ヤザン・ゲーブル
ヤザン・ゲーブル | |
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外国語表記 | Yazan Gable |
登場作品 | |
声優 | 大塚芳忠 |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 29歳 |
所属 | 地球連邦軍(ティターンズ) |
軍階級 | 大尉 |
概要
機動戦士Ζガンダム
ティターンズのMSパイロット。ティターンズの理念には関心が無く、戦闘そのものを楽しむ野獣のような男。
自分の主義と合わない上官のジャマイカン・ダニンガン少佐の謀殺を画策し、ジャマイカンの乗り込むアレキサンドリアを背にして戦い、エゥーゴのガンダムMk-IIの攻撃を寸前で避けることで、ブリッジに命中させるという離れ業で目的を果たしている。その後、パプテマス・シロッコのスケールの大きさに興味を持ち、その野望に協力することになる。この際も、思想に共感したというわけではなく、あくまで興味を持ったため味方した、という段階である。
一方で、コロニー落としやサイド2への毒ガス攻撃といった無差別虐殺に対しては嫌悪感を顕にしている。また、部下には色々と的確なアドバイスをしたり、ラムサス・ハサの戦死時に彼の名を叫び激昂するなど、敵役ではあるもののはっきりと好漢な一面も持ち合わせており、根っからの悪人ではない。戦うこと自体が目的でこそあれ、曲がりなりにも共に闘う仲間に対しては思いやりを見せる。
パイロットとしての腕は一流で、ギャプランやハンブラビといった、並のパイロットでは持てあます高機動の機体を常に与えられており、自在に乗りこなしていた。特にハンブラビに乗りかえてからは、部下のラムサス少尉やダンゲル・クーパー少尉と組み、「クモの巣」などの連携攻撃でエゥーゴのパイロット達を大いに苦しめた。これらのことから、戦いを目的とする「獣」でありながら、獲物をしとめるための知略も持ち合わせている。カミーユ・ビダン駆るΖガンダムですら、一方的な展開であと一歩のところまで追いつめた数少ない人物。
グリプス2争奪戦において、仲間たちを殺された怒りでΖガンダムのバイオセンサーを発動させたカミーユによって撃墜される。しかし、ジェリドやシロッコと違い生存し、続編『ΖΖ』にも登場。
機動戦士ガンダムΖΖ
前述のグリプス2争奪戦にてカミーユ・ビダンに撃墜された時に脱出に成功していた為、『機動戦士ガンダムΖΖ』の冒頭にて、サイド1のシャングリラにたどり着く。そのコロニーにアーガマが入港していることを知り、自分を助けてくれたジュドー・アーシタ達をそそのかし、アーガマのΖガンダムを奪おうとするが、サエグサに重傷を負わせたことでジュドーの怒りを買い、失敗してしまう。その後、ジャンク屋のゲモン・バジャックと協力して、モビルスーツ・ゲゼでアーガマを襲うが、ジュドーのΖガンダムに撃墜される。
この頃から黒い帽子に黒マントと、なぜか『戦闘メカ ザブングル』のティンプ・シャローンのような格好をするようになっている。穴に落ちたりとコミカルな描写が多く、『Ζ』の頃の強敵感は影を潜めてしまっており、ファンの間では酸素欠乏症になったという説が語られている。
特に死亡した描写は無く、そのまま物語からフェードアウトしたが、小説版ではマシュマー・セロとゲモンを加えて地球に降り立ち、ジュドーに挑むが結局は敗れて砂漠の民として生きることになる。
…というのがしばらく前までの展開であったが、2010年からガンダムエースに連載中の、宇宙世紀0090年(『ΖΖ』の2年後)が舞台となる漫画『ジョニー・ライデンの帰還』に、極秘任務に従事する特殊部隊「ナイトイエーガー隊」の中隊長、後にゴップ連邦議会議長(元・大将)の私兵部隊の隊長となるヴァースキという男が登場する。かつてティターンズに所属・ハンブラビの搭乗経験がある・金髪のリーゼント・浅黒い肌の色…というどこかで見たような人物だが、劇中で明言される前に初登場話が収録された第4巻の帯でヤザンだと明言された。『ΖΖ』時代のコミカルな部分はなりを潜め、Z時代を思わせるエースパイロットとして活躍しているが、遠まわしにヤザンだと認めつつもあくまで別人であると韜晦していたり、落ち着いた部分も見せるなど経験を感じる描写もある。ちなみに、ヴァースキとはインド神話の蛇神(日本神話にも龍神・九頭龍として登場する)である。
登場作品と役柄
