御坂美琴は『とある魔術の電脳戦機』および、原作「とある魔術の禁書目録」のヒロインの一人。
御坂美琴 | |
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読み | みさか みこと |
外国語表記 | Misaka Mikoto |
登場作品 |
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声優 | 佐藤利奈 |
デザイン |
はいむらきよたか(原案) カトキハジメ(電脳戦機) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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異名 |
超電磁砲(レールガン) 常盤台のエース |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 女 |
身長 | 161 cm |
体重 | 45 kg |
スリーサイズ | 78/56/79 |
所属 |
科学サイド(学園都市) 常盤台中学 |
学年 | 2年生 |
概要
ヒロインの一人。スピンオフ作品「とある科学の超電磁砲」においては主人公を務める。
学園都市の名門女子中学校・常盤台中学に通う二年生。発電系能力を操り、学園都市から下された判定は最高の「レベル5」、更にその中でも序列3位[1]に数えられる実力者である。
美琴の通う常盤台中学は絵に描いたようなお嬢様学校だが、本人の行動パターンは一般的な女子中学生のそれで、男勝りな性格もあってお嬢様らしさは余りない。もっとも、高級品を軽い買い物感覚で買う、着替えのためだけにホテルを借りるなど、金銭感覚は一般人とは掛け離れている。
学業優秀・スポーツ万能で、人柄も竹を割ったような明るく快活な姉御肌で面倒見が良く、白井黒子を初め、多くの後輩たちから慕われている為に、名実共に「常盤台のエース」として学校内外にその勇名は鳴り響いている。また、正義感が強く悪者を見過ごせない性分のため、しょっちゅう犯罪者を現行犯拘束するなどの行動をしており、これもまたレベル5の中で美琴が特に目立つ一因となっている。スカートの下には常に体操着の短パンを穿いており、これが彼女のクローンであるシスターズと見分ける上での相違点となっており、ある意味最大の特徴ともなっている。
美琴は当初レベル1の低能力者でしか無かった自身の能力を努力によってレベル5にまで向上させ、現在の精度と出力にまで高めているのだが、超能力者であるレベル5は努力だけでは絶対に辿り着く事の許されない神の領域に近いもので、美琴自身も例外ではなく、学園都市の並列演算処理器である「樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)」の計算によって、元からレベル5になれる天才的才能を持った逸材である事を導き出されていたのが、『旧約』22巻の終盤で明かされている[2]。その為、美琴がレベル5の地位を得た努力も、「決して報われない努力」を積み重ねた結果ではなく、「最初から報われるのが約束された努力」を重ねた結果によるものとなっており、彼女が提供したDNAマップが利用されて(当時は小学校低学年で、レベル1の低能力者だった)、クローン人間である妹達(シスターズ)が大量に生み出されてしまった事にも繋がっている。
学園都市の能力者として開発を受ける過程で科学にも深く携わってきた経緯から、こと科学知識に関しては学者並みの博識振り。そのこともあってか魔術や心霊と言った非科学的なものは信じておらず、理解不能な事象もとりあえず科学に当てはめて考えようとする傾向が強い。その他の学業も総じて優秀であるが、美琴のような上位能力者は、脳内演算で能力を制御する術に長けていることが強さの秘訣の一つでもあるため、並行して知能にも優れている者が多い。一方で少女趣味的な嗜好を持つ一面があり、下着やパジャマ、ぬいぐるみのセンスなども親しい間柄の友人をして「子供っぽい」と評価された。この事は本人にも自覚があり、他人には悟られないようにしている。
