スーパーモード(Super Mode)とは、『機動武闘伝Gガンダム』に登場するシステム。
概要
ノーマルモード、バトルモードに続く『シャイニングガンダム』第3の姿。
搭乗者であるドモン・カッシュの「怒り」が頂点に達したとき、その感情をエネルギーに変換することで、最大パワーを発揮出来るこの形態へと変形する。初期のこの状態は「怒りのスーパーモード」とも呼ばれ、凄まじいパワーを誇る反面、怒りに取り付かれたドモンは戦士として必要不可欠な冷静さを欠いた隙の多い状態となり、それに伴って機体エネルギーの無駄な消耗も激しくなってしまうという諸刃の剣でもあった(ライゾウ・カッシュ博士は、ミカムラ博士が開発したこの感情エネルギーシステムの欠点をいち早く見抜いていた)。
その後、ギアナ高地での修行及びシュバルツ・ブルーダーの助言と特訓によりドモンが明鏡止水の境地を体得、冷静さを失わない「真のスーパーモード」の発動を成功させている。この姿になったときは、「怒りのスーパーモード」では手も足も出なかった東方不敗マスター・アジアの駆るマスターガンダムを逆に圧倒し、デビルガンダムに致命傷を与えるほどの戦闘力を見せた。
ゲームでの扱い
上記の通り、感情エネルギーシステムによる機構としてのスーパーモードはシャイニングガンダムにしか搭載されていないが、ゴッドガンダムとの対決において他シャッフル同盟のガンダム4機及びマスターガンダムも真のスーパーモードを発動させた(おそらくはパイロットのガンダムファイターたち自身の力によるもの)と思われる描写があるため、ゲームではこれらの5機にもスーパーモードが備わっている場合が多い。
このためかスーパーモードは作品によりユニットの特殊能力であったり、パイロットの特殊技能になっていたりと扱いは一定せず、ユニット・パイロット能力の画面で表示されないことも少なくない。
しかし元々作中でドモン以外にこれらの金色形態が真のスーパーモードと呼ばれたことはなく、むしろドモンが金色に輝くボルトガンダムを見て「ハイパーモード?!」と驚愕していた。このことから厳密には彼等の形態も同様にハイパーモードと公式からは認識されているようで、当時の賞品でもハイパーモードとされていた。
そのためか、近年の作品では、新シャッフル同盟の機体やマスターガンダムらも、同形態は「スーパーモード」ではなく「ハイパーモード」として扱われている作品が多い。
第2次スーパーロボット大戦G
- イベントでシャイニングガンダムが各性能の強化されたシャイニングガンダムスーパーモードに変化、以後は常にこの形態で戦うことになる。
新スーパーロボット大戦 / スーパーロボット大戦F完結編
- イベントのみの能力。
スーパーロボット大戦64
スーパーロボット大戦A
- 気力120以上で発動。「シャッフル同盟」パイロットの格闘、射撃、反応、回避、命中、技量の各能力値+10。ユニットの移動力+1、運動性と限界+10、装甲が+100、武装が追加、空以外の地形適応がA、機体名称(機体によってはグラフィックも)が変化。
- 隠し能力扱い(説明書には記載されている)で、ユニット、パイロット能力画面では確認できない。
スーパーロボット大戦IMPACT
- 気力130以上で発動。シャイニングガンダム専用能力でグラフィックが変化し限界が+10、武装が追加される。他シリーズより強化幅が小さいのは明鏡止水技能でのパワーアップが別カウントになっているため。このため同技能を持たないレインではスーパーモードを発揮させても性能的にはほとんど強化されないが、武装面では合体攻撃が解禁される。
スーパーロボット大戦R
- 気力120以上で発動。「シャッフル同盟」パイロットの格闘、射撃、防御、回避、命中、技量の各能力値+10。ユニットの移動力+1、運動性+10、装甲+100、機体名称(機体によってはグラフィックも)が変化。
- Aと同様、隠し能力扱い(説明書には記載されている)で、ユニット、パイロット能力画面では確認できない。
スーパーロボット大戦MX
- 気力120以上で発動。「シャッフル同盟」パイロットの格闘、射撃、回避、命中、反応、技量の各能力値+10。ユニットのHP+200、EN+50、運動性+10。海以外の地形適応もA。パイロット側の特殊技能になっている。
スーパーロボット大戦J
- 気力120以上で発動。「シャッフル同盟」パイロットの格闘、射撃、防御、回避、命中、技量の各能力値+10。ユニットの移動力+1、運動性+5、装甲+50、機体名称(機体によってはグラフィックも)が変化。MXと同様、パイロット側の特殊技能になっている。