食蜂操祈

2020年10月5日 (月) 18:41時点におけるエンドラン (トーク | 投稿記録)による版

食蜂操祈は『とある魔術の電脳戦機』および、原作「とある魔術の禁書目録」のヒロインの一人。

食蜂操祈
読み しょくほう みさき
外国語表記 Shokuho Misaki
登場作品

とある魔術の電脳戦機

  • とある魔術の禁書目録(原作)
声優 浅倉杏美
デザイン はいむらきよたか(原案)
カトキハジメ(電脳戦機)
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
SRWでの分類 サポートユニット
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プロフィール
異名 常盤台の女王
種族 地球人(日本人)
性別
所属 科学サイド(学園都市)
常盤台中学
学年 2年生
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概要

学園都市の名門女子中学・常盤台中学に通う2年生女子。7人しか存在しない最強の「レベル5」に数えられる能力者の一人で、精神系能力者では最強の「心理掌握(メンタルアウト)」を有する。やや癖のある金髪のロングヘアに中学生離れしたプロポーションを持ち、瞳の中には常に十字型の光(漫画的表現で「しいたけ」)があるが、これは生まれつきのものらしい。単語の隅に「~力」と付ける独特な話し言葉で喋る。常盤台中学では多数の生徒を従えて一大派閥を形成しており、「常盤台の女王」の異名を取っている。

明るくノリの軽い親しみやすい印象を与える雰囲気だが、その実「協力者の真意は能力で必ず確認する」というほど用心深く猜疑的な性格で、腹黒い内面を有している。面倒事を洗脳した他人に押し付けて処理するなど私欲に能力を用いることに躊躇いがない一方、必要以外では無為な能力の使用を避けており、利己的ではあるが周囲への気配りがないわけではなく、自己や能力の抑制もきちんと行っている。また、裏では暗部に関わってしまった人間を能力を使って救い出すなど、根っからの悪人ではない。そういうこともあってか、彼女の下に集まっている派閥下の生徒たちも洗脳して味方に付けたわけではなく、「私欲で容赦なく洗脳するし、駒としても使う」と言明してもなお純粋に彼女を慕って協力し、操祈もそんな彼女らを満更でもなく想っている(宣言通り洗脳してパシリに使う程度は度々行っているが…)。基本的に大抵のことは能力を使って人にやらせているためか、自分から動くことはほとんどない。それはもう体力面にも悪影響を与えるレベルで、壊滅的な持久力の無さ加えて「超」が付くほどの運動音痴と、身体能力は非常に低い。

心理掌握(メンタルアウト)

精神系最強の能力であり、それに関わる事柄であれば凡そ出来ないことはないとされる。洗脳、深層意識にまで及ぶ記憶の読み取りと改竄、相手を発狂させたり鎮静させたりする精神状態の操作などなど、考えるだに恐ろしいことを周囲の人間に対して多数同時に行使してみせることも、操祈にとっては朝飯前である。その強大さと危険性は操祈自身も自覚していることであり、同時にその汎用性の広さと複雑さ故に意識面でも機能面でも能力にセーブを掛けて運用しており、必要以上の能力の伝搬や演算の負担を抑制している。その一環として多数の特殊なリモコンを愛用のバッグに入れて持ち歩いており、洗脳や記憶の読み取りなどのよく使う効果はこれで手軽に発動出来るようにしている。能力自体に純粋な攻撃力が一切ないことが弱点と言えば弱点だが、精神干渉で相手を無力化できる効果の前にはほぼ無意味であり、いざとなれば周囲の能力者を一斉に操って味方にすれば攻撃力の無さも強引に補うことが可能。ただし、精神干渉は脳の電気信号を利用した仕組みであるらしく、その絡繰りを知る電力使い最強の御坂美琴に対しては「電磁バリア」で干渉をシャットアウトされてしまうので一切通用しない。

能力を応用すれば記憶はおろか外部情報の改竄も容易いため、実際のところ操祈の経歴には怪しいところも多い。経歴上は中学二年生でも、それすら本当かどうか疑わしいと本人もほのめかしている。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。2018年2月のイベント「幻想の中で」期間限定参戦。SSRサポートユニット。

