スペシネフ "Rusty Blood"
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スペシネフ "Rusty Blood"は『とある魔術の電脳戦機』の登場メカ。
スペシネフ "Rusty Blood" | |
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外国語表記 | SPECINEFE Rusty Blood |
登場作品 | とある魔術の電脳戦機 |
デザイン | カトキハジメ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 |
G55型バーチャロイド 怨恨呪詛的暗殺機体 |
生産形態 | 専用機 |
型式番号 | RVR-87/VSL |
OS | M.S.B.S.Ver.55.55 |
主なパイロット | 一方通行 |
概要
第2世代型VR「スペシネフ」をベースにした機体。原型機とはカラーリングが異なっている。
原型機となったスペシネフは、端的に言えば「パイロットの『憎しみ』の感情を増幅させ、機体性能を無理やり引き上げる」「機体側の精神汚染作用にパイロットが長時間は耐えきれず、猛烈なストレスでパイロットが発狂死する危険性がある」という危険極まりない機体であり、限定戦争を運営する「国際戦争公司」の要請で性能にリミッターをかけられた曰く付きのVRなのだが、一方通行の機体はそのリミッターを取り外しており、暴走の危険性が飛躍的に高まっている。 しかし、この機体は新型OSとミサカネットワークの力を組み合わせることで機体の持つ怨念を強引に抑え込み、原型機を上回る出力を獲得しつつ安定性も確保している。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。SSRファイター。例によって2回の限界突破で大器型が入手できる。
- スペシネフだけあって攻撃力と運動性は高いが、HPは低めで装甲に至っては非大器のリアル系SSRと大差ない。それでいてファイターなので真っ先に切りこむ上に防御系アビリティを持たないというかなりピーキーな機体。通常攻撃ヒットで攻撃力が上がっていくほか装甲ダウン付与を持つため、とにかく「やられる前にやる」が基本戦術となる。
- アリーナではHP満タン時に限り20%で耐えるうえ確定反撃+HP回復付きの3回連続攻撃を持つため、開幕必殺編成に強い。単発攻撃ではまず落ちないため、状態異常の耐性を上げれば闘滅モードのボス戦で強力な壁役として機能する。反面、HPが満タンでなければ非常に脆いので、通常戦闘では乱舞型必殺を食らうと瞬殺される危険性も。
装備・機能
武器・必殺攻撃
- アイフリーサー
- 大型のランチャー。テムジン707のスライプナーと同様の、変形機構を搭載した複合武器。
- 通常時は単発のエネルギー弾を放つランチャーとして機能し、ターボ攻撃で銃身を伸長させ、相手の装甲に突き刺さり追加ダメージを与えるクギのようなエネルギー弾を放つ。
接近戦時は大鎌に変形。また大鎌の状態でも巨大な衝撃波を放つ武器として機能する。 - 人魂[1]
- 左腕から放つ、揺らめく炎に似た人魂のような見た目のエネルギー弾。ゆっくりと相手を追尾する。
ターボ入力して放つと、ホーミングしながら時間経過で巨大化する大きなエネルギー弾を放つ。 - EVLバインダー
- 機体の背中に装備された翼状の武装。
- バインダーは、起動中の事故でパイロットの精神を取り込んでしまったバーチャロイドの中枢部「V-ディスク」を破砕した構造材で作られており、このバインダーが前述した、パイロットの憎悪を増幅する役割を担っている。憎悪に取り憑かれたパイロットは精神が極度に偏向することで、機体との同調率「V-ポジティブ」を高めることが出来るが、パイロット自身が強烈な憎悪に耐えきれず、長時間の搭乗は死を意味する。
- EVLスクリーマー
- バインダーを合体させた、巨大な手裏剣状の武器。機体から切り離され、本体と独立して飛翔、相手を切り裂くブーメランのような武器として機能する。
『オラタン』『フォース』では、一部のターボ近接でスクリーマーを掌の上で回転させ、直接斬りつけるモーションがある。 - 封印弾/封印レーザー[2]
- バインダーから放たれるエネルギー弾。R・Lトリガーに対応しており、相手にヒットすると一定時間対応したトリガーの武器を封印する。
また、両ターボ両トリガーの同時押しで、相手のセンターウェポン(CW)を封印するレーザーを発射する。 - 『オラタン』では左ターボに割り振られていたが、『禁書VO』では左ターボの廃止に伴い、空中ターボ攻撃でこの攻撃が発動する。
『オラタン』での封印レーザーは武器の属性の特殊さから、行動のスキを消すテクニック「スーパーキャンセル」の起点として用いられることのほうが多かった。
- マニピュレーター
- スペシネフのマニピュレーターは巨大な爪の形になっており、武器として相手を切り裂くことが可能。
同様に脚部にもブレード状の部品があり、『オラタン』では一部の近接でこのブレードを使って相手を攻撃する。 - ブーストウェポン
- 敵機を吸い寄せて行動を制限する漆黒の巨大な球状エネルギー体を生成する。
移動タイプ
サイズ
- M
関連機体
- RVR-87 スペシネフ
- ベースとなった第2世代型バーチャロイド。
- マッドサイエンティストであるRNAの技術者・アイザーマン博士が作り上げた機体で、機体パフォーマンスを引き上げるために前述のような非人道的な機能を組み込んである。
- EVLバインダーのもたらすVポジティブ増幅効果により機体性能は確かに高かったのだが、「防護措置を施していない人間は、機体に近づくだけでも発狂してしまう」「敵味方関係なく精神汚染してしまうため、味方のVRと連携できない」「パイロットの消耗が早すぎるため、一機のスペシネフに多くの交代要員が必要」「EVLバインダーが最大稼働すると圧倒的な性能を発揮するが、機体もバインダーの負荷に耐えきれず13秒後に自壊する」と、強さを代償にまともな兵器としての運用が不可能だったため、目立った戦果は残せなかったという。
- EVLバインダーのあまりにも凶悪な精神汚染作用は問題視され、後に国際戦争公司の要請でリミッターがかけられて圧倒的な性能は失われたものの、上記のリスクも同時に軽減され運用のハードルが下がったため、それ以降はRNAのいち戦力として前線に投入された。その異形のビジュアルにより、RNAの人気機体として名を馳せたと言われる。
- バインダーのリミッターはパイロットが自分の意志で外すことが可能で、これは『オラタン』でも隠しコマンド「デスモード」として実装されている。デスモード中は一切のダメージを受けないが、設定通り13秒経過すると体力にかかわらず自壊して敗北し、デスモード中にタイムアップを迎えると体力の有利不利に関わらず相手の勝利となってしまう。
- 『禁書VO』世界のゲーム「バーチャロン」でのスペシネフは、機体の持つ怨念を最適化して安全性を高めている。
- 第六工廠八式壱型 景清(カゲキヨ)
- 第3作『フォース』に登場する、鎧武者を模した第3世代バーチャロイド。
- スペシネフ開発のノウハウを応用した機体で、実在の武将・平景清の怨念をサンプリングした思念をVディスクに蒸着し、機体性能を高めたという、スペシネフに負けず劣らずのトンデモマシン。
- しかし、そのトンデモさに反して「発狂や自壊のリスクを軽減しつつ、既存のアイザーマン系列機のような性能の偏りのないハイバランスな機体」として前線での評判は高かったという。
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