ビルトシュバイン

2016年7月17日 (日) 23:21時点におけるOchaochaocha3 (トーク | 投稿記録)による版 (概要)

概要

ゲシュペンストの性能向上試作機で、量産主力機化を想定して造られた。しかし特殊戦技教導隊のゲシュペンスト運用データを元に作られた事に起因して、反応速度や出力が凄まじいピーキーな機体に仕上がってしまったため、教導隊レベルの技量を持つパイロットしか使いこなせない。高性能に比例してコストも高騰し、特にプラズマ・ジェネレーターの高コストは量産化の大きな障害となり、結局は見送られてしまう。しかし、その設計思想はヒュッケバインシリーズへと受け継がれていく。

パーソナルトルーパーとしては比較的装甲が厚く、機動性も高い。その上滞空能力も優れ、限られた時間ならば空中戦闘が可能。また、換装武器の積載量もかなり多い為、武装の拡張性も高く、使い方によっては化ける機体。

デザイン的にもゲシュペンストヒュッケバインの中間に位置しており、重厚な曲線的デザインと鋭利な直線的デザインが一体となっている。主に上半身にヒュッケバイン、下半身にゲシュペンストの意匠が強く見て取れる。

なお、機体名はドイツ語で『猪』(『ビルト=野生の』・『シュバイン=豚』)を意味する。

登場作品と操縦者

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
設定のみで、ゲーム中は登場しない。イングラムがPTXチーム時代に搭乗していたとされている。モビルスーツに対抗する事に主眼を置いた設計思想だった様子。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
前半、イングラムが搭乗。機体性能は高く、改造していけばイングラムがいなくなった後でも主力を張れる名機。ちなみに、リュウセイ編におけるコピーとの戦いにおいては、何故かコピーのブリットがこれに搭乗している。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS
サークル・ザンバーにバリア貫通属性が付き、使い勝手が向上した。特にOG1シナリオでは、バリア貫通武器の絶対数が少ない事もあり、かなり重要。OG2シナリオでは強力なユニットが増えた為、相対的に弱体化したといえる。
スーパーロボット大戦OG外伝
序盤に入手。序盤はそれなりに使えるが、強力なユニットがどんどん追加されていく為、改造されることは稀。
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
イングラムからリョウトへと譲られ、彼に合わせた再調整が施された。
スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ Record of ATX
当初はイングラム機だったが、イングラムの裏切りによりR-1が封印された後は、リュウセイが搭乗。その後、OGSを反映してか、ヴィレッタ機となっている。なお、本作はアーマリオンが登場する為、リョウトは乗らない。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
この機体そのものは出てこないが、ディバインウォーズに未登場だったヒュッケバインMk-IIに代わり量産された事になった。

装備・機能

武装・必殺武器

固定武器

サークル・ザンバー
左腕に装備された固定武器。円形のビーム刃を発生させ、斬り裂く。ヒュッケバインのリープ・スラッシャーの原型でもある。
OGSではバリア貫通属性が追加されており、使い勝手が向上した。EN消費も少ない為、気軽に連発できるのも長所。

換装武器

デフォルトで装備しているものについて記載する。詳しくは、換装武器の項を参照されたし。

M950マシンガン
改造費用が安く、攻撃力の伸びが良い。
M13ショットガン
OGSではALLW(全体攻撃・ダブルアタック可能)になり、抜群の使い勝手を誇る。改造費も安め。
ビームソード
接近戦用の武装。後述のサークル・ザンバーが強力なので、目立たない。改造費用が安めで攻撃力の伸びが良いのは魅力である。
フォトン・ライフル(『DW』)
アニメ『ディバイン・ウォーズ』で使用していた。当然、ゲームでも装備可能。改造費が安めで攻撃力の伸びが良く、射程や地形適応の面でも癖が無い。

特殊能力

ビームコート
ビーム属性の攻撃によるダメージを軽減できる。

移動タイプ

水中も移動コストが軽減される事無く移動できる為、OG1のリュウセイ編ではかなり重要。

サイズ

M

カスタムボーナス

装甲値+20%
OGシリーズにおける固有のボーナス。元々の装甲がそれなりに厚いので、強化パーツでHPと装甲を上げたうえで鉄壁を持つパイロットを乗せて運用するならば役に立つ。ただし、特機ほどの重装甲ではないので、過信は禁物。『運動性+10%』を選択し、回避能力を上げるという手もある。

対決・名場面

関連機体

量産型ビルトシュバイン
アニメ『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』に登場した量産型。
ゲシュペンスト
原型機。下半身に意匠が残る。
ヒュッケバイン
後継機。上半身がよく似ている。

余談

  • 外見が似ているからか、ヒュッケバインの代替の役割とて扱われることもしばしば。『ジ・インスペクター』では量産型ヒュッケバインMk-IIに代わり、晴れて量産化に成功した。しかしオリジナル機がピーキーな機体である事からやや矛盾感が否めない。