マイルズ・ブースロイド

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マイルズ・ブースロイド
登場作品

バンプレストオリジナル

種族 地球人
性別
年齢 中年
所属 地球連邦軍
役職 鋼龍戦隊司令官
軍階級 准将
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概要

封印戦争後(第2次スーパーロボット大戦OG)に地球連邦軍鋼龍戦隊へ着任した新司令官。ハガネにて直接指揮を行う。彼が着任した切っ掛けは封印戦争中にグライエン・グラスマン大統領(当時)を鋼龍戦隊が殺めたことで、指揮官としてまだ若い(と上層部から見られている)レフィーナ・エンフィールドテツヤ・オノデラの後任としてである。

堅物・上層部の送り込んだ司令官・気難しそうな風貌、とパッと見では嫌な予感しかしない人物。想定外の事態では実際ちょくちょく司令本部の指示を待ってから行動するなどマニュアルタイプな気質を見せることが多いものの、一方で融通が利かない訳ではなく理屈を通せばある程度は聞き入れてくれる。また、グランティード奪取の危険性を重く見てつけられた「口封じの仕掛け」の存在をあえて告げたりなど、本部の指示に盲従している訳ではない。人道と物事の順序をしっかりと弁えた人物。むしろ良くも悪くも真面目すぎるため、私心を押し殺してでも役割を全うしなければならないと考えていたが、鋼龍戦隊の戦いや、自身に命令を与えた人物のアドバイスなどを受けることにより、自身に正直になろうと考えるようになる。心底に流れる血は意外にも熱く、その一面を見る者を驚かせることも。

登場作品と役柄

OGシリーズ

スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
プロフィールは上述の通り。行動面で最大限の決定権を有しているため、プレイヤーにとっては主役の一人として捉えられることも。
戦場を経験することで融通の利かない一面も取り除かれてきている部分を評価される一方で、その出番の多さから本来の主役やパイロットの面々の出番を食ってしまっている側面もあるため嫌うファンも少なくない。それらを含めて次回作での活躍が気になるところ。

人間関係

ギント・キタウミ
部下。ギントをハガネの艦長に抜擢したのはマイルズである。
テツヤ・オノデラ
部下。軽い会話を交わすことはない。着任の当初は心の中で不満を漏らしていたが、徐々に信頼を得ていく。
レフィーナ・エンフィールド
部下。普段はハガネで指揮を執っているので、ヒリュウ改指揮の彼女と軽い会話を交わすことはない。
ダニエル・ハウエル
直属の上司。
作中でマイルズが軍上層部の指示が無ければ動けなかったのは、着任前に彼から言われた「現場の視野狭窄な判断に振り回されるな」という言葉を忠実に守っていた為である。
ただし終盤で本人から「指揮官であるマイルズ自身が視野狭窄になってはならない」という戒めの言葉でもあった事を知らされ、以後考えを改めるようになった。
ギャスパル・ギラン
連邦軍最高指揮官。

名台詞

「ベスト・アンサーだ」
肯定や許可する際に度々見られる。否定的な場合「~ではないな」と言うことも。
「その通りだ。しかし、その戦闘が行われたのはどこだ?これは月面管区司令部が判断すべき問題である」
「いや、そもそも、現場へ急行する前に私の判断を仰ぐべきだった。にも関わらず、君は独断で行動し、こちらへの報告を怠った」
イルムが月面での不法戦闘行為を見逃すわけにはいかず、事情聴取か査問が必要と説明に対する台詞。
まさに上層部堅物の王道そのもの。
しかし、イルムは緊急判断を理由にするのは話が長引くだろうとあえて黙し、保護された当人も「ガチガチの堅物」と評した。
「出来ぬ理由を述べるな!出来る方法を考えろ!」
新宿にラマリスが出現しヒリュウ改を急行させるよう命令するも、テツヤが空間転移装置のメンテナンスと
再度組み立てには時間が掛かることを述べたの反論。直後、テツヤはわだかまりを表し、エイタは正論だが情況を考えてほしいと内心ぼやいた。
ギントから今後の任務を想定しメンテナンスを中止せず、交戦データ取得優先で出撃すべきとの提案が許可され事なきを得ることに。
「待て、艦長!どうするつもりだ!?」
「貴様!命令違反、そして越権行為だぞ!それがどういうことか、わかっているのか!」
統合参謀本部からの指令がくるまでガディソードの攻防戦をしていた鋼龍戦隊であったが、ラブルパイラから敵機増援、そしていつ発射されるかも知れない巨大主砲ゼモン・モルターの脅威を前にギントが独断で撤退指示を出してからの激昂。
レフィーナも現状を危惧していたため自ら命令を下そうとしていた。(副官のショーン共々責を担ごうとする姿勢を見せた。)
しかし撤退後、彼の視野狭窄な判断に振り回さずという忠実かつ愚直な考えが改まることはなく、ギントは解任されかけるが…。
「…了解しました。ギント・キタウミ大佐の謹慎を解き、ハガネの指揮を執らせます」
ダニエルから先述通りの指摘、そして艦長の経験と技量が必要不可欠のため復職するよう指示を受けた直後の台詞。
この一件以降、自身を改めていくことに。
「各機に告ぐ。ヘルルーガの目的は、空間転移によりクロスゲートを地球圏から持ち去ることである。」
「彼らの退去により、戦乱が終息するのは一つの望ましい結果だと言えるが……。クロスゲートを異星人に悪用されることは断じて避けねばならん。」
「諸君ならば完遂できると信じている。あと1時間以内にヘルルーガ・イズベルガを確保、もしくは打倒せよ!」
ガディソードの要塞であるラブルパイラ眼前に迫り、鋼龍戦隊を鼓舞するかの如く発言。これを聞いてイルムとエクセレンは茶化しながらも彼の熱血ぶりに驚いていた。
「グランティード・ドラゴデウスだけを出すわけにはいきませんな」
「あれは我らとグ=ランドン、双方にとっての切り札なのですから」
「むざむざと敵の下に送り込むことは出来ん。ガディソードとの決戦が終わったばかりで諸々苦しい状況であるが……」
「ガウ=フューリアへは鋼龍戦隊の総力を挙げて、進撃する」
ガウ=ラ・フューリアがラブルパイラを砲撃で破壊し、シャナ=ミアが自らグ=ランドンに質すため赴くと告げられての対応。それまでのマイルズでは信じられないような、熱さと自らの意志に溢れた即決を下す。
「無論、報告はするが、許可を待つ余裕はない。20分後に艦首大型砲が地球や月、コロニーに向けられる可能性もあるのだ」
そしてギントから、お約束であった総合参謀本部からの許可はどうするのか聞かれて。やはりそれまでのマイルズでは信じられない行動であり、これを見てテツヤは驚きつつも満足気であった。

余談

  • 彼の名は「007」シリーズのマイルズ・メッサヴィー(コードネームはM)とブースロイド(コードネームはQ)から取られている。なお、地球連邦軍上層部のギャスパル、ダニエル、ジェイコブ、カルロも007由来の名である。