アルマナ・ティクヴァーは『第3次スーパーロボット大戦α』の登場人物。
アルマナ・ティクヴァー | |
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外国語表記 |
Almana Tiqvah Almana Tikver[1] |
登場作品 | |
デザイン | 河野さち子 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ |
プロフィール | |
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種族 | バルマー星人 |
性別 | 女 |
年齢 | 17歳 |
所属 | ゼ・バルマリィ帝国 |
役職 | ズフィルードの巫女→ゼ・バルマリィ帝国代表 |
概要
ゼ・バルマリィ帝国の最重要人物である、「ズフィルードの巫女」に選ばれた17歳の少女。バルマーの貴族階級である「十二支族」の一つ・ティクヴァー家の令嬢。 礼儀正しくお淑やかに見えるが、これは猫をかぶっているだけであり、本性は蓮っ葉で子供っぽく、感情豊かな性格。
強大な「念動力」が備わっており、巫女としてバルマーの創世神ズフィルードの献体となる、つまりは神の生け贄となることが約束されている。 しかし、それは帝国にとっての希望であり、最高の栄誉と教育されているため、彼女自身には一切の屈託はない。しかし、「生前の」最後の望みとして、バルマーとの因縁深い地球の地を訪れることを願い、従者ルリアとバラン将軍と共に、地球の地にお忍びで降り立つ。それは、母星バルマーと地球の双方に巨大な動きを齎すこととなった。
地球でのαナンバーズとの遭遇、そして交流を経て多くの物事を知っていくが、その中でハザル率いるゴラー・ゴレムによって命を狙われるようになる。 αナンバーズが地球圏追放を言い渡された際にはルリアと共に密航しており、レプリ三重連太陽系での一件で存在が割れて一時拘束されるが、その後の閉鎖空間内でのゴラー・ゴレムとの戦いでシヴァーがルアフへの反逆を目論んでいることを知り奮起。
バランに護衛されて本国へ戻り、バルマー本星にαナンバーズがやって来た際にルアフに停戦を懇願するが、一蹴されてしまう。 さらに、ルアフから「ズフィルードの巫女」の本質が、その魂を以てズフィルードの霊力を補填する、単なるエネルギー補給でしかないことを聞かされる。そのままルアフの念を補充するため殺されかけるが、土壇場でルアフが完全に力を失い難を逃れた。
直後に現れたシヴァーによってルアフに関する真相と、帝国の人々を避難させた場所の座標を明かされ戦場から離脱。直前の戦いで戦列を離れていたサルデス、ヒラデルヒアと共に帝国民を保護するとそのままαナンバーズと合流、隕石雨を逃れるため共に転移した。 その後は母星を失った帝国の代表に位置付けられ、宇宙怪獣やケイサル・エフェスとの決戦では外部から協力、戦後は外宇宙移民船団への参加を表明している。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- NPC。ただし一部マップではルリア機に同乗している描写がある。
人間関係
『第3次スーパーロボット大戦α』の最大のキーパーソンとして、四人の主人公全てに何らかの形で関わることになる。
- ルリア・カイツ
- 副官的な立場の侍女。味覚がアルマナと同レベル。
- ちなみにトウマルートでは第35話でボス達やトウマと出会った際に、素性を隠すために「ルリア星の貴族のお嬢様」と勝手に名前を使っている(しかも本人の前でトウマが「ルリア星から来たというのは…」と言う場面がある)。
- バラン・ドバン
- 護衛の将軍。アルマナが最も信頼する相手。
- ハザル・ゴッツォ
- アルマナを抹殺しようとする。アルマナ曰く「気障なボンボン」。しかし、エイス・ゴッツォからハザルとエイスの正体を聞かされた時は、ルリアやバランと共に驚愕していた。
- シヴァー・ゴッツォ
- アルマナを利用し、バルマーの専制を打倒しようとする。
- ルアフ・ガンエデン
- ズフィルードの巫女として彼に忠誠を誓っていたが、終盤で彼に考えを改めるよう進言したため、彼に殺されそうになる。
- トウマ・カノウ
- ミナキとはライバルになってトウマを取り合う三角関係に。中盤ではデートに誘っていた。スペシャルシナリオでのアルマナ一行の扱いはトウマルートで語られた内容を元にしているため、このルートが公式設定と言える。
- ミナキ・トオミネ
- 親友であり恋敵でもある存在。
- クォヴレー・ゴードン
- 彼のルートにおけるヒロインと思われていたが…フラグをぽっきり折られてしまい、友人止まりに。最初に出会った際には一介のバルシェム呼ばわりしていた。
- クスハ・ミズハ
- 文明の差もあるだろうが、彼女の超味覚に平然と対応し、クスハを知るαナンバーズの面々を驚愕させた。
- セレーナ・レシタール
- 女スパイとお姫様という、対照的な二人。
- ヴィレッタ・バディム
- αナンバーズによる尋問を受けた際、彼女から掛けられたとある言葉が自身の迷いを払拭する切っ掛けとなった。
名台詞
各ルート共通
- 「疲れているのは、あの気障なボンボンの相手をしたからよ」
