概要

コードギアスシリーズの一つで『コードギアス 反逆のルルーシュ』及び『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の外伝作品。時系列は『反逆のルルーシュ』と『R2』の間(『コードギアス 亡国のアキト』と同時期)に位置し、続編として『R2』と同一時間軸に位置する第二部『コードギアス 双貌のオズO2』が展開された。本編のキャラクターも登場し一部の出来事がリンクしているなど、密接に結びついている。

SIDE:オルフェウス/SIDE:ライアー
模型誌『月刊ホビージャパン』にて、2012年7月号より連載。各ナイトメアフレームの活躍が中心のフォトストーリー作品。第一部全三巻、第二部全二巻。
SIDE:オルドリン
漫画誌『ニュータイプエース』第9号より連載。『ニュータイプエース』休刊後は『月刊コンプエース』へと移籍し連載を継続。第一部全五巻、第二部全五巻。

書籍展開のみだが、『ニュータイプエース』Vol.17付属のピクチャードラマDVDおよび、『SIDE:オルフェウス』第一部第二巻特装版付属のドラマCDでキャラクターに声が付いている。

ストーリー

神聖ブリタニア帝国を震撼させた黒の騎士団による一斉蜂起ブラックリベリオン。この事件はエリア11のみならず、全世界に影響を与え各地でブリタニアへのテロ活動を誘発させることとなった。世界中にネットワークを持つテロリスト派遣組織「ピースマーク」に所属する青年・オルフェウス・ジヴォンもまた、対ブリタニアを掲げるテロ活動に力を尽くしていた。

これらテロに対抗するため、ブリタニアは圧倒的軍事力を持って犯行の芽を潰す決定を下し、第88皇女マリーベル・メル・ブリタニアを騎士団長とした対テロ部隊「グリンダ騎士団」を結成する。マリーベルとの幼馴染であった少女・オルドリン・ジヴォンも筆頭騎士として騎士団に参加していた。

混沌とした情勢の中、とある中東の小国で同じ顔と同じ「OZ」の名前を持った二人の男女が出会ってしまう。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

ピースマーク

オルフェウス・ジヴォン
「OZ(オズ)」のコードネームを持つテロリストの青年。自身を別の人物へと認識させる「認識攪乱」のギアスを持つ。
オルドリンの双子の兄だが生家であるジヴォン家が一子相伝の女系貴族であったために、産まれてすぐに平民の家に捨てられた。
『O2』では記憶を失い、仮面を着けた騎士「ライアー」を名乗る。
ズィー・ディエン
ミス・エックス
ガナバティ

神聖ブリタニア帝国 / グリンダ騎士団

オルドリン・ジヴォン
グリンダ騎士団筆頭騎士(ナイト・オブ・ナイツ)を務める少女。
オルフェウスが捨てられた事もあり、互いに双子の兄妹である事実を知らない。
『O2』では記憶を失い、エリア24の戦いに巻き込まれる事になる。
マリーベル・メル・ブリタニア
神聖ブリタニア第88皇女。一見すると温和な人物だが、その実態はかなりの切れ者。
テロにより母と妹を失った過去を持ち、そのためにテロに対しては尋常ではない憎しみを持つ。
『O2』では新たに「絶対服従」のギアスを会得するが、徐々にその力に溺れてしまう。
ソキア・シェルパ
レオンハルト・シュタイナー
ティンク・ロックハート
マリーカ・ソレイシィ
グリンダ騎士団の補充要員。レオンハルトの許嫁。
トト・トンプソン
航空戦艦クランベリーのオペレーター。元ジヴォン家のハウスメイドは表向きで、その実態はV.V.によってギアス響団から派遣され、オルドリンの監視を任されていた。
ヨハン・シュバルツァー
グリンダ騎士団の戦略顧問。
モニカ・クルシェフスキー
ナイトオブラウンズのナイトオブトゥエルブ。本作で専用機が判明された。

その他

ウィザード
オルフェウスとオルドリン、二人のオズを翻弄する謎の仮面の男。
その正体は、オルフェウスとオルドリンの叔父である「オイアグロ・ジヴォン」。
アレッサンドラ・ドロス

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ピースマーク

白炎(びゃくえん)
紅蓮壱式をベースとしたオルフェウス専用機。
7種の武器を内蔵しているため大型化した右腕とカブトムシのような一本角を持つ。

神聖ブリタニア帝国

ランスロット・グレイル
ランスロットの予備パーツで作られた試験型ランスロットをさらにオルドリン用にチューンナップした機体。
スペック自体は下がっているが、背部に特殊合金「シュロッター鋼合金」で構成された刀身を持つシュロッター鋼ソードを12本装備している。
後に背部にグリンダ騎士団専用KMFとの合体機構が追加される。
ランスロット・ハイグレイル
グレイルの強化形態。
フローレンス

組織

ピースマーク
世界各地のテロ組織と繋がりを持つテロリスト派遣組織。所属するテロリストはチームを組んで行動するなど、傭兵に近いシステムを持つ。
グリンダ騎士団
マリーベルが騎士団長を務める対テロリスト遊撃機甲部隊。カールレオン級航空戦艦クランベリーを旗艦とする。シンボルカラーは赤。
当初は騎士団員の未熟さから戦果を挙げられずにいたが、ラウンズ専用機の試作機といったナイトメアの提供が優先的に行われるようになり、それに呼応するかのように着実に戦果を挙げていき、『O2』の時点では「大グリンダ騎士団」へと大規模な発展を遂げるまでに至った。
リドールナイツ
大グリンダ騎士団の構成員の大半となる者達で、その正体はマリーベルの「絶対服従」のギアスによって自我を消され、彼女の命令のみで動く人形となった人々である
ブルートーン
ジヴォン家の暗部ともいうべきブリタニアの暗殺部隊。
マドリードの星
エリア24の反ブリタニア勢力。『O2』の序盤、記憶を失っていたオルドリンも一時所属していた。

用語

ナイトメアフレーム
本作のロボット兵器の総称。KMFと略される。
ギアス
C.C.によって受け渡される特殊能力。他人の精神に何らかの干渉をする。
エリア24
ブリタニアに占領されたスペインのブリタニア名。
ツーフォー
ブリタニア側からのスペイン人の通称。

登場作品と扱われ方

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初参戦作品。2016年2月開催のイベント「歴史の狭間で輝くモノ」で初登場。ストーリーにはリニューアル後の第1章から登場。

スタッフ

企画
サンライズ
企画協力
谷口悟朗、大河内一楼
構成
森田繁
キャラクターデザイン
木村貴宏
ナイトメアデザイン
中田栄治、アストレイズ他
メカデザイン
寺岡賢司
色彩設計
岩沢れい子
協力
バンダイ コレクターズ事業部、ホビージャパン 月刊ホビージャパン編集部、角川書店 ニュータイプエース編集部

商品情報

  • SIDE:オルフェウス / ライアー


  • SIDE:オルドリン


外部リンク