ステータス

サポートアビリティ

蜂の巣食らい(ハイヴ・イーター)
SSR。敵を倒すごとに攻撃力アップ。

人間関係

御坂美琴
自分と同じレベル5の同級生。彼女の「電磁バリア」によって心理掌握による精神干渉が一切通用しないため、単独では相性が悪い相手だが、スタイルの格差という意味では美琴の天敵。本人にその気は一切ないが、自身の地位を脅かすことの出来る身近な存在として警戒しており、有望なレベル4の転校生である婚合光子と仲良くなった際には、他の生徒たちを洗脳して一斉に差し向けることを示唆して牽制を行っている。本人からも関わりを避けられている。
白井黒子
後輩。要注意人物として警戒されている。一方で食蜂側は黒子の精神性を「稀少力のカタマリ」と非常に高く評価しており、自らの派閥に引き抜きたがる様子を見せている。
上条当麻
当初は面識が無かったが、「とある科学の超電磁砲」で大覇星祭の時に対面。その後、大覇星祭の裏で起こっていた事件の解決に協力を呼びかけた。
その後の「とある魔術の禁書目録」では暴徒化した常盤台の女生徒から追い回されていた彼と協力して騒動を鎮圧したりしている。
…となっているが、実際には彼がインデックスが出会う一年以上前に接触しており、交流を経ていくうちに想いを抱いていく。しかしある事件で重症を負った彼を救うために能力を使った結果、当麻は食蜂操祈の事を記憶する事が(それまでの分のみならず、以後再会しても)出来なくなっている事が「新約 とある魔術の禁書目録」で付け加えられている。
余談だが、この時期の操祈のスタイルは現在の美琴と対して全く変わらない。つまり1年程度で大きく成長したことになる。
帆風潤子
操祈の派閥に属する先輩。年上だが操祈に憧れを抱いて尊敬しており、派閥内ではその側近的立場にある。本人もレベル4の優秀な能力者。美琴とも仲がいいが、操祈に対する価値観は合わない。
初登場時点から長らく名前が公開されなかった"縦ロール"。スピンオフ漫画の主人公の一人。
ドリー
妹達(シスターズ)の最初期のプロトタイプにあたる個体。操祈の過去に深く関わりを持っている少女。
木原幻生
木原一族の一員。一族でも中心的存在の一人で、数々の非道な実験を主導してきた冷酷無慈悲なマッドサイエンティスト。学園都市内の数々の事件で裏からを手を引いており、劇中でも操祈と死闘を繰り広げた。
警策看取
操祈よりも以前にドリーの相手役をしていた少女。ドリーの体に埋め込まれた機械を偶然見てしまってから、ドリーの前から姿を消しまいドリーから「嫌われたのでは」と語っていたため、食蜂は当初『ドリーを見捨てた薄情な女』だと思っていた。
実際はドリーのことで不信感を抱き研究者に抗議するものの聞き入れられることはないままドリーと引き離されたというのが真相で、それを知った食蜂から後に共闘を持ち掛けられる。
蜜蟻愛愉
食蜂操祈に激しい憎しみを抱く少女。
食蜂と同じ精神系の能力者だったが、『素養格付』によってレベル5への時間割から切り捨てられたことを知り、自殺を図る(未遂に終わったが)。
しかしそのことで食蜂を恨んでいたわけではない。実は彼女は上条当麻と面識があり、かなり親しい間柄だった様子。しかし、自殺未遂の当時、上条の携帯が食蜂とぶつかったことで食蜂の荷物に紛れてしまい、連絡手段を失った上条は蜜蟻の自殺を止めることができなかった。あまつさえその原因である食蜂は上条と仲良くなっていったため、彼女の怒りを買ったというのが本当の理由である。

名台詞

「自分が当事者になったら王子様に見えるんだから、女って勝手よねぇ」
『とある科学の超電磁砲』より。能力で心を読まなければ信用できないとうそぶく彼女が、駆けつける上条を見つけた途端に敵地にもかかわらず緩み切った笑顔での独り言。自分の力が効かないはずの上条を信頼している心情がにじみ出ている。
その後、小説本編で改めて二人の過去が明らかになった。
「操作力…必要かしらぁ?」
同じく、大覇星祭の騒動が終わった後、食蜂からドリーの妹の救出を持ち掛けられた際、自分の能力で操れば済むのではと聞かれて。彼女がドリーを救いたいと思う気持ちを十分に理解している食蜂にとって、心理掌握は使うまでもないことを理解していた…。

搭乗機体

エンジェラン "Hive Eaters"
「とある魔術の電脳戦機」において乗り込んだ機体。SRW未登場。

余談 

・原作第1巻に常盤台の精神系能力者の存在が上条の口から言及されているが、初期も初期な上に現行の設定からして上条側には面識がないと思われる。

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