ヴェスナー・スケリット
2016年7月14日 (木) 07:14時点における153.221.100.103 (トーク)による版
ヴェスナー・スケリット(Vesuna Sukeritto)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 種族:地球人
- 性別:男
- 年齢:33歳
- 所属:地球連邦軍FDXチーム→第13特殊作戦PT部隊
- 階級:少佐→中尉→大尉
- コールサイン: フューネラル1
- キャラクターデザイン: 八房龍之助
地球連邦軍南欧方面軍特殊作戦部隊FDXチームに所属する男性パイロット。ゲシュテルベン1号機およびゲシュテルベン改1号機を操る。おっとりしているようで観察眼に優れているおり、人の心を読むのが得意。他人を駒としてみる面がある。死地に臨んだとき楽しく感じ、自分の命を顧みない悪癖を持つ。 FDXチームの部隊長で戦闘時は砲撃支援を担当。
親族は遠縁の親戚のみ。
L5戦役時、北京での戦闘で自分が小隊長を務めていた第14PT部隊が全滅し自分だけが生き残った過去を持つ。その際、ダニエル社が編成していたDMXチームと遭遇している。その後、中国地区を脱出してDMXチームの設立者ダン・ワッツと接触しFDXチーム隊長になった。当時の階級は少佐。
登場作品と役柄
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記
- 主人公リェータ・ウィーバーの仲間として登場。過去の経験から自分の命をどうでもいいと感じていた。しかし、リェータや仲間たちに救われたことで考えを改め、部隊全員が生き残ることを心がけるようになった。第2部では彼目線で物語が語られることが多く実質的に主人公扱い。知人の死や過去のトラウマなど苦難が続いたがそれらを乗り越えている。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 第13特殊作戦PT部隊に転属して、リェータと共に参戦。
人間関係
- リェータ・ウィーバー
- FDXチームの一人。彼女の活躍を見て自分の考えを改めるようになった。また、よく彼女の心を読み先手を打っている。
- オーセニ・ホドロフスキ
- FDXチームの一人。あまり交流を持つことはなかったが彼の死を思い出し涙する場面がある。
- ジマー・ホルム
- FDXチームの一人。彼とは似た者同士だったが、戦いを重ねるうちに変わっていった。
- ウタパル・アヴァリ
- FDXチームの一人。元DCで敵対していたが後にメンバー入りした。
- ラルカ
- FDXチームの一人の小型ロボット。作戦開始前の移動中は彼に頼んでパズルを解いている。
- カルロ・サッキ
- 地球連邦軍南欧方面軍アビアノ基地司令。FDXチームの責任者。
- ダン・ワッツ
- ダニエル・インストゥルメンツの技術統括本部の本部次長。FDXプロジェクトの責任者。DMXチームに入隊するために彼に接触、彼の心理を巧みに読み取りFDXチーム隊長の座を手にした。
- ゴート・コットー
- コルヴォニード艦長。
- エリクソン・サカス
- L5戦役時のヴェスナーの部下の一人。階級は中尉。
- アーヤン・シャリフ
- L5戦役時のヴェスナーの部下の一人。階級は中尉。眼鏡をかけた黒人の中年男性。
- コレン・ピラー
- L5戦役時のヴェスナーの部下の一人。階級は少尉。人好きする性格で姉にヴェスナーのことをメールで知らせていた。彼の亡骸は軍人墓地ではなく両親とともに眠っている。
- コレット・ピラー
- ヴェスナーのかつての部下コレン・ピラーの姉。階級は少佐。ヴェスナーと軍人墓地で出会い交流を持つ。その後バルトール事件に巻き込まれた。ヴェスナーは直接手にかけたとは限らないがバルトールの最後の一機を破壊したため彼女を自分の手で殺したと思い絶望する。
- ミルトン・ベレワ
- DMXチーム隊長。彼に命を救われたことがきっかけとなりFDXチームに入隊することとなった。その後、アンゴラ地区カビンダ州の第十二補給基地で偶然再会し暗く沈んだ心を救われた。
名台詞
- 「ああ、あんまり楽しそうな顔で見ないでくれないか。リェータ少尉は、見世物になるのが嬉しくないらしい」
- 不機嫌そうなリェータを見るオーセニとジマーに対して。彼女の心の中を的確に見抜いている。
- (僕だって、たしかにビアン総帥の演説には、惹かれるところがあったものな……)
- ノイエDCが設立した際、ビアンのことを思い出しながらの発言。ビアンのカリスマ性を物語る発言。
- 「……その辺にしておこうよ」
- 生存係数0.22という超難関ミッションを前に何もかもをあきらめた様子で喋るジマーを力づくで制して。口調も表情も変わらないが確かに激情が感じられた。
- 「誰も死なない、死なせない。この作戦がFDXチームのラストミッションにならないことを祈るよ」
- インスペクターによるハガネ・ヒリュウ改に対する攻撃を防ぐミッションに向けて、隊員たちに向けて語った目標。
- (新しい部下たちのために死ねたら、君たちは僕を迎え入れてくれるかい……?)
- 軍人墓地でかつての部下たちの名前と自分の名前が刻まれた墓の前で。かつての部下そしてオーセニのことを思い出していた彼の眼には涙が浮かんでいた。
- 「バルトールが撤退する前に、奇襲をしかけられるというわけですか……面白い」
- ダンから対バルトール戦の作戦を聞いて笑みを浮かべながらこう言った。その姿にリェータはヴェスナーのバルトールへの強い憎しみを感じていた。
- 「僕の……判断ミスだったのか……」
- 北京での戦闘で突然出現したゼカリアによって部隊が全滅した際に。彼は仲間の死の原因が自分にあると認めることしかできなかった。このことがヴェスナーのトラウマとなった。
- 「いいでしょう……どうやら、僕はこいつに乗るために生き残ったのかもしれない。乗りますよ、量産型ゲシュペンストMk-2シュテルベンにも……あなたの計画にも」
「ただ、量産型ゲシュペンストMk-2シュテルベンというのは、舌をかみそうだ。愛称、つけさせてもらいますよ。今日からこいつを……ゲシュテルベンと呼びます」 - ダンの申し出を受けて。自ら愛機に名前を付け、これから集まるであろう新しい部下たちを守っていくことをヴェスナーは心に誓った。
- 「……ダガーの鹵獲には、全力を尽くしますよ。だけどそれは、報奨金や特進が目当てじゃない。無論、あなたに研究材料を提供するわけでもない」
「それが修羅を撃退するために必要だから……そう思うからです」 - 修羅を撃退するためにDMXチームと組んでソーディアン・ダガー鹵獲を命じたダンの言葉に、ウタパルを除く三人はオーセニが死亡した時のことを思い出していた。ヴェスナーは語気こそ強くないが強い意志を込めこう返しダンを黙らせた。
- 「こうすれば……抜けるのさ」
- ミルトンの命を奪った重装甲のフラウスに対して。相手はその装甲に自信満々だったが、ヴェスナーはバイフォーカル・ガンのロングバレルを相手の腹に突き立て至近距離で発射した。敵を撃墜することに成功したがヴェスナーも爆発に巻き込まれてしまった。
搭乗機体
- ゲシュテルベン1号機
- FDXチームにおける彼の機体。
- ゲシュテルベン改1号機
- 専用の色、仕様、武装を持つ彼の専用機。
- 量産型ゲシュペンストMk-II
- 第14PT部隊時代の機体。
余談
- ファミリーネームは『エイリアン』でダラス船長役を演じたトム・スケリットから。