「私を守るとか何とか…そんな気なんて全然無いくせに。あったまくるわね~」
「私を利用するつもりなら、正々堂々とそう言えばいいのよ。それが何よ? もったいつけちゃってさ」 - 第28話「いつか星の海へ」より。ハザルへの不快感を、歳相応の蓮っ葉な口調で一気にブチまけた愚痴。素のアルマナを見るのは初めてだったのか、余りの剣幕にルリアも呆気にとられていた。この時の不貞腐れた顔グラフィックが、それまでの上品な印象を盛大にブチ壊した。
- 「黙りなさい、ハザル・ゴッツォ!」
「宣言します! 霊帝ルアフの名の下、ズフィルードの巫女である私…」
「アルマナ・ティクヴァーがここで逆賊ゴラー・ゴレムを討ちます!」 - 第44話より。ルアフに反旗を翻したハザルに対して。
- 「もし決着を私達に委ねていただけるのでしたら…」
「私は本星に戻り、シヴァーの企みを陛下に伝えるつもりです」
「そして、その上で陛下にあなた方と話し合いの場を持つことをお勧めします」
ルリア「姫様…」
「ルリア…あなたも気づいているはずです。この銀河を襲う未曾有の危機を…」
「活性化するSTMC、巨人族とプロトデビルンなる怪物…別次元、別銀河からの敵…」「これは神代の昔から伝えられるアポカリュプシスの到来でしょう」 - 同上。アルマナがバルマーの伝承では『全ての終わりの始まり』にして『銀河の終焉』として伝えられている『アポカリュプシス』について語った台詞。
クォヴレー編限定
- 「もう…身もフタもないのね、あなたって」
クォヴレー「その上、記憶もない」
「…生意気!」 - クォヴレー編第35話「THE GUN OF DIS」より。アルマナを連れ出したクォヴレーはαナンバーズに識別コードを発信したが、彼女は創世神の加護があったと解釈していた。その口調に思わず口走った言葉。前半こそ辛うじて姫としての気品を保てていたが、後半は完全に駄々をこねる女の子である。このとき彼女の顔は28話同様、しかめっ面で赤面していた。
- 「そう…あなたは自分に定められた運命に抗っているのね」
- 上記に続く一言。クォヴレーの言動には思うところがあったのか、それまでのしかめっ面とは打って変わって思いつめた表情と共にこの言葉を向ける。最初から生きる道を全て決められていた彼女にとって、自らの意思で生きる道を探そうとしていたクォヴレーは眩しく思えたのだろう。
- 「あ、ああ…!!」
クォヴレー「どうした?」
「な…何なの…!? この負の霊力は…!?」
クォヴレー「負の霊力…!?」
「この空間に…怨念が…! まつろわぬ者達の霊魂が…!」
クォヴレー「な…に!?」
「駄目よ! ここにいては駄目! 早く逃げて、クォヴレー!!」
-中略-
クォヴレー「どういうことだ!?」
「早く! 早く逃げて! あれはこの世のものではないわ!!」
-中略-
「あ、あああ…! 駄目よ…あれに触れては駄目…!」
クォヴレー「!?」
「魂をむさぼられ、輪廻転生の輪からも逸脱してしまう…!」
クォヴレー「………」
「あ、あれは…あれはこの世に存在してはいけないものなのよ…!!」 - 同話において。クォヴレーの中にいるオリジネイターを引き出そうと目論むキャリコ・マクレディの策によって現れたディス・アストラナガン。その動力源であるディス・レヴに封入された負の怨霊達の存在を、巫女としての念動力で感じ取ってしまった際のセリフ。
- 「クォヴレー…」
クォヴレー「行くがいい、アルマナ。己の使命を見つけたなら…」
「あなたは私を姫である前に一人の人間として扱い、この世界の現実を教えてくれた…」
「それに反発しながらも私、嬉しかったんです…」
クォヴレー「壊れた人形とカゴの中の小鳥だ…。俺達は似たもの同士だったんだろう…」
「また会えますよね…」
クォヴレー「それはわからん…。俺もお前も先に待つのは戦いだ」
「でも、私…負けません。私だって皆さんと同じように生まれた星を愛していますから…」 - クォヴレー編第44話「鋼の戦神」より。ルリアやバランと共にバルマー本星へ一時帰還する前に、クォヴレーと交わした会話。
- 「クォヴレー!」
クォヴレー「アルマナか…」
「私に誓いなさい! あの悪魔を倒してみせると!」
クォヴレー「約束は出来んな…」
「!」
クォヴレー「だが、待っていろ。俺は俺の戦いを全うする…!」
「はい!」 - 通常ルート最終話「終焉の銀河」(クォヴレールート時)より。負の無限力を振るうケイサル・エフェスを前に絶体絶命の危機に陥りかけたαナンバーズの前に現れた早瀬未沙を始めとした援軍。その中でバルマー艦隊を率いて現れたアルマナは、クォヴレーに悪霊達の王に変わり果てたバルマーの創世神を討つことを告げる。対するクォヴレーはいつも通りだが、最後のセリフにはバルシェムだった頃とは違い、明確な感情が込められていた。
- 「それで…彼からは…クォヴレー・ゴードンから連絡はありましたか?」
ゼオラ「いえ…いまだに…」
「そうですか…」
ルリア「アルマナ様は、あの男を自らの側に置きたいと考えておられたのだ」
アラド「え…お姫さんがクォヴレーをスカウト…!?」
「はい…あの者の強い意志はこれから苦難の道を歩むであろうバルマーに不可欠なものと考えました」
「それゆえ、すぐそばで私を支えてくれるのを望んだのですが…」
「彼には、もっと大きな使命があるようですね…」 - クォヴレー編のエピローグより。