デラーズ・フリート(Delaz Fleet)とは、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する組織。

概要

エギーユ・デラーズを領袖とするジオン軍の残党。

ア・バオア・クー攻防戦において公国軍大佐エギーユ・デラーズは、ギレン・ザビ戦死の報告によりジオン公国の敗北を悟り、残存艦隊の一部を引き連れて戦場から離脱した。

その後、「茨の園」と呼ばれるサイド5にある暗礁宙域に潜み、三年の月日をかけて「星の屑作戦」を練り上げ、実行に移す。

規模は、戦闘艦40余隻+シーマ・ガラハウ配下の8隻。モビルスーツも多く保有。

登場作品

SRWでは大抵は現役時代のジオン軍ネオ・ジオンに人員が編入されているケースが殆どで、デラーズ・フリート単体として活動することは稀。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
原作に忠実な扱いで、シャア・アズナブル黒い三連星などのファースト勢も従えるが、敵組織としては早く壊滅する。ただしガトーや黒い三連星など一部のパイロットはネオ・ジオンアクシズ)の一員として終盤にも登場する。
同作では彼らが結成の一因となったはずのティターンズは、星の屑作戦が開始される以前に壊滅してしまっているという、原作からすれば矛盾した設定となってしまっている

人物

エギーユ・デラーズ
指導者。
アナベル・ガトー
デラーズの説得で参加。
シーマ・ガラハウ
武装蜂起後に参入。

所属兵器

ガンダム試作2号機
核弾頭搭載の重MS。元々は連邦軍のMSであったが、ガトーが核弾頭ごと強奪し、デラーズ所属MSとなった。
ノイエ・ジール
アクシズが開発したモビルアーマーアクシズから譲渡され、試作2号機を失ったガトーが搭乗。
ザクIIF2型
一般兵用、指揮官用、ビッター隊用、ビッター用が登場。
リック・ドムII
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』にも登場したリック・ドムの改良発展型。カリウスジオン兵が搭乗。
ゲルググM
Mはマリーネ(海兵隊)のM。シーマ専用機は小豆色。
ドラッツェ
ザクIIの上半身にガトル戦闘爆撃機のスラスターを足部分に組み合わせて製造された機体。性能は低いが加速性能だけはリック・ドムに匹敵する。
ザメル
長距離支援用の機体。
ガーベラ・テトラ
元々はGP04ガーベラとして開発されていたものを、アナハイム社と裏取引をして、シーマに譲渡された機体。
ヴァル・ヴァロ
一年戦争時代に開発されていたMAケリィ・レズナーから接収しようとしたが…
グワジン級大型戦艦6番艦『グワデン
旗艦。
ムサイ級後期型軽巡洋艦

関連用語

アクシズ
同じくジオン残党を祖とする組織。星の屑作戦終了後の残存兵の救出を依頼している。
星の屑作戦
ジオン軍残党のデラーズ・フリートにより決行された大規模作戦。

資料リンク