バーサル騎士ガンダム

2016年10月30日 (日) 13:21時点における忠犬キャット (トーク | 投稿記録)による版

概要

SDガンダム外伝』ジークジオン編の主人公

ラクロア王と騎士団長のみが授与権を持つ、スダ・ドアカの騎士の最高位の称号である「バーサル騎士」(ユニバーサル・センチュリー=宇宙世紀に由来といわれる)の称号を授与された騎士ガンダムの新たな姿。

尚、彼の纏った「白い鎧と二刀流」という装備は後のバーサル騎士GP01やバーサル騎士ウイングガンダムにも受け継がれ、バーサル騎士の象徴ともされた。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
初登場作品。
本作ではブラックドラゴンの魂が宿ったズワウスによって三種の神器のうち炎の剣を奪われ力の盾と霞の鎧を破壊されたため、ウリバタケらメカニックが破損してしまった力の盾と霞の鎧を打ち直して騎士ガンダムの鎧に合わせたこととなっている。「バーサル騎士」の称号については、新たな鎧姿になった騎士ガンダムを見て騎士アレックスが「ラクロア王がこの称号を受けるに相応しいと話していた」と回想する形で説明され、以降定着する形で呼ばれていく。
EN・MP回復がL2に上がり、終盤まで消費MPが高くても30なので多少の反撃での消費もある程度回復できるようになった(ただしLv50まで。詳細はMP参照)。
終盤、最強武器の騎士スペリオルドラゴンが解禁される。また、隠し要素を満たせばサブパイロットドラゴンベビーが追加され、バーサル騎士ガンダムの穴だった部分がある程度改善される。

装備・機能

武装・必殺武器

装備

バーサルソード
バーサル騎士の称号と共に受領したラクロア王国の宝剣。鞘は後腰部に装備。
『BX』では剣の連撃から肩のショルダーアーマーでシールドバッシュを繰り出す。なお、同作では出処が不明(ラクロア王国自体が未登場なため受領も不可能)。ナイトソードを鍛え直したのだろうか?
バーサルソード投げ
『BX』で使用。OVA『第一章 ラクロアの勇者』で初登場時にフラウ姫を救った、騎士ガンダムの一撃の再現。
電磁ランス
騎士ガンダム時代の電磁スピアと同系統の武器だが、より大型化している。
バーサルソードとこの電磁ランスで両手に武器を構えるスタイルは後に「バーサル騎士」伝統の様式となった。
スーパーガンダムのロングライフルがモチーフ。
『BB戦士』では電磁スピアと違いスプリングギミックは無いが、先端を三叉に開いたり閉じたり出来るギミックが存在し、『レジェンドBB』に引き継がれている。また、『元祖SDガンダム』でもこのギミックが存在し『SDX』に引き継がれている。
『BX』では運動性低下の特殊効果がある。また、先端を三叉に開くギミックも再現されている。
バーサルアーマー
ファントムサザビーとの戦いで大破した力の盾と霞の鎧、使われなくなったナイトシールドなど、それまでの装備を再利用し融合させる形で鍛冶屋テムに打ち直してもらい完成した新たな鎧。
盾も鎧の一部に組み込まれたため、バーサル騎士ガンダムは両手に武器を構えるスタイルとなった。外観はそれまでの青系統のカラーリングから純白となるなど大きく変容し、両手武器と共にバーサル騎士ガンダムを特徴付けている。
外見のモチーフはスーパーガンダム。兜飾りのデザインは『ドラゴンクエストIV』に登場した「天空の兜」がモチーフになっている。
BX』では鎧のデザインはタクヤの意見を多大に取り入れたとされている。
シールド
両肩鎧に装備。力の盾とナイトシールドの両方を組み込んだため盾が二つになった。

必殺技

連続攻撃
右手に剣、左手にスピアを構えての連続攻撃。
『BX』では最初にカードダスの再現を行う。
騎士スペリオルドラゴン
バーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンが融合する事でスダ・ドアカワールドの黄金神「騎士スペリオルドラゴン」になり攻撃する、擬似合体攻撃型召喚攻撃。ちなみに原作だと融合してからは基本的にバーサル騎士の姿には戻らない[1]
この技を使うとバーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンのカットインが入るが、よく見てみると全く同じ人相であることが分かる。融合後は頭から落下しながら覚醒し、一言も喋らないのはOVA版同様。トドメ演出は爆風の中に佇むバーサル騎士ガンダムのマントに背中合わせに立っているネオブラックドラゴンの幻影が一瞬だけ紛れ込むが、これはゲーム『ナイトガンダム物語 大いなる遺産』のパッケージイラストの再現。

装備・必殺技(SRW非採用)

トルネードスパーク
ゲーム『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語2 光の騎士』で登場した必殺技。敵が全滅する。
光の龍装
光のエレメンタルドラゴンの力。ゲーム『ナイトガンダムパズルヒーローズ』およびカードダス『救世騎士伝承EX』に登場。