スパロボにおいてもその能力は健在で、ニュータイプではないMSパイロットとしてはかなり手こずらされる。 オールドタイプとしてはガトーと双璧を成す強敵。更に作品によっては合体攻撃までしてくる。
『α』においては、実はカミーユよりもリアル系主人公との因縁が深いが、あまり触れられていない。近年ではカミーユ&Ζガンダムがパワーアップするイベントに関わる事も。
原作では死亡しなかった事や、シロッコ陣営に乗り換えた経緯から様々な陣営に所属する事が多く、特にαシリーズでは敵パイロットでは部下の二人と共に唯一皆勤賞を果たした。また、原作で死亡描写がなかったキャラが死亡する展開自体が稀なスパロボで度々戦死してしまう、ある意味特に稀有な扱いを受けるキャラの1人となっている。
なお、『機動戦士ガンダムΖΖ』における彼は、スパロボでは未だに再現されていない。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- DCに所属。14話にしか登場しないが、このMAPにはヤザンお手製のクモの巣が仕掛けてある。クモの巣にかかったユニットは移動できなくなるので要注意。ホワイトベース隊を見て反応していた。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- ハンブラビに乗り、中ボスとして登場。
- 第3次スーパーロボット大戦
- DC所属。ジャマイカン・ダニンガンが登場しないためか、バスク・オムの部下として一度だけ登場。乗機はハンブラビ、ドーベン・ウルフ、バウンド・ドック。
- スーパーロボット大戦EX
- マサキの章にてラカン共々ドーベン・ウルフで味方NPCとして登場する。カークスに雇われていた。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- DCからティターンズに鞍替え。序盤はライラの部下としてジェリドやカクリコンとともに味方NPCとして登場。敵対後はダンゲル・ラムサスと共にハンブラビ、バウ、ドーベン・ウルフに乗る。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ティターンズ所属。今回から声が入った。驚異的な性能のハンブラビに乗ってくる。DCルートでアクシズ落としをやろうとするシロッコに違和感を感じてはいたが、結局最期まで付き合うことになった。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 基本的な位置付けは旧作と同じ。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ティターンズ所属。戦闘時の顔グラはヘルメットバージョン。ヒュッケバインMk-II奪取のため、リアル系第一話から登場し、途中でジュピトリアン側に付いて最終話二話手前まで出続ける。今回はギャプラン(MS)→ハンブラビ→ドッゴーラと乗り換える。『機動戦士Vガンダム』のMSに乗るという珍しい展開。能力の高さはさすが。
- スーパーロボット大戦α外伝
- ティターンズに復帰。最初はギャプラン、その後はハンブラビに乗ってくる。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- ティターンズ残党のリーダーとして登場。アラド編では序盤は味方として操作可能。その後はもちろん敵対するが。同ルートのみ、ビルトファルケン共々強奪したGP02Aで核を撃とうとしており、原作などで見せた虐殺を嫌う一面は見られなくなってしまったが(ティターンズ壊滅やカミーユやαナンバーズ打倒の執念でなりふり構わなくなったのだろう)、一方でアラドとは敵対する事になってもその事を気にかけるなど、好漢な一面の描写が皆無となってはいない。カミーユ覚醒イベントに関わる重要な人物である。38話で彼を撃墜しなかった場合、39話で敵増援としてヤザン隊が登場する。それ以降は登場しなくなる。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- ブルーコスモスの生体CPU3人組を率いる戦闘指揮官として登場。CPUの思考がひたすらカミーユに固執するものになっている。第51話にて前半マップでハンブラビ(ヤザン)が生存していた場合、後半マップで敵増援として単機小隊で現れる。同話にて撃墜した場合、戦死する。生体CPU3人組の面倒を見る場面が描かれるなど、相変わらず敵ではあるもののどこか憎めない印象を与える。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 中盤から登場。今回もお約束として、Ζガンダムの武装イベント追加に関わっている。また、本作では『64』以来の合体攻撃「クモの巣」を使う。声優ネタで、ロジャーに「不愉快だ」と言われることがある。台詞が大幅に新規収録された。
