
- 原作通りガラバをハイパー化させるがその場では一度撤退し、後のマップでズワウスに搭乗して現れる。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- やはりガラバをハイパー化させるが、原作どおりエレに阻止される(しかもエレは死なない)。今作ではズワウスが登場しないため、後のマップで再びハイパー化する。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 図鑑に収録されないというバグがある。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- プロローグの原作最終決戦でも最初からバーンの姿で登場するため、黒騎士としては登場しないが、スキルパーツに「黒騎士の仮面」が存在する。むしろバーンの異名が「黒騎士」という扱いになっている節がある。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- ドン・ハルマゲの部下として登場、ズワウスに搭乗して現れる。ショウには初見でバーンだと見破られた。
その他
人間関係
他作品との人間関係
- デキム・バートン
- 『リアルロボットレジメント』では原作通りにマリーメイアを撃とうとした彼を斬り殺した。主君をも手にかけようとした彼を騎士として許せなかったようである。
- ドン・ハルマゲ
- OEでは彼に仕えている。
名台詞
- 「ふっふっふっふ…」
- 初登場時。
- 「私が受けた屈辱、この恨み、貴様に分かるか!」
- 地上で1度撃墜され、地上人のタンカーに救助されてから、ショウと再戦して。
- 「私はこのような作戦は好かぬ者だ!貴様とは正々堂々、一騎討ちで勝負をつける!」
- 味方のビショットがマーベルを人質に取った際、こう言ってマーベルを解放した。
- 「ふははははは!私にもハイパーができた!ハイパー化さえすればショウ・ザマなど敵ではない!」
- 「確実だなダンバイン…。ビルバインは!」
- マーベルのダンバインに致命傷を与えたあとの台詞。
- 「ハイパーできなくとも!!」
- エレにハイパー化を押さえられた黒騎士は、「仮面」を振り払い、バーンとして決着を図るが…。
- UXでは多少アレンジされた台詞をバーンが言うが、よりにもよってオーラ斬り及びハイパーオーラ斬り用の台詞である。
- 「力と狡猾さだ。さすれば勝つ!!」
- ショウに「貴様は! その怨念で何を手に入れた!!」のセリフに、黒騎士(バーン)が返した台詞。そしてショウから「俺は人を殺さない…その怨念を殺す!!」と続く。スパロボではこの台詞が続くのだが、劇中では少し間が空く。
スパロボシリーズの名台詞
搭乗機体
- ズワァース
- 黒騎士となったバーンの最初の乗機。初めの頃こそビルバインと優勢に戦うものの、地上に出てから撃墜される。再び乗り込むがまたしても撃墜される。黒いカラーリングと相まって「黒騎士(バーン)&ズワァース」というイメージが強い機体。
- ライネック
- パリで一度だけ乗り込み、ビルバインと交戦するが撃墜される。
- ブブリィ
- スパロボではミュージィ・ポーのイメージが強い機体だが、その彼女がパイロットになる前は彼が乗り込んだ。水中戦を行い、水圧で機体は損傷したが、ゼットからその戦いぶりを感心された。
- ガラバ
- 最後の乗機。この機体でビルバインと互角以上に渡り合い、最期は生身のバーンとショウがお互い刺し違える場となる。
- ズワウス
- OEにて搭乗。
余談
「過去に拘り」、「仮面」を被って、「因縁の相手を追う」という仮面キャラの定番を作り出したキャラクターである。専ら富野作品に見られる傾向なのだが、ガンダムシリーズではそれ以前にシャア・アズナブルがいて、その後『新機動戦記ガンダムW』のゼクス・マーキス、『機動戦士ガンダム00』のグラハム・エーカー(ミスター・ブシドー)などがいる。シャアは別としても、バーンはゼクスとグラハムとは「騎士道精神」(グラハムは武士道だが)という点でも共通している。なお、『聖戦士ダンバイン』と同時期の特撮番組『科学戦隊ダイナマン』においてもダークナイトという同様のキャラが登場している。