ある時、自身の攻撃を手をかざすだけで打ち消して逃げた上条当麻にプライドを傷つけられたことにより、再戦のためにその行方を追う。それが美琴を取り巻く状況の変化を招く切っ掛けとなり、学園都市の暗部や魔術サイドとの抗争といった巨大な戦いと陰謀の渦中、そして自身の能力や秘密にまつわる事件にも深く関わっていくこととなる。
超電磁砲(レールガン)
学園都市で開発されて得た、電気を操る「電力使い(エレクトロマスター)」と呼ばれる系統の能力。本人の実力もあって、学園都市内に比較的数多く存在する電力使いとしては最強を誇る絶大な出力(10億ボルト以上)を発揮する。
攻撃方法は遠距離攻撃が主体で、シンプルな放電はさることながら、「物体を電磁加速で質量弾として打ち出して行う砲撃」を最大の武器としており、この「超電磁砲(レールガン)」は異名の由来にもなっている。他方、白兵戦でも電磁力で砂鉄を剣状に固めて武器としたり、戦闘訓練を受けた相手と能力を使わずに互角に格闘戦を展開するほどの身体能力を誇る。また、戦闘以外でも金属製の物体に電磁力で張り付く、あるいは逆に金属を仕込んだ物を操って盾を作ったり、電磁波を周囲に飛ばしてレーダーとして用いたり、電子機器にハッキングを仕掛けたり、電気を利用した他者の一部能力を無効化したりと、電気に関することならほぼ何でも出来るほどの応用性を誇っている。
このように非常に強力だが弱点もあり、能力を使い過ぎると激しく疲弊してしまう他、戦闘面に関してはスタンダード過ぎる点が仇となり、能力の相性次第では格下でも全く歯が立たないことがある。
当初は能力名としては「電力使い」で「超電磁砲」は異名という扱いだったのだが、その後美琴が学園都市に申請を出して正式に「超電磁砲」が能力名ということになっている。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2018年2月のイベント「幻想の中へ」期間限定参戦。ライデン "Judge Igniters"のパイロット。イベント報酬としてボイス付きパイロットパーツも実装。
- イベント内ではKMFを能力で迎撃する場面も存在する。
パイロットステータス
精神コマンド
人間関係
- 御坂美鈴
- 母親。中学生の娘が居るとは思えないほど若く美しく、美琴と並ぶと姉に間違われたこともある。余りスタイルがいいとは言えない美琴とは対照的に抜群のプロポーションを誇る。
- 上条当麻
- 自身の能力を容易く無効化して逃げた相手。リベンジを果たすために行方を追うが、これが数奇な運命へと飛び込んでいく切っ掛けとなった。冥土帰し(ヘブンキャンセラー)以外で彼の記憶喪失を最初に知ったのも美琴である。
- 白井黒子
- 後輩にして寮のルームメイト。彼女からは「お姉さま」と慕われ、熱烈な求愛を受けているが、にべもなくあしらっている。それ以外の関係は良好。
- 初春飾利、佐天涙子
- 年下の友人。黒子を介して知り合い、仲良くなった。
- 婚后光子
- 同級生。常盤台に転校してきた生粋のお嬢様能力者。当初は派閥の形成を狙う彼女にライバル視されるが、交流を経て良き友人の一人となった。
- 食蜂操祈
- 同級生。美琴と同じレベル5の一人で、精神系能力者としては学園都市最強の「心理掌握(メンタルアウト)」の使い手。他者を自在に操ることが出来るが、脳の電気信号を利用した洗脳であるため美琴には通用しない。美琴と共に常盤台の二大巨頭を成している。独立独歩の美琴とは逆に、自身を慕う生徒らを束ねて派閥を形成している。操祈は別格存在である美琴を牽制・監視しており、美琴の方も操祈との関わりを出来るだけ避けている。
- 妹達(シスターズ)
- かつて提供された美琴の遺伝子から生み出されたクローン。感情の起伏が少ない機械的な性格で、2万人近く造られた。美琴の能力を再現した兵員として利用する計画のためだったが、その足元にも及ばない出力[3]しか発揮出来なかったため、計画は凍結されていたはずだったが…。能力の応用で「ミサカネットワーク」と呼ばれる電磁ネットワーク網を形成しており、全員がそれらを共有して繋がっている。ちなみに、美琴とは異なり縞パンを穿いている。
- 打ち止め(ラストオーダー)
