宇宙の騎士テッカマンブレード
- 1992年2月18日 ~ 1993年2月2日(テレビ東京系) 全49話
- 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦J(2005年)
概要
タツノコプロのSFヒーローアニメ『宇宙の騎士テッカマン』の一部設定などを用いて制作された、所謂リファイン作品。
「テッカマン」を始め、一部固有名詞は持ち越されているものの、繋がりは全くない。[1]続編として『宇宙の騎士テッカマンブレードII』がある。
宇宙からの侵略者ラダムの手により、生体兵器「テッカマン」に改造されてしまった主人公・Dボゥイがラダムを倒す為に、文字通り全てを失っていく壮絶な物語。 ハードSF作品として現在でも高い評価を得ているが、アニメ作品としては作画が非常に不安定であり、その部分で名が知られている側面もある。
支援ロボット(ペガス)は登場するものの、あくまでも主人公自らが変身して戦っており、スパロボ史上初の「ロボットモノですらない参戦作品」である。『J』発売当時のゲーム雑誌に掲載されたインタビューにおいても、今後の参戦作品の幅を広げる狙いでの選定と寺田Pが発言しており、実際この作品の参戦を皮切りにスパロボは同じくロボットモノでない作品やロボットの活躍が僅少である作品の参戦が増加するなど、参戦作品の傾向がバリエーション豊かとなった。
なお、本作の後番組は『疾風!アイアンリーガー』である。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
スペースナイツ
- Dボゥイ(相羽タカヤ) / テッカマンブレード
- 如月アキ
- ノアル・ベルース
- ミレッタ・ルルージュ
- ハインリッヒ・フォン・フリーマン
- 本田
- レビン
連合防衛軍
その他
ラダム
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
スペースナイツ&地球連合
- テッカマンブレード
- 後述のブラスター含めペガスとの合体形態も登場。
- ペガス
- ブルーアース号
- グリーンランド号
- 水陸両用の大型トレーラー。SRW未登場。
- ソルテッカマン1号機
- ソルテッカマン2号機
- テッカマンレイピア
ラダム
楽曲
- オープニングテーマ
-
- 「REASON」(前期)
- 作詞:安藤芳彦、作曲:小坂由美子、編曲:古川竜也、歌:小坂由美子
- 『J』『W』で採用。
- 「永遠の孤独」(後期)
- 作詞・作曲:小坂由美子、編曲:佐藤宣彦、歌:小坂由美子
- 『J』『W』で採用。
- エンディングテーマ
-
- 「ENERGY OF LOVE」(前期)
- 作詞・作曲:小坂由美子、編曲:古川竜也 歌:小坂由美子
- 「LONELY HEART」(後期)
- 作詞:佐藤美佳子、作曲:小坂由美子、編曲:佐藤宣彦、歌:小坂由美子
- 挿入歌
-
- 「マスカレード」(第48話)
- 作詞・作曲・歌:小坂由美子
- 『J』『W』で採用。
- 劇中BGM
-
- 「閃光M-18」
- 『W』で採用。
登場作と扱われ方
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 初参戦作品。上記の通り非ロボットものとしての参戦作品であり話題をよんだ。ストーリー上で重要な位置にあるが、原作再現については今一歩の点が多い。
- スーパーロボット大戦W
- 『J』に引き続いての参戦。『J』で不満があがった原作再現部分については概ね改善されており、それだけDボゥイが辿る運命も過酷なものとなっている。シナリオの骨子の大きな一本であり、「家族」との関係や、「全てを記憶しようとする者」と「全てを失っていく者」など、バンプレストオリジナルとの徹底対比が描かれ、彼らの対となる役割を担っている。また版権作品間では、『デトネイター・オーガン』や続編『ブレードII』との共演を果たし、ストーリー上も密接なクロスオーバーが見られる。
用語
テッカマン関係
- テッカマン
