フォン・リー(Fong Lee)
相羽家の長男、相羽ケンゴの婚約者。濃い顔立ちをした中国系の美女。
アルゴス号で宇宙を発つ前に、ケンゴから婚約指輪を渡されており、ケンゴの家族達からの提案で土星の周回軌道に乗った際に式を挙げる事になるも、ラダムとの遭遇でその夢が叶う事は無かった。
後にラダム母艦でテッカマンソードとして目覚める。テッカマンとなった後もテッカマンオメガと化したケンゴへの愛情は変わる事は無かったが、テッカマン化の影響で半ば狂気染みたものとなっており、ケンゴを守るためならばその弟、相羽シンヤにケンゴの意に反してでもブラスター化を施したりと、手段は選ばなかった。
登場作品と役柄
パイロットステータス設定の傾向
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- 相羽ケンゴ
- 婚約者。後に結婚式を挙げる予定だった。ラダムとなった後は総司令官となり、フォンは基本的にケンゴからの命令にしか従わない。また、Wでは自分に振り向いてくれなくなった事で哀しみを覚えていた。
- 相羽シンヤ
- 婚約者の弟。ブレードを排除するためだけに、命を縮めるのを承知で、ケンゴの意に反して彼にブラスター化を施す。
他作品との人間関係
- ダービット・クリューゲル
- 一度、フォンに対してナンパを仕掛けるものの、あっさりといなす。
- ボン太くん
- その姿を見て一瞬ときめく。
名台詞
- 「あなたがエビルの指示を無視しようと私には関係ないわ。でもランス、あなたのした事が結果的にオメガ様への反逆となるのなら、私は容赦しない!」
- 第38話、オメガの命令とエビルの指示に背き単独でブレード抹殺に動くモロトフに対して釘をさすフォンだが、野心に燃える彼の耳には届かなかった。
- 「私は、オメガ様より命令を頂いてはおりませんので…」
- 第42話、オービタルリング内で。オメガに全てのラダム獣が降下することを告げたフォンは、エビルの姿が見えないことを指摘される。単独でブレード抹殺に動いた事を伝えると、なぜエビルと共に動かんのかと問われた後、この台詞でオメガへの指示なしに動くつもりはない、と彼への忠誠心を示す。
- 「オメガ様…ううん、ケンゴ…」
「ケンゴはいつも私を…見守ってくれた。どんな時でも…」
「今度は私がケンゴを…いや、オメガ様を守ってさしあげる番!たとえどんな姿になっても…!!」 - 上の台詞の後、オメガはフォンにシンヤと共にブレードを抹殺せよと命じ、彼女もこれを承諾する。オメガの姿が消えた後、フォンは左薬指に施されたルビーの婚約指輪を眺め、テッカマンに変貌する前の記憶を回想する。常に彼女を気遣っていたケンゴ。そして婚約指輪を手渡された時の喜び。その愛が歪な形に変わったとはいえ、フォンを突き動かす根源となっていた。そして、三段目の台詞と覚悟と共に彼女は赤いオーラを放ちながらソードにテックセット。エビルのいるアラスカへと向かう。
- (母なるラダムと遭遇するのがあと1日遅れていたなら…ハッ、ラダムとなった身で余計な感傷だったわ)
- 第44話より。アルゴス号の出発前にケンゴにプロポーズされた思い出に浸っている時のモノローグ。
- 挙げるはずだった結婚式に未練を感じている事が窺える。
- 「ケンゴ……あなたを守るためなら、私は手段を選ばない。……たとえ、あなたの弟を死に追いやってでも――!」
- 愛する者を守るためならば、その人の肉親の命さえも捧げる。もはや、彼女の愛情は狂気へと変わっていた。
- 「月へは行かせない……。ケンゴは私が守る!」
- 干渉スペクトルを浴び、テックセットが解除されていてもおかしくない状態でありながら執念で持ち堪え、バルザックの駆るソルテッカマン2号機に挑む。
- 「ケンゴの所へは……行かせはしない――!」
「ケンゴ……」 - 干渉スペクトルによる影響やフェルミオン砲に何発も被弾したダメージでもはや限界のフォンだったが、最後の執念によってボルテッカを放ち、ブルーアース号を撃墜。その身を散らした。
スパロボシリーズの名台詞
- 「ならば、私はオメガ様への愛の力で迎え撃つ!」
- 『W』第2部第33話依頼を受けるルート「VIRGIN FLUSH」に於けるガイとの戦闘前会話より。「正義の力を受けてみろ!」という言葉に対して、ノリのいい返事にガイは燃え上がった。フォンも熱血が好きなのだろうか……?
- 「私はお前がうらやましかった……」
「オメガとなったケンゴは自らの使命に生き、私へ振り向いてはくれなくなった……。だが、お前は自らテッカマンとなり、そして、ブレードと……タカヤと同じ目的のために生きている……」 - 撃破時に、アキを道連れにしようとした際の台詞。