ボランティア部(Volunteer Club)
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇において転入直後から(あちこちで出撃する都合で)遅刻欠席等が目立つ自軍の面々に大義名分をつけるべく西条涼音と千鳥かなめによって結成された部活。活動範囲の拡大解釈により、ワッ太やシンジなど高校生以外の面子も参加しており、最終的にはほぼ全ての学生メンバーが参加する。
発足時、先に学生達で結成されていた学園都市防衛隊の高校生メンバーが陣代高校2年4組ゴミ係でもあったため、主な活動内容はゴミ拾いや清掃、地域イベントの助っ人など。学生メンバーが部隊に加入した場合は洗礼代わりにここの活動に参加させられることになる。ちなみに、「世界の敵」という壮大なゴミの掃除も担当。部の備品に神話の武器を冠した機体や武装、超エネルギーを用いた機体が多いのが特徴。
ちなみに各メンバーがZ-BLUEでパイロットとして戦っている事は学校には秘密であり、遅刻欠席の際は表向きはボランティア部の活動で遠征していたという事になっている。
なお、時獄篇においては終盤、宇宙での戦いが長期化したため、実習生の涼音と高校生メンバーの全員が出席日数不足で留年の危機を迎えており、エタニティ・フラットの崩壊後は進級という新たな敵が立ち塞がっていた。危うく留年という時の牢獄に閉じ込められてしまうところだったが、結果を言えばギリギリながらこの時獄からは逃げられた。天獄篇では事実上、解散状態となってしまったが混迷を極める世界で誰に言われたからではない『平和のための奉仕』により、部員一同で団結。不屈のボランティア精神で根源的災厄の駆除という全並行世界を脅かす史上究極のゴミ掃除に挑んでいく。
最終的に真の時空修復によって多元世界が超次元世界になったことにより、メンバーのほとんどが元の世界へ帰って事実上解散になったが、涼音・かなめ・ヒビキ・宗介の4人は元ミスリルのメンバーの手回しのおかげで無事卒業できた。
関連人物
- 千鳥かなめ
- 涼音と共にこの部の発案者。初活動後マネージャーとなる。生徒会副会長と兼任。
- 早乙女アルト
- 部長にして中心人物。ちなみに、かなめの独断で部長に任命された。英雄の剣をモチーフとした飛行兵器『デュランダル』を駆る。
- ヒビキ・カミシロ
- 副部長。恐らく、もっともこの部に愛着を持っている人物。彼もかなめの独断により副部長となった。混沌の名を持つ剣を冠する『ストームブリンガー』を武装として扱う、かつて混沌を作り上げた男の機体に乗り込む。
- 相良宗介
- 生徒会安全保障問題担当、生徒会長補佐官と兼任。ある意味ではこの部を発足させる原因になった人物。弩の名を冠する『アーバレスト』、後に炎の魔剣を戴く『レーバテイン』を駆る。
- 兜甲児
- 主要メンバーの一人。カレンと一緒に上述の人物たちをけしかけたり、励ましたりする。光の神を模した兵器『マジンガーZ』に乗り込む。
- 紅月カレン
- 同じく主要メンバーの一人。破界から乗り込み、幾度も改良を重ねられることで激戦をくぐり抜けてきた名機『紅蓮聖天八極式』を駆る。
- 聖天使学園のエレメント一軍
- 転移後に部活動に参加。陣代高校と掛け持ちしているため事実上部員。ゴミを埋める穴を掘る、ひび割れを埋めて補填する、燃えないゴミを砕く、生ゴミを腐らせる、高所の窓ふきとエレメント能力が清掃に役立っている。禁じられた神話の兵器『アクエリオン』を駆る。
- 弓さやか、ボス、ムチャ、ヌケ、ミハエル・ブラン、ルカ・アンジェローニ、クラン・クラン
- 部員。
- 碇シンジ、綾波レイ、鈴原トウジ、相田ケンスケ、式波・アスカ・ラングレー
- 中学生だが部員。天獄篇では事実上、退部。
- 竹尾ワッ太、金田正太郎
- 小学生だが部員。
- 西条涼音
- かなめと同じく発案者であり顧問。
- その他2年4組生徒
- 用務員さんに拠れば、彼らもボランティア部の準部員扱いとなっている。
関連組織
- Z-BLUE
- ボランティア部の正体。なのだが、ゴミ拾い=悪党退治という枠に当て嵌めてしまうと何とも言えないことになる。二周目をプレイするユーザーは部隊名をボランティア部にしたものもいるのではないだろうか。
名場面
- 奉仕の心に火をつけて
- 天獄篇第55話『死闘の銀河』シナリオデモ。宇宙を文字通り埋め尽くす宇宙怪獣の群れを前に、僅かな躊躇いをみせる一同。緊張で張り詰めていく場に、ヒビキの言葉が響く。ここまで来る前に、もう覚悟は決まっていた。厳しい戦いになるのはとうに理解できていた。ヒビキが、宗介が、アルトが、甲児が、カレンが、シンジが己の心に炎を灯す。何の見返りもなく、ただ皆のために戦い続けてきた。最初は押しつけだったかもしれない。けれど、それでも培われてきた奉仕の心がある。平和への想いと奉仕の心が重なった時、彼らは宇宙に蔓延るゴミを駆除するべく最後のボランティア活動へ向かう。