- テックシステム
- システムボックス
- クリスタル状の変身装置。形状は同じだがDボゥイだけは色が緑のものを使用している。
- テックランサー
- テッカマンたちの使用する斬撃武器。それぞれの性質によって形状が違う。中にはランサー=槍とは全然違うものもある。
- フェルミオン
- テッカマンの体内に蓄積されている反物質粒子。これを放出する技がボルテッカである。
- ブラスター化
ラダム関係
- ラダム
- 作品内およびシリーズ全体で敵対する勢力。
- ラダム樹
- ラダムが侵略のために地球上に植えつけた植物。
- ラダム母艦
- 地球に侵攻してきたラダムの本拠地。4~5km級の巨大母艦であり、月の裏側に不時着している。SRWではマップ扱いとして登場する。
その他
各話リスト
話数 | サブタイトル | 登場テッカマン メカ、ラダム獣 |
備考 | 再現スパロボ |
---|---|---|---|---|
第0話 | 長き戦いの序曲 | - | 放送前特番 | - |
第1話 | 天駆ける超人 | |||
第2話 | 孤独の戦士 | |||
第3話 | 防衛軍の野望 | |||
第4話 | 理由なき敵前逃亡 | |||
第5話 | オレを殺せ | |||
第6話 | テックセット不能 | |||
第7話 | 機動兵ペガス発進 | |||
第8話 | 謎の従軍記者 | |||
第9話 | 救出!木星クルー | |||
第10話 | 戦火に響く子守歌 | |||
第11話 | Dボウイファイル | 総集編 | ||
第12話 | 赤い戦慄エビル | |||
第13話 | 宿命の兄弟 | |||
第14話 | 血をわけた悪魔 | |||
第15話 | 魔神蘇る | |||
第16話 | 裏切りの肖像 | |||
第17話 | 鋼鉄の救世主 | |||
第18話 | 栄光への代償 | |||
第19話 | 心閉ざした戦士 | |||
第20話 | 復活!怒りの変身 | |||
第21話 | 愛と死の予感 | |||
第22話 | ミユキの決意 | |||
第23話 | 傷だらけの再会 | |||
第24話 | 引き裂かれた過去 | |||
第25話 | 新たなる悪魔 | |||
第26話 | 死をかけた戦い | |||
第27話 | 残りし者への遺産 | 総集編 | ||
第28話 | 白い魔人 | OP・ED変更 | ||
第29話 | 戦いの野に花束を | |||
第30話 | 父の面影 | |||
第31話 | 復讐の街 | |||
第32話 | 待ちわびた少女 | |||
第33話 | 荒野の再会 | |||
第34話 | 光と影の兄弟 | |||
第35話 | 霧の中の敵 | |||
第36話 | 決戦!!アックス | |||
第37話 | 蝕まれた肉体 | |||
第38話 | 死への迷宮 | |||
第39話 | 超戦士ブラスター | |||
第40話 | 愛と戦いの二人 | 総集編 | ||
第41話 | エビル・蘇る悪魔 | |||
第42話 | 激突!赤い宿敵 | |||
第43話 | 訣別の銃弾 | |||
第44話 | 迫り来る闇 | |||
第45話 | 真実の侵略者 | 総集編 | ||
第46話 | 時の止まった家 | |||
第47話 | 闇と死の運命 | |||
第48話 | 壮烈!エビル死す | |||
第49話 | 燃えつきる命 |
主要スタッフ
- 制作
- 竜の子プロダクション
- 監督
- ねぎしひろし
- シリーズ構成
- あかほりさとる
- 関島眞頼
- キャラクターデザイン
- 湖川友謙(本作ではTOIIIO名義)
- 佐野浩敏
- メカニックデザイン
- 佐山善則
- 中原れい
- 音楽
- 和田薫
脚注
- ↑ ただし本編第48話にて旧作の主人公・南城二、ヒロイン・天地ひろみがカメオ出演している他、第44話にもアンドロー梅田そっくりのモブキャラが登場する。
商品情報
DVD-BOX
本作に加えて『ブレードII』、レーザーディスク版特典映像も収録。
VHS
書籍
楽曲関連