読心(Mind reeding)

超能力の一種で、文字通り相手の心を読むこと。会話などの情報収集を介さずダイレクトに相手の思考や行動を把握できるという極めて強力な力である。 登場する作品は枚挙に暇がないが、ここではスパロボ参戦作品の中でもっとも大きく能力が描写されている『蒼穹のファフナー』のものについて主に記述する。

フェストゥムの能力の一つであり、これがあるために人類側の戦法が一切通用せず、当初は一方的に追い込まれていた。 フェストゥムが人類の思考を読めるのは、人類の進化の過程にミールの一つである「超古代ミール」が関わっており、その痕跡が遺伝子として残っているためである。つまり、フェストゥムからすると地球人類は遠い同族であり、ゆえにその思考を自分達と同様のプロセスで把握することが出来る。

これに対抗するための有視界・読心防御兵器として建造されたのがファフナーである。

スパロボシリーズにおいて

読心能力そのものを持っている敵は何度か登場しているが、特殊スキルとしてはフェストゥム専用となっている。 スキルレベルに応じて最終命中・回避率に補正がかかり、実質シナジェティック・コードの上位スキルとして機能している。現在登場したのはKとUXで、補正は次の通り。

SL 命中・回避補正
1 +30%
2 +40%
3 +50%
4 +80%
スーパーロボット大戦K
SL3で打ち止めとなっている。由紀絵およびイドゥンはこれに加えてシナジェティック・コードをL9で取得しているため、最終命中・回避率に+80%の補正がかかる。
スーパーロボット大戦UX
プロローグからいきなりSL4持ちが登場。SEED発動のシンですらまともに避けられない・当てられないというギリギリの状況がこのスキルの恐ろしさをプレイヤーに知らしめてくれる。ちなみにこのSL4持ちはプロローグ以外では第13話で翔子の相手になるスフィンクスA型種しか現れず、どちらも倒せずともターン経過で撤退するため実質イベント用の敵。ただし、後々翔子を復帰させるフラグに関わってくるので頑張って落としたい。
また、隠れた特性としてヒーローマンとNPC時の飛影は読心の補正を受けない。フェストゥムが読心出来るのは生物の遺伝子内にある超古代ミールの痕跡のおかげなので、機械である彼らにはそもそも通じないのである(ヒーローマンの場合ジョーイが読心を警戒する発言があるため気づきにくい)。逆に本編でJUDA検査結果からも分かるように「人間」である三国伝組には補正がかかってしまうので注意。ちなみに味方ではマークフィアー(甲洋)と操がL3で習得しているが、機械やバジュラでも関係なく読心する

関連用語・人物など

ラング
「デトネイター・オーガン」の登場人物。相手の行動を読んで戦う。地球で再生されたオーガンを追い込んだが、経験則の積み重ねによる予測の進化であったため、頭で考えた方向と逆に動く戦法を取られ敗北した。
ニュータイプ
宇宙世紀のニュータイプはこれに近い能力を発揮することがある。相手の考えていることや感情を何となくのレベルで察知する程度のものだが、かなりの深層意識まで読み取るため軋轢を生むことが多々ある。
マオ
「コードギアス」の登場人物で、読心のギアスの持ち主。力の肥大化によって制御が出来ておらず、読心をやめることが出来ない。