- 死亡しているかは不明瞭な退場の仕方であったが、以後のZシリーズには登場しなかった。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シーン2から登場し、何度か戦う。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- ジェリド・メサと共にティターンズ残党のリーダー格だが、出番が少なく、また乗機のハンブラビも一般兵の物と変わらないので、かなり印象は薄くなっている。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 役割は『COMPACT2』と同じ。今回は第1部のみの登場であっさりと退場する。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 『機動戦士ガンダムΖΖ』におけるジュドー達との一件の後、という珍しい設定。ラカンと共に登場する。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- ジェリドやマウアー、また部下のダンケル、ラムサスなどシロッコを除いたティターンズの主要人物が殆ど居ない中、彼だけは登場する。そのためか妙に戦う機会も多いが、カミーユとは戦う機会の無いまま戦死する。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 他のティターンズのメンバーと同様にスペシャルズ、OZに所属。合体攻撃「クモの巣」を使ってくる。
- ルートと選択肢によっては月面基地攻略戦で味方第3軍として登場したりもする。味方に回っても圧倒的な技量を誇り、敵の攻撃の命中率が集中無しで普通に20%ほどであり、放っておくとクモの巣で2万5千あるムゲ戦艦を落としていく様は流石。
- スーパーロボット大戦V
- 第1弾PVにて確認。Z以来の登場となる。
関連作品
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
- EX
- 根性、幸運、気合、威圧、熱血、激怒
- 第4次(S)
- ド根性、気合、集中、ひらめき、熱血、威圧
- 実際には使用できない。
- F完結編・α・α外伝
- ド根性、気合、熱血、ひらめき、必中、加速
- 第2次α
- 集中、必中、ひらめき、熱血、狙撃、かく乱
- Z
- 必中、ひらめき、直撃、気合、熱血
- リアルロボット戦線
- 幸運、集中、ひらめき、捨て身、かく乱、熱血
特殊技能(特殊スキル)
- F完結編・64
- シールド防御L3、切り払いL9
- α
- シールド防御L4、切り払いL3
- α外伝
- 指揮官L2、シールド防御L1
- 第2次α
- 切り払い、気力+ (ダメージ)、ガード、底力L8、カウンターL6、指揮官L3
- Z
- 底力、ブロッキング、カウンター、闘争心、気力+ (ダメージ)、見切り
- IMPACT
- 防御L9
- 64
- 切り払いL9、シールド防御L3
小隊長能力(隊長効果)
パイロットBGM
- 「艦隊戦」
- 『第2次α』で採用。
人間関係
機動戦士Ζガンダム
ティターンズ
- ラムサス・ハサ、ダンゲル・クーパー
- 部下。
- アドル
- SRW未登場。ヤザン隊の新入り。劇中ヤザンに初めてセクハラされたのは彼である。
- パプテマス・シロッコ
- 全然性格は違うのに、なぜか馬が合った。興味深い男。『ジョニー・ライデンの帰還』では、ゴップの「シロッコとはどんな男だった?」との質問に「面白いヤツでしたよ」と述べている。
- レコア・ロンド
- 作中では、まるで身をゆだねるかのように何度攻撃しても、乗機のハンブラビに纏わり付いてくる彼女の乗るメタスに動揺を隠し切れなかった。後に大破したメタスから彼女を連れてティターンズへ帰る事に。
- 劇場版では後に共に出撃してエゥーゴに挑むが、その際には彼女に対して皮肉めいた言葉をぶつけている。
