カノン・マルディーニ | |
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登場作品 | コードギアス 反逆のルルーシュR2 |
声優 | 三戸耕三 |
デザイン |
CLAMP(原案) 木村貴宏 |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
所属 | 神聖ブリタニア帝国 |
役職 | シュナイゼル・エル・ブリタニア補佐官 |
概要
シュナイゼル・エル・ブリタニアの腹心であるブリタニア軍人で、爵位は伯爵。中世的な顔立ちをした美男子であるが、オネエ口調で喋る上、性格や雰囲気も女性的であるが、カノン本人曰く「オカマではない」とのこと。
また、化粧品ブランドの経営にも携わっているらしく、彼自身も自社製のファウンデーションを愛用している。しかも、その化粧品はブリタニア皇族の御用達になる程、大きな人気を得ている。
シュナイゼルの我欲や執着を全く持たない虚無的な気質を誰よりも深く理解しており、その上で彼を個人的に尊敬して忠誠を誓っており、ずっと傍近く付き従っている。それ故に、シュナイゼルに害をもたらしうる者に対しては味方であろうとも冷淡な対応を示す。
登場は『R2』からで、ひたすらシュナイゼルに従い行動し続けており、彼が皇帝シャルル・ジ・ブリタニアに反逆を起こす決意をした際や、ルルーシュ・ランペルージに宣戦布告を行った際も、迷わず同行している。しかしその結果、カノンが目の当たりにしたのは、敬愛するシュナイゼルがギアスによってルルーシュの傀儡に成り下がってしまう光景であり、ギアスの力の脅威を思い知ったカノンは、ルルーシュによる勝利の宣言後、絶望に打ちひしがれている様子を見せていた。
決戦後、ルルーシュの意向によって、カノンは黒の騎士団のメンバー達と同様に処刑を待つ身となっていたが、ゼロレクイエムに基づきゼロに扮したスザクがルルーシュを討った事で、解放される。その後の動向は不明。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 初登場作品。ほぼ原作に沿った行動を取ることになる。
人間関係
- シュナイゼル・エル・ブリタニア
- 仕える主君。貴族学校時代からの縁[1]で、彼の本質を誰よりも理解し、現皇帝であるシャルルやルルーシュを打倒して、彼がブリタニアの頂点に立つ事を望んでいた。
- 漫画『双貌のオズ』では、自身をシュナイゼルの心の一部と評している。
- ロイド・アスプルンド、セシル・クルーミー
- 共にシュナイゼル直属の部下であり、個人的にも親交があった模様だが、ゼロレクイエムの際は敵対する事になった。
- コーネリア・リ・ブリタニア
- シュナイゼルが異母妹である彼女を銃撃した事に関しては思う所があった模様で、独断でノネットに連絡を取り安全な場所に連れて行って治療して欲しいと頼み引き渡している。
- 枢木スザク
- 彼がブリタニア側の人間でありながらゼロの秘密を黙っていた事には憤りを感じていた様で、ゼロの捕獲に失敗した後、自分がどうすればいいのか解らずにいた彼に対し、冷たく突き放した言葉をぶつけている。
- ノネット・エニアグラム
- 旧知の間柄。漫画『双貌のオズ』では、ハンカチや身だしなみに無頓着すぎる彼女を心配しており、化粧直しなどを行い、仲の良さを見せていた。
- しかしその後、彼女の後輩で親友にあたるコーネリアを負傷させた際には、反発されただけでなく、シュナイゼルとの相互依存願望にあるとみなされて決別を言い渡された。
名台詞
原作
- 「羨ましかったんじゃない? その子のこと」
「ニーナ…。涙が流せるうちは、大丈夫」 - 『R2』第14話より。「生前のシャーリーはとても明るい性格の子だったから、正直苦手だった」と述懐するニーナに対する指摘。
- ニーナはシャーリーを内心羨んでいた事に気付いて涙を流し、カノンはそんなニーナを後ろから優しく抱き締めるのであった。
- 「世界はね、あなた一人にだけ優しいわけじゃないのよ…」
- 第17話より。自分に答えを求めようとしたスザクに対し、冷たく突き放した台詞。
- カノンから見ればこの時のスザクは、「自分のしていた事の重大さを理解していない、甘ったれの子供」にしか見えなかっただろう。
- (やっとご決断なされたわ)
- 第20話より。スザクに促されて皇帝になるとシュナイゼルが述べた際の反応。以前から彼はシュナイゼルが皇帝になる事を望んでいた事を窺わせた。
- その後に「でも……」と続いたのはクーデターとなる事への不安なのだろうか。
- 「元々、裏切りの連続で成り上がった男ですから」
- 第21話より。なぜスザクがルルーシュと組んでいるのか疑問を懐くコーネリアに対しての台詞。
- 実に辛辣だがこれまでのスザクの経歴だけを顧みればこう評価されても仕方ないことだろう。
- (シュナイゼル殿下…。ご自身の命にすら執着の無かった方が…。これが…ギアスの力…)
- 第24話より。他人はおろか自分の命にさえ執着しないシュナイゼルが、ギアスの力を受けてあっさり服従してしまったのを目の当たりにし、カノンが独白した台詞。
- 資料等でギアスの力について知っていたカノンだったが、シュナイゼルでさえも従えさせてしまった程の力を見た結果、カノンは改めてギアスの恐ろしさを実感。ルルーシュによる勝利宣言後、カノンは抜け殻になってしまったかの様に絶望に打ちひしがれる事になった。