諸葛亮孔明
諸葛亮孔明は『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』の登場人物。
諸葛亮孔明 | |
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読み | しょかつ りょう こうめい |
外国語表記 | Syokatu Ryou Koumei |
登場作品 | ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日 |
声優 | 中村正 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦64 |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
所属 | BF団 |
役職 | 最高幹部 |
概要
一流の策士でビッグ・ファイアの意思の代行者とされているが、その真意はよく分からず、十傑集からは快く思われていない。
キャラクター原案はその名の通り、横山光輝氏の代表作『横山光輝 三国志』の登場人物で、作中後半の主人公格の一人である蜀の丞相・諸葛亮孔明。服装こそ出典作とは大きく異なっているものの、トレードマークの一つである白色の羽扇も健在である。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 『64』よりも出番は多く、衝撃のアルベルト以外の十傑集も登場する為、彼らとの会話シーンも度々描かれる。諸勢力の行動や思惑を裏で見極めつつ、Dr.ヘル一派やネオ・ジオン(キシリア派)に協力し、暗躍する。本作でもGR計画の発動を目論んでいるが、その詳細はやはり謎のままとなっており、相変わらずその意図には謎が多い。彼の真の意図や裏での更なる暗躍はDC版にて明かされる事になる。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- DC版追加シナリオにて、一年戦争でア・バオア・クーから脱出したキシリア・ザビをかくまっていたことや、シュウを介してエンジェル・ハイロゥ攻略作戦をロンド・ベルとSDF艦隊に伝授していたことが明かされた。
- さらにアルベルトを送り込み、ゼーレを壊滅させるなどPS版では明かされなかった策士っぷりを披露している。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 初登場作品。中盤以降、衝撃のアルベルトとの会話シーンで何度か登場。地球人でありながらズール皇帝率いる銀河帝国に協力し、グラドスの刻印を探し出してその発動を阻止せんと目論んでいた。結局マーチウィンドの活躍によって刻印は発動するも、それも孔明にとっては「予測の範囲内」だったらしく、刻印の発動すらも「BF団の悲願の第一歩」と言い切る。その後の動向は不明。
人間関係
- ビッグ・ファイア
- 主君。SRWでは名前が語られるのみ。
- 十傑集
- 配下。彼らからは快く思われていない。が、特に気にとめてもいない。
- コ・エンシャク
- 配下。十傑集からは「孔明の犬」と呼ばれている。
- 幻夜
- 配下。彼をBF団に引きいれる。彼は自身の目的の為にBF団を利用していたが、孔明もまた彼を利用しているだけであった。SRW未登場。
- 司馬懿仲達
- 国際警察機構三大軍師の一人で、孔明のライバル。本編、SRW、共に未登場。
- 出典作の『横山光輝 三国志』では曹魏の重臣にして魏軍の大将軍(最高司令官)でもあり、やはり孔明の最大のライバルとして、西暦234年の五丈原の戦いの際に蜀軍の陣中にて孔明が逝去するまで、幾度と無く孔明と知略の応酬を演じた。
他作品との人間関係
- ズール皇帝
- 『64』ではGR計画の発動の為に彼を利用する。
- Dr.ヘル
- 『α』では彼を裏から支援していた。
- キシリア・ザビ
- 『α』では一年戦争終結直後、父・デギンを殺した兄のギレンを憎んでいた彼女に利用価値を見出し、密かに匿っていた。裏から彼女にも支援を行っていた。
- ギレン・ザビ
- 『α』ではキシリアを利用し、彼を討たせた(DC版で発覚)。
- シュウ・シラカワ
- 『α』では彼を介して、SDF艦隊にエンジェル・ハイロゥ攻略作戦を伝授した。
- キール・ローレンツ
- 『α』では昔から彼らゼーレと世界の裏で激しい抗争を繰り広げていた。DC版『α』の追加ルートでは衝撃のアルベルトに彼らを全滅させた。
- 孔明リ・ガズィ
- 同じく「諸葛亮孔明」をモチーフとするキャラ。仮に共演する事があったらややこしいことになりそうである。『UX』では彼にこっちの孔明のある台詞をパロられている。
名台詞
- 「黙らっしゃい!」
- 『地球が静止する日』6話にて、自身に不信と怒りの言葉を向ける十傑集への一喝。
- 彼の出典作である『横山光輝 三国志』でも発言する名言。因みに諸葛亮だけでなく劉備なども発言する場面もある。『UX』では孔明リ・ガズィがこの台詞を使う。
- 「ふはははは。そうだ、これでよい…。まさしく役者が揃うのだ。そう、何もかもが、私の思うが儘だ…」
- 『地球が静止する日』6話のラストにて。非常に腹黒い笑みを浮かべての台詞であり、出典作ではヒーローポジションだったとはとても思えない程の悪役全開な姿である。
- この主人公・ヒーローポジションだった出典作と違って完全な悪役として描写されている本作の孔明の扱いや設定に対し、不満を持った孔明ファンも少なからず存在した。尤も、孔明は『横山光輝 三国志』においても、撤退の足手まといになる住民を取り残そうと提案する(劉備に否定されて実行されなかった)、自分と反りが合わず反抗的な態度をとる配下の魏延を魏軍との戦闘の際に司馬懿諸共に焼き殺そうとする(この時は失敗したが、魏延は後に孔明の死後最終的に謀反を起こし、それを予見していた孔明は策によって落命させた)、周瑜や曹真の心を散々翻弄・愚弄して死に追いやったり(尤も、彼らの最期はある意味自滅とも呼べる一面もある)と、非情さや腹黒さを垣間見せる「黒い面」も度々描写されている。
- 「失敗などと!とんでもありません。よくお聞きなさい。この作戦こそ、我がBF団の悲願!『GR計画』の第一歩なのですぞ!」
- 7話、大怪球フォーグラーが消滅し、地球静止作戦が失敗に終わったことを十傑集に追及される中、そんな彼らを逆に見下し哄笑しながらの台詞。彼の真意は? そしてついに目覚めるビッグ・ファイア。この事件を切っ掛けに発生するBF団と国際警察機構との最終決戦「バベルの籠城」の結末とは? 全ては闇の中である…。
- 『64』でもグラドスの刻印を破壊するのに失敗した後にほぼ似たような台詞を吐いてBF団の役目を終えている。
余談
- スパロボとは直接関係がないが、中国歴史上の常識では本来、当時の読み方・書き方どちらでも姓+名+字と表わす事は無く、基本的に以下三種の表記が用いられる。
- 姓+名(例:諸葛亮)、
- 姓+字(例:諸葛孔明)、
- 姓+官職で(例:諸葛丞相)