- ジャマイカン・ダニンガン
- 上官であるが完全に見下しており、結果的にヤザンの行動によって死亡する。
- バスク・オム
- 劇場版ではジャマイカンではなく彼に引導を渡す。南無。
- ライラ・ミラ・ライラ
- 原作では直接関わる場面は無い。『第4次』では一時的に彼女の指揮下にあったが、流石に良く思っていなかった。
エゥーゴ
- カミーユ・ビダン
- 作中で何度も激闘を繰り広げる宿敵。最終的にはカミーユの怒りの覚醒によって倒される。戦うことが目的のヤザンには、カミーユからあふれ出る力がわからなかったようである。しかし、死亡せずにしぶとく生き延びる。
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 作中では彼に対し、有利に戦いを進めた事もある。『第2次α』で彼が率いるネオ・ジオンに属しているが、あくまでもカミーユ達への因縁の為に彼の思想関連はどうでもいいようである。
- ブライト・ノア
- 『ΖΖ』ではアーガマ襲撃の際に彼に銃撃される。
- ファ・ユイリィ
- 『ΖΖ』ではアーガマ襲撃の際に銃を突きつけて人質にする。
- エマ・シーン
- 作中では、何度も交戦した敵。最終決戦では、カツを殺した事で逆上した彼女に可愛い部下のラムサスとダンゲルを撃墜されるが、レコアが乗っていたパラス・アテネの残骸を爆発させ、彼女に致命傷を負わせる。
- カツ・コバヤシ
- 作中では、何度も交戦。最終決戦では、調子に乗って隕石に激突にコントロール不能となった彼の乗るGディフェンサーを「ネズミ」と罵って撃墜した。
- ヘンケン・ベッケナー
- 作中では、最終決戦でエマのMk-IIを甚振っている最中に、彼女を庇うべく割って入ってきた彼の指揮するラーディッシュのブリッジを打ち抜いて、彼をクルー共々殺した。
- トーレス
- 『ΖΖ』にてプチモビ同士で交戦し、完全に圧倒した。
- サエグサ
- 『Ζ』では全く関係しないが、『ΖΖ』にて彼に重傷を負わせる。
機動戦士ガンダムΖΖ
シャングリラ
- ジュドー・アーシタ
- 『ΖΖ』冒頭で彼に助けられる事になり、共にΖ強奪を謀るが、すぐに敵対。最終的には敗れる。
- ゲモン・バジャック
- 彼と組んでジュドーへのリベンジを謀るが結果的には敗れる。彼に対する台詞からして相当仲が良さそうに見える。
ネオ・ジオン
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- ラカン・ダカラン
- 原作では共演の機会はなかったが、スパロボでは二回ほど手を組んでいる。
- オサリバン
- 『第2次α』では彼と結託し、裏で協力し合っていた。
- ゴップ
- 外伝「ジョニー・ライデンの帰還」では、彼の部下となる。
アナザーガンダムシリーズ
ガンダムSEEDシリーズ
- オルガ・サブナック、クロト・ブエル、シャニ・アンドラス
- 『第3次α』では彼らの上官に。憎まれ口を叩きながらも、彼らのことを心配し、檄を飛ばす。ルート次第では彼らにセクハラを行うシーンも見られる。
- ムルタ・アズラエル
- 『第3次α』では上司。彼からは熟練パイロットと評価されているが、ヤザンの方はアズラエルの方針には無関心である。
西暦作品
- アリー・アル・サーシェス
- SRWでの直接の共演はまだだが、『第2次Z破界篇』ではカミーユが彼と対峙した際、ヤザンを想起するような発言をしている。
- 彼は戦いを心胆より楽しむ野獣のごとき強戦士であり悪運が強くしぶとい点はヤザンと共通しているが、同時にヤザンと決定的な違いも見られる人物である。
スーパー系
- ロジャー・スミス
- 『Z』では声優がベックと同じ為か、彼に不愉快な声と言われてしまう。ヤザンからすればそんなことを言われても困る、とばっちりとしか言いようがない話である。
- フェイ・シンルー
- 『Z』ではファントムペインでの同僚。女性でありながらも彼女の事を戦士として認め、期待している一面も。スレイ同様、他作品の女性パイロットキャラの中で戦士として認めた人物の一人である。
バンプレストオリジナル
- アラド・バランガ
- 『第2次α』では当初は部下であったが、アラドがαナンバーズに入ってしまったために以降は敵対する。なんだかんだ言って彼の事を気に入っていたようであり、『第3次α』でも彼の事を気にかけている。アラドもまたヤザンの事が嫌いではなかったようであり、『第3次α』でヤザンが戦死した際には、その死を悼んでいた。
