シュバル・レプテール(Shuval Reptail )
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:室園丈裕
- 種族:地球人(インサラウム人)
- 性別:男
- 年齢:46歳
- 所属:聖インサラウム王国⇒新帝国インペリウム
- 称号:アークセイバーナンバー3
- 主な搭乗機:エメラルダン
- キャラクターデザイン:Chiyoko
聖インサラウム王国の精鋭騎士団「アークセイバー」のナンバー3。インサラウムが滅んだ後はインペリウムの騎士としてZEXISの前に立ちふさがる。
その姿は「犬」そのもので、ガイオウやアイムの命令には一切の疑問を差し挟まずに従う。また、マルグリットに対しては事あるごとに怒鳴っている。シオニーに対しても「惰弱」と言うなど、インペリウムというよりはガイオウ個人に付き従っているように見えた。
しかし、その従順な態度の裏には愛する祖国を滅ぼしたガイオウへの果てしない怒りがあった。マルグリットをいつも叱責していたのも、彼女を守るためであり(マルグリットはそれ以外にも目的があった事を感じていたが、それがなんだったのかまでは理解できていない)、真の目的は生き残ったインサラウムの同胞達に情報を流すスパイとしての諜報活動である。
南極でZEXISとイマージュとの決戦に乱入して敗北した後、危機に陥ったマルグリットを庇い、彼女に真意を明かし、現れたガイオウにせめて一矢報いるべく怒りを漲らせて突進。しかし彼の太刀はガイオウには通じず、返り討ちに遭ってしまう。ZEXISに「ガイオウに敗北すること」の意味を身を以て教え、ディノダモン級次元獣にヴァイオレイションされる。次元獣と化したその身と機体はZEXISによって滅ぼされた。表では犬のようにガイオウに従いつつも、最後まで部下を守り祖国の為に戦った武人であった。
なお、若かりし頃はウェインのような性格だったらしい。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 29話「反撃の狼煙」で初登場。ブラスタとクロウ・ブルーストを完膚なきまでに叩きのめした。極めて高い能力を持つが、アイム・ライアードに比べればまだ優しいほうである。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 死亡しているため未登場だが、ユーサーの回想シーンとサフィアーダのフィニッシュデモに登場。なお、前作から顔グラが差し替えられている。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
全体的に能力が高く、特に格闘・防御・技量に優れ異様に打たれ強い。特に49話の彼は冗談抜きで鬼神の如く強い。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- 指揮官L2 底力L8 戦意高揚 気力+ (ダメージ) 極
- 構成はスタンダードで案外落ち着いているが、極のおかげで命中率が異様に高い。特に49話においては「鋼の魂」との相乗効果で無茶苦茶な強さと硬さを発揮して来る。ガードがないのは救いか。
固有エースボーナス
- 気力130以上で、全ての武器の攻撃力+300
- キリコと同じボーナスだが、機体が強力な分脅威度は上。
パイロットBGM
- 「鉄壁の翠玉」
- シュバル専用BGM。イントロはアークセイバー全員で共通。
人間関係
- キング・インサラウム72世
- 主君。
- ガイオウ
- 「番犬」としてとにかく彼に媚びへつらう演技を見せるが、内心の敵意はとっくに見抜かれていた。
- アイム・ライアード
- 自身の真意を見抜いていた彼によって、致命傷を負わされる。
- マルグリット・ピステール
- 部下。何かと彼女に辛く当たるが、それは周囲の目からマルグリットを守る為の芝居だった。ただし、名前の部分のみ素。芝居とはいえ彼女につらく当たっていたことには相当罪悪感を感じていたらしく、真相が判明した際には弁解こそ付け加えたものの謝っている。
- クロウ・ブルースト
- サンクキングダムでの初戦闘でブラスタに奇襲を仕掛け、彼に重傷を負わせる。シュバルの卑屈な性格を侮蔑していたが、その姿が演技と知ってからは敬意を表するようになった。
- ユーサー・インサラウム
- 主君の子。再世篇でのシュバルの第一声は彼への謝罪の言葉であった(ユーサーに失礼な態度をとった弟子の非礼を代わりに詫びていた)。
- ウェイン・リブテール
- 弟子。鼻っ柱の強さに手を焼きつつも何かと目をかけており、「二天一閃」「阿吽斬魔」など、自身の闘技の数々を叩き込んでいる。ジェラウド曰く、若い頃は彼そっくりの性格だったらしい。ウェインもなんだかんだ言いつつシュバルの事を尊敬していた模様。
- ジェラウド・ガルス・バンテール
- アークセイバーでの上官。同時に若い頃から親しい仲だった事が回想シーンからうかがえる。
名台詞
- 「聞けぇい、雑兵共!貴様達が調子に乗るのも、ここまでだっ!」
「我が名はシュバル・レプテール!インペリウムの王の騎士!」 - サンクキングダム戦でZEXISの前に初めて姿を現し、高らかに名乗りをあげる。
- 「我こそはシュバル・レプテール! インペリウムの騎士!」
- 開始台詞の一つ。なお、再世篇のウェインやジェラウドに対応していたりする。
- 「我がエメラルダンの剣、受けるがいい!」
- ブラスタをエメラルダンの射程に捕らえた際の台詞。次の瞬間、ブラスタは…。
- 「ご覧になられましたか、アイム殿!このシュバルこそが真の騎士!御身を守る剣に相応しくございますぅう!」
- ブラスタを屠った後、アイムへ己の実力をアピールする。
- 「ガイオウ様に仕える事は我が至上の喜び…」
「全てを失った、この哀れな犬めに新たな目的を与えて下さった王こそが、我が真の君ぃぃぃっ…!」 - 過剰なまでにガイオウへの忠誠心を叫ぶが、そんなシュバルをカルロスは冷ややかな目で見ていた。
- 「マァァァァルグリットォォォォ!」
- マルグリットを叱責する際に何度も言う。なおこの言い回し、アイムやガイオウを欺くための大げさな演技かと思いきや……(後述)。
- 「拙者は何も変わってはおらん! 変わったのは貴様の方だぁぁぁっ!!」
- マルグリットとの戦闘前会話。この時点では悪足掻きにしか取れないが、確かにシュバルは何も変わってはいなかった。
- 「ガイオウ! 我が祖国インサラウムを滅ぼした悪魔!」
「我が残りの生命でせめて貴様に一太刀!!」 - 49話「虹」より。祖国と君主と民の仇を前に、亡国の騎士が咆哮する。
- 「我が君、そして民達の無念! 今、拙者が晴らす!」
「破界の王! 祖国インサラウムの仇!」
「ぬおおおおおっ!!」 - ガイオウに対してついに反旗を翻した際の戦闘台詞。二天一閃にて斬りかかるも……。
- 「奴めの鼻っ柱の強さは師である私も手を焼いている始末でして……」
- 再世篇におけるユーサーの回想シーンにて。ウェインの性格に手を焼いていたようだが、ジェラウドからは「若いころの師匠にそっくりだな」と言われ、マルグリットにはくすりと笑われてしまう。
- 「マァァルグリィィットォォォッ! 笑うでないっ!」
- 直後の返しがこれ。どうやら照れ隠しのようだが、この叫び方は素だったらしい。
搭乗機体・関連機体
- エメラルダン
- 専用機。
- グレート・アクシオン
- 平時は同艦に常駐し、出陣の時を待つ。