GN-X IVは『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』の登場メカ。
GN-X IV | |
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読み | ジンクスフォー |
登場作品 | |
デザイン | 海老川兼武 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦UX |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 擬似太陽炉搭載型モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | GNX-803T |
全高 | 19.0 m |
重量 | 70.6 t |
動力・推進機関 | GNドライヴ[Τ] |
エネルギー | GN粒子 |
装甲材質 | Eカーボン |
開発 | 地球連邦軍技術部 |
所属 | 地球連邦軍 |
主なパイロット |
パトリック・コーラサワー アンドレイ・スミルノフ |
概要
GN-Xをベースにアヘッド系列のデータやソレスタルビーイング号を連邦軍が接収したことで得られたソレスタルビーイングのガンダムタイプの技術を惜しみなく投入して開発されている。また、ヴェーダのバックアップやトランザムを標準装備したことで、量産機ながらCBのガンダムタイプに匹敵する高性能機となった。
頭部にはガンダムタイプを思わせるV字アンテナが設置されており、CBの世間一般での評価が変わってきたことが窺える。
また、高い汎用性も受け継いでおり機体各所にハードポイントを設置することでパイロットや状況に合わせた武装パターンで出撃することが可能であり、バリエーションは多岐に渡る。
一般機は緑色、指揮官機は銀色で塗装されており、武装選択は指揮官機のほうが選択の幅が多く設定されている。これは、あえて武装の差をつけることで、ハイローミックス的な運用をするためだったとされる。
なお、元々次期主力機はアヘッド系で決定される予定だったが、独立治安維持部隊アロウズの所業が明るみに出たことで大衆からの印象が悪化し、アヘッド系は全て没にされ後継機の開発も中止。別系統での主力機の開発が急務となったため、GN-X系が再注目されるようになったという経緯がある。
また、GN-Xの基本設計を基に高性能化をするというコンセプトで進められた。この辺りは、基本フレームは2期と同じながら高性能化がされた劇場版のCB系ガンダムと開発思想が似通っている。
劇中に登場した指揮官用の専用機は「GN-X IV (パトリック機)」、「GN-X IV (アンドレイ機)」をそれぞれ参照。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 前作の『時獄篇』では、パトリック機のグラフィックが一般機やアンドレイ機に使用されていていた為、グラフィックが従来の物に修正された。
- クロノ配下の連邦軍の戦力として何度か相対する事になるが、『UX』と違いトランザム発動も無く、スペックも大した事が無いため単なるザコである。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。原作とは違い、当初は地球連邦軍、後にノーヴル一派と対立するので一般機が敵として登場する他、第21話ではELSに操られた無人機(搭乗者はNO PILOT名義)も出現する。
- 一般兵の戦闘台詞では一般機も設定通り高性能機扱いされている事が分かるが、能力的には苦戦する要素は無い。最大射程3は最短レベルで、話が進むと徐々にHP不足も目立ってくる。オプションが無い状態とはいえ、モビルファイターかオーラバトラーのような近接機である。
- 序盤に三つ巴の状態でホウジョウ軍のライデンと対峙した際にはGNフィールドで攻撃を殆ど寄せ付けない活躍を見せたりするが、中盤ではイベント戦とはいえ加藤機関に敗退して撤退するという場面も出てくる。ちなみに、第11話でホウジョウ軍と交戦しているGN-X IVの中には、気力が上がってトランザムを撃って来るものがたまにいるので注意。
- スーパーロボット大戦BX
- 性能に関しては『UX』とほぼ同様。味方NPCの他、ゾンダーやELSに制御された機体が敵として度々登場する。クランシェとセットで出現することが多く、射程・機動力以外はこちらが上回っている。ELS戦でも出現、最初から気力が200を超えており、開幕から気力200を上乗せしたトランザムというふざけているにも程がある狂気を発動してくるため非常に危険。スーパー系ですらごっそりHPを持っていかれかねないので、殺られる前に殺るしかない。
