ミネルバ隊とは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する部隊。
概要
新造艦ミネルバを母艦としたザフトの部隊。主人公であるシン・アスカを始めとして、士官学校上がりの同期が多数所属している。
ファントムペインによるガンダム強奪の追撃任務に就き、ユニウスセブンの残骸の地球落下防止作戦を始め、数多くの重要な作戦に従事して多くの功績を挙げた。この激戦、およびその最中に挙げた戦績もあって、作中において合計5人のFAITHが所属[1]し、多くの最新鋭機が配備された。当時のプラント議長であるギルバート・デュランダルからの信任も厚く、第2次大戦当時のザフトの看板部隊となっていたが、メサイア攻防戦でミネルバ撃沈および艦長タリア・グラディスの死亡などの致命的な損失が発生し、事実上壊滅した。
基本的に優秀なモビルスーツパイロットを揃えている点や、ガンダム強奪を行った敵部隊の追撃、形は違うとはいえ、艦長や熟練パイロットの非業の死、どちらかといえば悲劇的な末路等、どことなく『0083』のアルビオン隊と共通している[2]。
登場作品
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- セツコ編だと終盤に入るまでの貴重な戦力。逆にランド編では出番が少ない。両主人公とも原作ルートでは全員が一旦自軍を離脱し、敵として登場する。
- ifルートではシンとルナマリアが自軍に残り、レイとタリアが一旦離脱するが、条件を満たすと戻ってくる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 原作再現終了までずっと敵。レイ生存フラグは有るが、タリア生存フラグが無い。ルートによっては会う回数がぐっと少なくなる。
- スーパーロボット大戦L
- 今回は全員味方。原作再現が序盤で打ち切られてオリジナル展開になっているため、終盤でレイのみ離脱。しかも、そのステージでフラグを満たせば帰って来るため、実質関係無い。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 初登場作品だが、敵として登場する。
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- メインストーリー3章Part7より登場。
- 本作ではディバイン・ドゥアーズに合流しているアークエンジェル隊が公に危険分子扱いである為、既に対立関係にあるが、ブレイク・ザ・ワールドではシンが独断で攻撃を仕掛けるトラブルが発生するも、最終的に共闘を選択し、破片の落下を完全に防ぐことに成功。以降も遭遇の度に助けられる形になっているものの、戦況を一変させる力を持つディバイン・ドゥアーズへの警戒心は捨てる事ができずにいる為、かなり微妙な感情を抱いている。
人物
ミネルバクルー
- タリア・グラディス
- ミネルバ艦長。ミネルバ隊の最高責任者であるが、メサイア攻防戦で死亡。
- アーサー・トライン
- ミネルバ副長。
- シン・アスカ
- MSパイロット。インパルスガンダム及びデスティニーガンダムに搭乗。
- レイ・ザ・バレル
- MSパイロット。ザクファントムやレジェンドガンダムに搭乗。メサイアにてタリアと最期を共にした。
- ルナマリア・ホーク
- MSパイロット。ザクウォーリアやインパルスガンダムに搭乗。
- メイリン・ホーク
- ミネルバのオペレーターだったが、後にアスランと共に脱走。
- アスラン・ザラ
- MSパイロット。セイバーガンダムに搭乗したが、途中で脱走。
- ハイネ・ヴェステンフルス
- MSパイロット。グフイグナイテッドに搭乗したが、配属後間も無く戦死。
- ヨウラン・ケント
- メカニック。
- ヴィーノ・デュプレ
- メカニック。
関連人物
- ギルバート・デュランダル
- プラントの最高評議会議長で、ミネルバ隊は彼の肝煎りで結成された。国家元首の立場でありながら、ミネルバ隊と行動を共にする事も有る。
- 余談だが、『Z』におけるザフトとの最終決戦時では、原作と異なりミネルバに搭乗して戦闘指揮を行う。