- ゼオラ・シュバイツァー
- アラド同様に当初は部下であったが、後に敵対。彼女のある意味病的とも言えるアラドへの依存心を察していた。
- スレイ・プレスティ
- 『第2次α』にて「アイビスの打倒」という私怨一心でネオ・ジオンに協力を申し出る彼女の申し出を受諾している。珍しく戦士と認めた女。
その他
- サマー・ワン
- 『Another Century's Episode:R』では惑星エリアでの協力者だが、同じ戦士として彼の葛藤を見抜いた。
名台詞
機動戦士Ζガンダム
TV版
- 「戦場では、びびった者が死ぬんだ。覚えておけ!」
「死ぬなよ…」 - 出撃の際に、新入りのアドルに声をかけて。戦場では野獣の如く戦いを楽しむヤザンだが、部下を大事にする想いは本物であり、その人柄がよく滲み出ている台詞である。
- 「縮んどるぞぉ!まだ出撃前だ。しっかりせい!」
- 緊張するアドルに対し、彼の股間を握りながら。手段は非常にアレではあるが、緊張をほぐすためのものであり、前述の台詞通り彼の部下に対する思いやりが強いという一面を如実に表している。なお、『第2次α』ではアラドが、『第3次α』では生体CPU三人組がアドルと同様の被害に遭っている。
- 「まだ子供の間合いだな」
- カミーユのZガンダムとの初戦闘時。ギャプランでZを圧倒するヤザンの戦闘能力に、カミーユも戦慄する。
- 「バカな!?このマシーンの弱点を知ってるって言うのか!?」
- サラ・ザビアロフが教えたギャプランの死角をカミーユに突かれて。
- 「ここは戦場だからな…」
- ジャマイカンを謀殺して。
- 「女が戦場に出てくるなんざ気に入らねぇんだよ、消えな!」
- 女性に優しく、なんてことはまさか無いだろうが、彼なりの戦いへのポリシーが全面に出ている。
- 「お前もその仲間に加えてやるってんだよォッ!」
- 終盤、最終決戦においてヘンケンやエマを討たれて激昂するカミーユに対して。尚、劇場版では「お前にもそれを体感させてやるってんだよォッ!」になっている。『SC2』ではカミーユと戦う機会が無いが、キラとケイジに対してこの台詞を言っている。
劇場版
- 「ハイパーボイルをくらえぃ!」
- クモの巣使用時の台詞。電流=ハイパーボイル? 『スパロボZ』でも採用。
- 「そっちに事情があるってことは、こっちにもあるって事だ!!」
- バスク諸共ドゴス・ギアを沈めて。ごもっともなセリフである。
機動戦士ガンダムΖΖ
- 「またも…ガンダムに敗れたァ… この俺が…!」
- 第2話「シャングリラの少年」でジュドーに敗れた際の台詞。この回の時点では『Ζ』の頃の実力がまだ出てはいたが、これ以後は急速に転落してしまう。
- 「男には、一度立てた志というものがある!」
- ゲモンと喧嘩した際の台詞。しかし、骨付き肉を咥えながらゲモンとコミカルな痴話喧嘩を繰り広げるヤザンの姿にかつての面影は無い。
スパロボシリーズの名台詞
TV版
αシリーズ
- 「あいつはザクに乗って生き残って見せた。スイッチが入れば化けるかもしれん」
- 『第2次α』アラドルートで。ダンケルもラムサスもアラドの能力を不安視するなか、ヤザンだけはその潜在能力を見抜いていた。
- 「いや…気に入った。俺は基本的に女は信用しないが、貴様は別格のようだ」
「その濁った瞳からは正真正銘の憎しみを感じる」 - 『第2次α』アイビスルートで、アイビス追撃の為にネオ・ジオンへの協力を申し出たスレイへの返答。私怨に囚われているこの時期の彼女を、極めて的確かつ端的に象徴した台詞である。
- 「物分りが悪いな、カミーユ!言ったはずだ、俺は戦えればそれでいいと!」
「さあ、はじめようぜ!とびっきりの戦いをな!」 - 『第3次α』宇宙ルートに於けるカミーユとの戦闘前会話。もとより組織の方針について関心など持たない根っからのアウトローであるヤザンに、ブルーコスモスの実態を説くカミーユの言葉が届く筈も無かった。
- 「お前らの素性なんざ俺の知った事じゃねえ…だが、戦争ってのは勝った奴が正義だ」
「だから、お前達は勝ち続けるんだな。生きていくためにも」 - 『第3次α』宇宙ルートで対フリーダム&ジャスティス戦を控え、イキがるブーステッドマン3人組を一喝した後、淡々と紡いだ忠告。彼のよき上官としての一面が描写されたワンシーンでもある。戦意を刷り込まれた彼らに、或る種の憐れみを覚えたのだろうか…?