- 付け込み所は、やはり射程。『UX』のデモンベインのアトラック=ナチャ以上に当作のスターガオガイガーのガトリングドライバーが使いやすいので、遠間からまとめて移動を封じられて射程3の置物にされる事も。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- AI操縦。本来、西暦世界の連邦軍の主力機のはずだが、ユークリッドやGN-X IIIと同じくエンブリヲの息のかかった始祖連合国やテロ組織、デンジャラスゴールド同盟といった犯罪者集団でも幅広く使われている。
- 本作でもトランザムは不採用のため、プレイヤー的にはただの雑魚。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- GNクロー
- これまでのGN-X系の機体と同様、手はクローにもなる。ただし、あくまで緊急用。劇中では使われる場面が無く、SRWシリーズでも未搭載。
- GNバルカン(頭部)
- 頭部に設置された小型のビーム速射砲。主に牽制用。
- GNバルカン(腰部)
- 腰部に設置された小型のビーム速射砲。腰部の方は口径が大きく、威力も高い。
- 『UX』では照準値低下の、『BX』では運動性低下の特殊効果を持つ。
- GNビームサーベル
- 歴代のGN-X系の機体と同様にビームサーベルが脚部に収納されているが、GN-X IVでは膝アーマーが展開することで取り出しやすくなっている。
- GNショートライフル
- GN-X IVの専用ビームライフル。取り回しや連射性に優れ、対MS戦にはこちらで対応される。腰後部やハードポイントにマウント可能。
オプション装備
- GNシールド
- GN粒子を付着させた実体盾。肩のハードポイントに設置される。裏側にはハンドグレネードを設置しているほか、GNフィールドを発生させることも出来る。
- ちなみに、両肩にシールドを装備するダブルシールドは指揮官機にしか許可されていない。劇中のパトリック機がダブルシールドで出撃。
- GNバスターソード
- GN-X IIの装備の流用。GNフィールドを纏わせながら敵を斬るので、ELSの侵食にも有効とされ急遽取り寄せられた。ハードポイントにマウント可能。
- ただし、生産数は非常に少なく、装備できたのはアンドレイ機を始め極僅かだった(標準装備になっているゲームもあるが)。ちなみに生産数が少なかった理由の一つに、ガンダムスローネツヴァイが使用していたので悪印象があったというのもある。
- NGNバズーカ
- GN粒子を用いていない実弾のバズーカ砲。砲身が伸縮する。ビーム兵器が使えない状況では非常に有効な武器となる。また、カートリッジの交換でビームとしても使用可能。ハードポイントにマウント可能。
- 劇中では両腕に2丁装備して出撃した機体もいたが、ELSにコピーされてしまった。
必殺技
- トランザム起動
- GNドライヴに秘匿されていたオーバーブーストシステム。本機の場合は、量産機でありながら標準装備に成功しており、ガンダムタイプに匹敵する力を持つに至った。発動させた際の機動性やパワーの上昇は凄まじいものを発揮する。
- 『UX』では、GNビームライフル連射→GNビームサーベルで連続攻撃→至近距離からGNビームライフル連射という流れ。ザコ機体とは思えないほど力の入った演出は必見。
- 自爆
- トランザムした際にオーバーロードさせて自爆する最後の手段。ガガ等を解析して搭載されたと思われる。劇中では多くのパイロットが自らを犠牲に自爆し、ELSの侵攻を防いだ。しかし、余りにもこの方法をとるパイロットが多かったため、以後のMSではトランザム搭載自体が禁忌となった。
特殊能力
- 剣装備、銃装備
- 斬り払い、撃ち落としを発動。
- GNフィールド
- 2000以下の全ダメージを無効化する。EN消費10。
- GNドライヴ[Τ]
- ENが自軍の行動開始前に全体ENの15%回復する。
- トランザム
- 気力130以上で移動力+1。
移動タイプ
サイズ
- M
関連機体
強化型・バリエーション機
- ジンクスIV コアファイター搭載型(SRW未登場)
- 公式外伝『機動戦士ガンダム00V戦記』(SRW未参戦)に登場。基本性能はGN-X IVと変わらないが、コアファイターが標準搭載されている。
- ELS GN-X IV
- ELSが擬態した個体。
関連機
- GN-X、GN-X III
- 基本設計はほぼ変わっておらず、この機体を元に高性能化を図るというコンセプトでGN-X系列の機体が開発された。
- 実は、このコンセプト故にパーツを交換すれば大規模な改修無しにGN-X IVになれるが、型が古くなる毎に交換するパーツの量も増えてしまう。
- GN-X II(SRW未登場)
- 公式外伝『機動戦士ガンダム00F』(SRW未参戦)に登場。多数の武装を選択する形式は、この機体から受け継がれた。
- アヘッド
- かつてアロウズで開発された主力モビルスーツ。ブースター装備等は、この機体のデータを受け継いでいる。
- スペルビアジンクス(SRW未登場)
- 公式外伝『機動戦士ガンダム00V』(SRW未参戦)に登場。スペルビアジンクスをベース機としてGN-X IVの開発が進められた。
商品情報