特殊能力

MP制ユニット。

剣装備、シールド
切り払いシールド防御を発動。
HP回復L2
EN・MP回復L2

移動タイプ

OVA版を元としているため。別媒体では飛行用装備「ナイトフライヤー」装着によりを飛ぶ姿も見せている。

サイズ

SS

機体ボーナス

BX
  • 初期段階:格闘武器+100 CRT補正+10
  • 第二段階:格闘武器+150 CRT補正+15 特殊回避15%
  • 第三段階:格闘武器+200 CRT補正+20 特殊回避25%
  • 最終段階:格闘武器+300 CRT補正+30 特殊回避35% 運動性+5
騎士ガンダムと同じ。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

格闘・回避・技量に優れるインファイター。文句なしに一線を張れる。素の騎士ガンダムの時より全パラメーターが5も上昇しており、格闘と回避はBXの味方パイロット中1位の数値を持っている。

精神コマンド

BX
集中直感正義覚醒
典型的なスピード系攻撃型の構成。「正義」があるのはさすが。

特殊技能(特殊スキル)

BX
光の騎士、騎士、底力L8、援護攻撃L1、援護防御L1、全体攻撃L1、カウンターインファイトL3

パイロットBGM

「巨人との戦い」
通常戦闘BGM
「大決戦」
必殺技(騎士スペリオルドラゴン)使用時のBGM。

人間関係

アルガス王国

騎士アレックス剣士ゼータ闘士ダブルゼータ法術士ニュー
共にムーア界へと赴いた仲間。

ジオン族

魔王サタンガンダム
同じ名を持つ宿敵。その正体は分離した武者頑駄無真悪参の悪の心…すなわち騎士ガンダムにとっては己の半身とも言える存在であった。
ネオブラックドラゴン
サタンガンダムの正体であるブラックドラゴンが、奪い取った炎の剣とその力で生み出したドラゴンベビーの肉体を使い転生した姿。原作での再融合後はバーサル騎士ガンダムの人格が主となった様子のスペリオルドラゴンになるが、BXでは完全に融合したわけでは無く、ネオブラックドラゴンの意識も残っているような描写になっている。

名台詞

「ジークジオン、必ず倒してみせる…」
カードダスでのセリフ。スパロボでは闇の皇帝ジークジオンとの特殊戦闘台詞として採用されている。
「一つだけはっきりわかっている事がある…。もうこんな戦いは、終わらせなければならないという事だ!」
「これが…答えだったんだ…!」
ネオブラックドラゴン「そんな馬鹿な事があるものか!?」
「貴様が認めようと認めまいと…真実は変えられぬ…!」
自分とネオブラックドラゴンが善と悪に分かれた同一人物だと気付いて。

迷台詞

「またムダな事を…」
『レジェンドBB』の説明書に掲載されている漫画「コミックワールド」にて、地味な修行を重ねパワーアップ(※設定無視)したネオブラックドラゴンの決闘の申し込みへの反応。
なお『レジェンドBB』のコミックワールドにおける両者はパソコンやタブレットを所持しており、電子メールで連絡を取っている(世界観とかは気にしてはいけない)。

スパロボシリーズの名台詞

「ネオブラックドラゴン…ドラゴンベビーはどうなったのだ…?」
ネオブラックドラゴン「奴は我が肉体が転生した存在。本来の存在たる我が復活した今、仮初めの存在は消え去るのみ」
「何の感情も湧かぬというのだな…。貴様を父と慕い、復活の犠牲となった奴に…やはり貴様は邪悪そのもの!この騎士ガンダムが今一度貴様を討つッ!」
『BX』第33話「AEU戦線」でのネオブラックドラゴンとの戦闘前会話。たとえ敵であろうとも父の復活のために、全てを注いできたドラゴンベビーを蔑ろにするネオブラックドラゴンに、騎士ガンダムは怒りを抑えられなかった。だがこの会話が後にネオブラックドラゴンに行動を起こさせるきっかけの一つとなる。
「暗黒大将軍…!」
『BX』第37話「降臨!大いなる神の化身!」より、暗黒大将軍の名乗り直後の反応。彼が真っ先に反応する辺り、やはり「大将軍」という名に何か引っかかるものを感じるのだろうか。[2]

余談

  • 仮に霞の鎧と力の盾を既にバーサルアーマーとして身に着けているバーサル騎士ガンダムがネオブラックドラゴンから炎の剣を取り戻してHP10倍化を発動させた場合、HPが(2000+200)×10=22000となり、騎士スペリオルドラゴンのHP15000を超えてしまう。無論、大破したものを修復した霞の鎧と力の盾が通常の効果を発揮できるかは不明だし、逆に三種の神器を全て取り込んでいるスペリオルドラゴンがHP10倍化を発動できないのもおかしなことになってしまうが。

脚注

  1. 後に「シャッフル騎士団」を結成した時にはバーサル騎士ガンダムとして名前を連ねている。
  2. 『SD戦国伝』の番外編では「暗黒大将軍」の名前を持つSDガンダムも登場している。また、ガンプラ漫画『超戦士ガンダム野郎』では「四代目暗黒大将軍」が登場、大ボス級の機体として存在感を出していた。

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