- 「楽しかったぜ…カミーユ…。地獄で待ってる………ぜ…」
- 『第3次α』の51話にて。死の間際に言った台詞。
なお、クォヴレーが主人公の場合、ヤザンが死亡した後にかつての部下だったアラドとゼオラは複雑な気持ちで彼の死を見届けた。
劇場版
Zシリーズ
- 「ガキはキャンディーでも舐めてろってんだ!」
- 『Z』での戦闘台詞の一つ。「キャンディー」と言う辺り、ヤザンの声優である大塚芳忠氏が出演した特撮番組『仮面ライダー電王』における大塚氏の役柄を意識した声優ネタだろうか。
- 「落とせば、文字通り金星だな!」
- 百式相手に発生する特殊戦闘台詞。
- 「ZEUTHには連邦の白き流星がいると聞いていたが、こいつが当たりらしい!」
「一年戦争の英雄がどれ程のものか、見せてもらうぞ!」 - ZSPDで、アムロ搭乗のMS相手に発生する戦闘前会話。
- 「ザフトのエースパイロットか!どうやら若造のようだな!」
「突っ込みが青いんだよ!そんな直線的な動きで、俺を殺れると思うなよ!」 - ZSPDで、ソードインパルスガンダム相手に発生する戦闘前会話。猪突猛進的な戦法に傾倒しがちなシンの甘さを鋭く指摘する。
- 「ちっ…少し遊びが過ぎたか…だが、楽しめそうな相手の目星は付いた」
「この連中なら、俺の腕を存分に振るう事が出来そうだ。次は本気でやるぞ…!」 - ZSPDで、乗機にダメージを受け撤退する際の捨て台詞だが、ヤザンにとっては充実した「小手調べ」だった模様。
Another Century's Episode:R
- 「お前は実によく出来た人形だ。鉄面皮を装いながらも、内に秘めた感情がうっすら出ている。もっとも、そう仕組まれているだけなのかも知れんがな」
- サマー・ワンとの会話シーンで。同じ戦いを生きがいとする戦士として、彼の葛藤を見抜いていた。
- (フン……言いはぐらかすなんざ、まるで人間じゃないか。いったい、誰がこんな酔狂な人形を作ったんだ?)
- 上記の場面の直後、あくまでもシーズンのシリアルナンバーとしての使命でアーク・アルファ側のイレギュラーと戦う意思を表明するサマー・ワンの言葉を受けて。どう言葉で取り繕っても、戦士としての本能を隠せない彼に、ある種の感心を覚える。
搭乗機体
- ギャプラン
- 原作初期における最初の機体。彼が搭乗したギャプランは一般兵士用に調整された機体だが、大急ぎで設計されたため、全天周囲モニターに欠陥が生じてしまった。
- なお『ジョニー・ライデンの帰還』ではゴップ連邦議会議長の手配により、青い機体がヴァースキに用意される。
- ハンブラビ
- 原作後期の機体。連携攻撃など様々な戦法でエゥーゴのパイロットらを苦しめてきた。
- ゲゼ
- 『ΖΖ』におけるハンドメイドの建設用の機体。Ζガンダムを倒すためなら手段は選ばない彼の性格がここに現れている。尤もギャグ扱いされたヤザンを象徴する機体でもあるが。SRW未登場。
- マラサイ
- 漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』にて搭乗。
スパロボでの搭乗機体
余談
- キャラクターデザインを行った安彦良和氏によれば、ヤザンは映画『デューン/砂の惑星』で、イギリスのロック歌手であるスティングが演じたフェイド・ラウサがモチーフになっているという。
- 当該映画がテレビ朝日で放映された際には、ヤザン役の大塚氏がラウサの吹き替えを担当している。