ナンバー
ナンバー(Number)
- 登場作品:機獣創世記ゾイドジェネシス
- 声優:---
- 所属:ディガルド武国
- 階級:一般兵
- 主な搭乗機:バイオラプター、バイオラプターグイ、量産型バイオトリケラ、量産型バイオケントロ
量産型のバイオゾイドを操縦するディガルド武国の機械兵士。意思を持ち、聞き取り難い電子音で喋る。
ディガルド軍人からは「機械兵」と呼ばれている。
見た目はユニークだが、その実態は人間への適合率の低いバイオゾイドを大量配備する為に、占領した地域の住民の魂を抜き取り機械として組み込んだ非道極まりないものであり、自分以外の人間を道具としか思っていない、ジーンの異常な傲慢さを象徴している。
ザイリンが、その正体と同郷の友人であったウィプス・ド・ザルツまでもがナンバーにされた事を知ってディガルド軍を離反し、この事実を公表した事でディガルド軍に離反者が続出。
主要な軍人達がディガルド討伐軍側に降り、ディガルド討伐軍はジーン討伐軍へと目標を変更した。
本来の設定では脳髄が組み込まれている予定だったが、子供向けとしては凄惨過ぎる為、魂という描写になったと言われている。魂を封じ込められる技術というのもある意味凄まじいが。
ナンバーの設定は彼らがゾイドコアの代用品として作られていることを示している。どんなオーバーテクノロジーをもっても、ゾイドの生物としての中心器官であるゾイドコアを機械的に再現することはできない(『ジェネシス』以前のアニメに出てきたゾイドブロックスは人工のゾイドコアと表現されるが、これはバイオテクノロジー的な意味で"人工"ということであり、生物であることには変わらない)。多くのテクノロジーが失われ、生物種としてのソイドの絶対数も激減したこの時代に、人間をゾイドコアの代用にできるということは戦闘ゾイドの量産が手軽にできることを示しており、非人道的な技術とは言えディガルドの強さを支えたのは確かである。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
余談
- ジェネシスを含むゾイドアニメシリーズでは一切語られないが、元来戦闘機獣としてのゾイドはゾイドコアを除く体のパーツをほぼ人工機械に置換しており(この結果、人が跨がれる程度のサイズが十数倍に巨大化した)、そういった意味では似通った設定を持つナンバーはある意味「人間型ゾイド」とも言えるのかもしれない。