クィーンサイダロン(Queen Sideron)
ダ・サイダーの乗る黒色の守護騎士。ダ・サイダーに召喚され、「ジュワー!!」のかけ声で登場する。
他の守護騎士と違い明確な意識を持たず、その力を発揮するには「勇者」の搭乗が必要である。
物語前半は、「勇者」であるダ・サイダーがドン・ハルマゲに洗脳されていたため、ラムネス一行の前に何度も立ち塞がった。ダ・サイダーが抜けているので、何かと失敗する事も多いが、ダ・サイダーは一応「勇者」であり、何より機体自体が守護騎士の中で最強であるため、ダ・サイダーが本気を出した時の戦闘力はキングスカッシャーと互角以上である。
ダ・サイダーの「血圧」が無限をぶっちぎると、「やってやるぜ!ヤリパンーーーッサー!」の掛け声で獣形態であるヤリパンサーへと変形する事が可能になる。サムライオンと同じ様に必殺形態ではあるが、途中からの参戦なので、出番はちょっと少なめ。しかし、血圧を上げる為に毎回あの手この手を用意してくるので、インパクトはでかい。冷静に考えると、生命に関わるほど血圧を上げているのだが、あまり深く考えるのは無粋である。
ネーミングの元ネタはチェスの駒の「クィーン」と飲料の「サイダー」から。チェスではクィーンが一番強い駒なので、それを元ネタにした以上キングスカッシャー以上の戦闘力は当然なのかもしれない。クイーンと表記される事もあるが、正式にはクィーン。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦NEO
- 原作通りダ・サイダー(2代目戦士サイダー)が搭乗し、何度か敵対した後、自軍へ加入する。各守護騎士のおかげでオールラウンドに戦えるキングスカッシャーと比べると見劣りしてしまうが、合体攻撃の存在に加え、ダ・サイダーが脱力を覚えるために対ボス戦に役立つので、改造しておいて損はない。一応、クィーンサイダロンフルパワーがあるため、単体での攻撃力はキングスカッシャーより上。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
装備・機能
武装・必殺攻撃
携行武器を含む全ての武器が内蔵式になっており、変形の際には収納されるので武器を回収する必要が無い。また、これらの武器は主力武装ではあるが、決め手に欠ける。とどめはヤリパンサー形態で放つ突撃である(アニメでキングスカッシャーとの合体攻撃『ロイヤルスカッシュ』の初使用の際、『クィーンサイダロントルネード』と呼称しておりNEOでもその名前が採用されている)。また、主人公サイドへの合流時に『クィーンサイダロンフルパワー』という必殺技が追加される。
- ムチ
- その名前の通り鞭。胸に折り畳まれて収納されている。
NEOではスタン特性付き。 - クィーンシューター
- 胸から発射するクナイ。
NEOではヒット&アウェイ特性付き。 - パンサークロー
- ヤリパンサー形態の爪。『キューティーハニー』の敵組織と同名だが無関係である。
NEOでは「クロー」の名称で採用されており、突破攻撃となっている。 - ハルバード
- 主力武器。ハルバードとは、竿状武器のひとつで、柄の長い斧(ポールアックス)の穂先に槍の刃を取り付けたもので、「戦斧」とも呼ばれる。普段は胸に折り畳まれて収納されている。
NEOでは押し出し特性付き。 - ビームキャノン
- ヤリパンサー時の背中に付いている4門の小型のビーム砲。恐らく劇中使用されたのは1回だけ。そのためかスパロボ未採用。
- クィーンサイダロントルネード
- 血圧を上げ腰のメーターを∞にする事でヤリパンサーに変形し敵に突撃する。キングスカッシャーの対となる機体としての技ではあるが、変形のかけ声やオーラの色と合わせて明らかに野生の本能全開である。
- クィーンサイダロンフルパワー
- クィーンサイダロンの全エネルギーをハルバードに込めそれを投げ敵を貫く。原作ではゴブーリキが張ったバリアを破壊する為に使用された。
NEOではロックオン特性付き。
名前の元ネタは恐らくこれ。
合体攻撃
- ロイヤルスカッシュ
- キングスカッシャーと共に繰り出す合体攻撃。キングスカッシャーハリケーンとクィーンサイダロントルネードを同時に繰り出し突撃する。
特殊能力
移動タイプ
機体BGM
- 「熱血!!勇者ラムネス」
- 原作の前期OP曲。基本の戦闘BGM。
- 「クイーンサイダロン」
- クィーンサイダロン召喚BGM。必殺技使用時の基本BGM。また、敵対時の戦闘BGMでもある。
- 「闘え!!キングスカッシャー」
- 挿入歌。ロイヤルスカッシュ使用時のBGMで、変更不可。
サイズ
- 2またはS
- NEO、OE