- シスターズの末妹。現在の美琴と同年代で生み出された姉たちとは異なり、幼少期の幼い姿で生み出された。ミサカネットワークの統括存在として、他のシスターズとは異なる力を持っている。
- 番外個体(ミサカワースト)
- 打ち止めの後に造られたシスターズの番外個体で、一方通行を抹殺、または精神的苦痛(助けようとした際に彼の目の前で自爆するように細工を施されている)を与えるためだけに造られた存在。
- 一方通行
- 戦った相手。学園都市トップの「レベル5」でも最強の能力者。ありとあらゆる攻撃をその能力に無効化され、全く歯が立たなかった。
- 麦野沈利
- 学園都市最強トップ「レベル5」序列4位の女子学生。電子を不安定な状態にして生み出した破壊的エネルギーを操る「原子崩し(メルトダウナー)」の使い手。暗部組織『アイテム』のリーダーで、シスターズを救うために学園都市の陰謀を探っていた美琴の前に部下と共に立ちはだかり、熾烈な激闘を繰り広げた。麦野の方が順位は下だが、元より攻撃に特化した能力と暗部の一員として戦闘慣れしていたため、優勢に立ち回っていた。好戦的だが後に美琴が追っていた計画の詳細を知ると、その非道さに腹が立ったらしく、美琴を放っておく事にした。
- 海原光貴(エツァリ)
- 上条の周辺の人間関係を調査するために、本物の海原光貴になりすまし御坂と接触しようとしたアステカの魔術師[4]。
- 調査の名目ではあるものの御坂に対しては明確に好意を抱いている。
- インデックス
- アニメ2期(原作単行本10巻)において遭遇し、以降もちょくちょく交流がある。インデックスからは「短髪」という仇名で呼ばれ、こっちも名前を知らないので「ちっこいの」呼ばわりしている。
名(迷)台詞
- 「ったく、何やってんのよアンタ。不良を守って善人気取りか、熱血教師ですかぁ?」
- 不良に絡まれている自分をみて助けに入った上条を追いかけて。ただし助けたのは御坂のほうではなく、返り討ちにあうのが見えていた不良たちの方だった。
- 結局その不良たちは御坂にボロボロにされてしまい、上条の頑張りは水泡と帰した…。
- ちなみに、漫画版『とある科学の超電磁砲』のみ、レベルアッパー事件とリンクしており、レベルアッパーの情報を手に入れようと不良たちと交渉している最中に上条に乱入されている。
- 「ちぇいさー!!」
- ある自動販売機に対して。この自販機はバネが緩んでいるらしく、お金を入れても飲み物が出てこないため御坂は毎回蹴りを入れてジュースを出している。
- 明らかに犯罪なのだが、風紀委員の黒子が目の前にいてもお構いなしにやっている。
- 「無視すんなやゴラァァァ!!」
- 自身に付き纏う海原光貴を引き離すため、偶然見掛けた当麻の彼女のフリをして逃げようとした際、その意図どころか存在にすら気付かず無視して立ち去っていくところへ、タックルを仕掛けながら発した台詞。美琴を象徴するネタ台詞の一つとして愛されている。
- 余談だが、『とある科学の超電磁砲』で彼女は同じような手段をこれ以前にも使っている。よく不審がられなかったものだ…。
- 「生きてるんでしょっ! 命があるんでしょっ! あんたたちにも!」
- 「自分たちに存在価値はない」と言うシスターズの一個体に対して放った台詞。自身の妹とも言える少女たちのために、学園都市を敵に回すような行為をしてまで駆けずり回った美琴の、シスターズへの想いが吐露される。
- 「今、コイツの視線が30㎝下に落ちた気配を感じたっ!!」
- 大覇星祭で上条が食蜂と邂逅して。御坂は知らないが、上条はスケベ心から視線を落としたわけではなかったりする。
- 「あいつが…遠いッッ!!!」
- 新約にて。魔神の一人、僧正から上条の足手まとい扱いをされ、上条本人からフォローされるもその後の常識を超えた出来事についていけず、自分の無力さをかつてないほどに痛感してしまう。
搭乗機体
- ライデン "Judge Igniters"
- 「とある魔術の電脳戦機」において乗り込んだ機体。黒子、初春、佐天と「Judge Igniters」というチームを組んで衣装と機体のカラーリングをお揃いにしている。
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