プラン1055 ベリアル

2020年1月30日 (木) 21:19時点におけるCobalt (トーク | 投稿記録)による版

プラン1055 ベリアルは『フルメタル・パニック! (原作小説版)』の登場メカ

プラン1055 ベリアル
外国語表記

Plan-1055 Belial

デザイン 海老川兼武
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 アーム・スレイブ
動力 パラジウムリアクター
開発者 レナード・テスタロッサ
所属 アマルガム
パイロット レナード・テスタロッサ
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概要

レナード・テスタロッサが搭乗するアマルガムAS

ラムダ・ドライバ(ΛD)の搭載機であるが、実質的にレナードの専用機として扱われている。これはウィスパードがラムダ・ドライバを発現するのが通常人より有利なことを機体仕様に反映した、言ってみれば「ウィスパード専用AS」であるため。ラムダ・ドライバの力場をほぼ自由自在に操ることができ、あらゆる行動に力場の補助を乗せるため、格闘戦・射撃戦・防御能力に至るまで規格外の性能を発揮する。

外見上の特徴としては、翼を有していることが一番大きい。この翼はΛDを利用した飛行システムの媒体であり、物理法則を無視した、まさに変幻自在というべき三次元機動が可能となっている。ARX-7 アーバレストARX-8 レーバテインと同様にツインアイのメインセンサーを装備し、頭部には左右非対称の角がある。武装についてはほとんどわかっておらず、背中にあるとされる謎の兵器のほかには、左腕の40mm機関砲と、ΛDを使用した砲撃兵装「アイザイアン・ボーン・ボウ」のみが明らかとなっている。

「1055」の番号が示すとおりプラン1056 コダールよりも前に設計された機体であり、武装も最低限のものだが、レナードの能力により最強クラスの力を発揮し、素手でアーバレストを完膚無きまでに破壊できるほど。レーバテインに対しても飛行可能による優位性、更にアイザイアン・ボーン・ボウの追加によって終始優勢だった。レーバテインが勝てたのは相良宗介アルによる巧みな連携とレナードの動揺による隙あってのものであり、間違いなく作中最強のASと言える。

機体名の由来はソロモンの72柱の悪魔の一体「ベリアル」から。なお、ベリアルは元は高位の天使であったが、罪を犯したことによって堕天使となった過去を持つ。本機が翼を持っているのは、名称の元となった悪魔(堕天使)の経歴に由来するものだろう。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
初登場作品。原作どおりレナード機として登場。
初登場時のHPは1万にも満たないと言うザコ量産機かと見紛うばかりの低さだが、XAN-斬-以来となる全ダメージ90%減+貫通不可と言うとんでもない特殊能力を所持している(ただその前の話でベル70HP10万以上×3と戦わされる為、人によっては物足りないと感じる場合も…。宗介やアーバレストの強化が十分であれば逆に返り討ちにしてしまうことも可能)。
最高クラスの運動性・照準値を持ち各武装の命中率補正も高く、レナードが天才持ちである為攻撃を当てるのは至難の業。
ただ宗介を優先的に狙うと言う思考ルーチンに加え、決戦となる第41話では2機の使徒を撃墜しなければ出現しない(SRポイントの条件も使徒の一撃撃破)分下準備が間に合うため、案外対策は容易。脱力でガードを無効にしつつ、熱血や魂込みの攻撃を連発して早々に退場してもらおう。
今回は原作と異なり、最後は宗介がキリコから借りてきたアーマーマグナムで粉砕される。

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
宇宙世紀世界ルート第28話で初登場。その時点でのレナードは底力を持っていないとはいえ、それまでの敵とは比較にならない高HP(HP8000だが、実質80000)に面食らうことになる。また、第35話では宇宙にも登場し、ネームド敵が多いステージなのと、レナードが底力を習得しているので体感的にはかなり手強い。
通常・困難どちらのルートでも50話が最後の戦いとなるが、この時点では自軍戦力の充実もあり然程の脅威ではない。強いて言うなら、同時に登場するヒステリカ夜天光への対策を温存しておく程度か。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
ボスユニットとしての登場を経て、2019年1月のイベント「帰らぬ日々」にてバトルユニット化。大器型SSRブラスター。
フルメタ系の例に漏れずECSにより射撃攻撃が当たらない。また、味方強化のバフも持つためN27Dの援護役に最適。アリーナでは自身の後方に命中と軽減40%という強力なバフをかけ、自身は隠密でターゲットにならないため、月初に実装されたグレートゼオライマーのパサーとして猛威を振るった。ただし自身の戦闘能力はさほど高くないため、範囲必殺に巻き込めば割合あっさり倒すことはできる。
2020年1月の「NEO COMERガシャ」にて大器型SSRシューターが追加。隠密状態を含め配置を無視した攻撃が可能となる「狙撃」付与Vアビリティを有する初のユニット。高火力・タフネス無効の必殺技に加え、初ターンのみ必中状態なので任意の敵を落とすのに最適。

装備・機能

武装・必殺武器

40mm機関砲
左腕に内蔵された機関砲。
手刀
ラムダドライバにより発生した力場を利用しており、ASの装甲を容易に貫く威力を持つ。
アイザイアン・ボーン・ボウ
レーバテインに対抗するため装備された兵器。ラムダ・ドライバの力場を矢として射出するクロスボウであり、速度は射出即着弾という恐るべきもので、これに対した宗介は「見えない矢を防御するイメージ」が出来ず苦戦を強いられた。最終的にはデモリッション・ガンとの打ち合いに競り負け破壊された。
天獄篇では射程3~10と大ボスクラスに匹敵する長さを持つ。レナードは宗介を優先的に狙ってくる為射程外に居座るのは危険。

特殊能力

オールキャンセラー
ラムダ・ドライバ
オムニ・スフィアから直接力を引き出している為か性能は桁外れ。
何と気力制限無しで全ダメージを90%軽減すると言う凶悪な性能。しかもバリア扱いではないため、直撃バリア貫通、マキシマムブレイクでも無効化できない
もっとも、これを考慮して本機のHPは低く設定されているため、無効化できてしまえばただのザコなので当たり前と言えば当たり前であり、事実上原作再現のためだけの能力と言える。

移動タイプ

/
ラムダ・ドライバのフル稼働により、ASでありながら飛行可能。

対決・名場面

ARX-7 アーバレスト
ARX-8 レーバテイン

余談

  • 漆黒の機体、量産度外視の高性能機、頭の二本角、背中に一対の翼があり飛行可能、手刀で攻撃、脳波を検知して機体制御に反映するシステムと、「機動警察パトレイバー」のグリフォンを彷彿とさせる機体となっている。そのグリフォンはブラックオックスという更なる元ネタがあり、往年の名デザインである。

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