小楯保は『蒼穹のファフナー』の登場人物。
小楯保 | |
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読み | こだて たもつ |
外国語表記 | Tamotsu Kodate |
登場作品 | |
声優 | 高瀬右光 |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
年齢 | 39歳 |
所属 | 竜宮島・アルヴィス |
役職 | メカニックチーフ |
概要
小楯衛の父。アルヴィスの武器開発を担当するメカニックにしてチーフ。
衛のために島で唯一の漫画家となり、素性を隠して「大粒あんこ」というペンネームで漫画『機動侍ゴウバイン』を執筆している。また、第二種任務として銭湯を経営する。
衛の死を目の当たりにした結果呆然自失の状態に陥り職場放棄してしまうが、その直後のイドゥンの襲撃の際に妻の千沙都と部下の手塚が死亡してしまう。
「自分がいなかったために」という思いに囚われて復讐の鬼と化してしまいそうになるが、最終的には史彦たちの説得を受け入れ、ミョルニアよりもたらされたデータを元にジークフリードシステムの改造を成功させる。
劇場版では欠番機を除く全てのファフナーの修復を成し遂げたものの、妻子を失った心の傷は癒えておらず、酒浸りの日々を送っている。
登場作品と役柄
いずれの作品でも条件を満たせば衛を生存させることができるため、保もまたスパロボ補正に助けられた人物の一人であると言えなくもないだろう。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- スーパーロボット大戦UX
- 時系列の違いにより、原作より遥かに短期間でファフナーの修復を成したことに。
人間関係
名(迷)台詞
- 「ああ、そうそう。これ、頼んだよ。大切な本だからね」
- 第1話「楽園~はじまり」より。保の初台詞。竜宮島に帰還した総士に「冲方書房」と書かれた包装紙の中に入った本を手渡して。
- 余談だが、包装紙に印刷されている「冲方書房」の由来は、『蒼穹のファフナー』シリーズの脚本家である冲方丁(うぶかた・とう)氏からである。
- 「この漫画、面白いか?」
- 第3話「迷宮~しんじつ」より。宿題をしているふりをして大粒あんこ作の漫画『機動侍ゴウバイン』(第23話「必殺の円月斬」)を隠れて読んでいた息子・衛に対して。
- 父親・保から怒られると思っていた衛は小さな声で「うん」と返答するが、保は満足げに立ち去った。
- 「うるさい! 締め切りは明日なんだ」
- 「衛にファフナーのパイロット候補生として参加させる件を伝えたの?」と何度も問う妻・千沙都に対して。
- 保はその不安をかき消すかのように、締め切りが迫っている仕事(作画)に没頭するのであった。
- 勘の良い視聴者ならば、この時点において前述の台詞と合わせて「保と漫画『機動侍ゴウバイン』には、何か関係が有る」と察していたであろう。
- 「さあな。自分たちで調べたらどうだ?」
- 第15話「記憶〜さけび」より。人類軍に竜宮島を占領された際、3機のノートゥングモデルを見た人類軍兵士に更なる機密を公開を求める際に。
- 「うちに帰っていいか? 原稿の締め切りがあるんだ」
- その事に怒った兵士に胸ぐらを掴まれても臆することはなかった。
- なお、この台詞だけではわからないが、保こそが漫画『機動侍ゴウバイン』の作者「大粒あんこ」その人であるため、その伏線とも取れる。
- 「売れるのか? コレ」
- 第20話「燈火~ともしび」より。縁日において史彦が売っている奇妙な形の器を見て。この台詞の直後に史彦が「売れん!」と返すところが笑いを誘う。まあ、一人買ってくれたが…。
- 「次号は作者都合によりダメかもしれないが、続きは必ず読める」
「そりゃおまえ、ゴウバインは俺が描いて…」 - PSPのゲームにおける台詞。島が破壊されて次号のゴウバインが読めないと嘆く息子を慰める父だが、危うくばらしかけている。実にいい父親である。
- その後で一騎は「あの親子は…一体」と言っているが、他人から見れば真壁親子も相当なものだと思われる。
スパロボシリーズの名台詞
- (衛…ゴウバインを読むたび、きっとみんな、お前を思い出す)
(おまえがここにいたことは、みんな、いつまでもわすれないんだ…) - 『UX』のEDにて、「島を護るために逝った息子のために『ゴウバイン』を描いてやりな」と西尾に背を押されて。
- 『機動侍ゴウバイン』は、息子・衛がこよなく愛している漫画。そんな彼の存在をいつまでも忘れないためにも、保はその活動を再開したのであった。
- 「ああ、任せとけ!」
- こちらは衛が生存した場合。自分が『機動侍ゴウバイン』の作者であることを今まで隠したことを衛に詫びたが、彼はそれに意を介さず「『ゴウバイン』のおかげで強くなれた」と感謝の言葉を述べた後に、新作の執筆を望んだ衛に保は力強く答えた。
- 容子と同じく、今作において救われたといっても良いだろう。そして、衛を喜ばせるためにも、漫画家「大粒あんこ」としての活動を続けるのだから。