流拓馬

2021年10月8日 (金) 23:17時点における天世 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎名台詞)

流拓馬は『ゲッターロボ アーク』の主人公

流拓馬
読み ながれ たくま
外国語表記 Takuma Nagare
登場作品

ゲッターロボシリーズ

声優 内田雄馬
デザイン 石川賢(原案)
本橋秀之(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(日本人)
性別
年齢 19歳
所属 ゲッターチーム
好きな食べ物 コンビニおにぎり
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概要

ゲッターアークのメインパイロットを務める青年。初代ゲッターチームのリーダー・流竜馬の息子ゲッターチームの一員であり、親友の山岸獏らと共に戦いに身を投じる。

父譲りの熱血漢で喧嘩っ早く、目の前の出来後にも動じない性格。そのため仲間のカムイ・ショウから馬鹿扱いされがちだが熱血一直線というわけでもなく、相手の裏をかいたり、会話相手にカマをかけるなどの抜け目のなさも持ち、むしろ地頭は非常に優秀。情に厚く仲間思いでもある。コンビニのおにぎりとコーラが好物。

長年ゲッター線を浴び続けた竜馬のDNAを受け継いでいることで、常人を遥かに超えた強靭な肉体の持ち主。敷島博士からは「ゲッターの申し子」とも呼ばれている。ナイフを刺されてもツバをつけておけば治ると平然としていたり、強化服なしでゲッターロボに搭乗しても鼻血を拭くだけで済んでしまう。けれど注射は苦手という年相応の一面もある。

竜馬は拓馬が生まれる前に真ゲッターロボと共に火星へと飛び立ってしまったため、母親の女手一つで育てられた。母からは竜馬のかなり誇張された武勇伝を聞かされて育つ(原作では竜馬は厳格な人物であったと語っていたが、アニメ版ではだらしない一面も含めて語っている)。だがゲッター線を研究する機関[1]を名乗る一団が現れ、母を殺されてしまう。母の手でなんとか逃げ延びた拓馬は、母を殺した相手の顔を刻み込み、復讐を誓う。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦DD
初登場作品。2021年10月のイベント「ゲッターの申し子」期間限定参戦予定。ゲッターアークのメインパイロット。

人間関係

家族

流竜馬
父親。拓馬が生まれる以前にシベリア戦線に旅立った為、面識はないが、母から武勇伝を聞かされて育った。
父の話になると少々ナイーブになることもある。
流りょう
母親。彼女に女手ひとつで育てられ、性格も母に似た所がある。

早乙女研究所

山岸獏
親友。マクドナルドから逃げ延びた直後に出会い、そのまま行動を共にしている。共にゲッターロボアークのパイロットとなる。
カムイ・ショウ
チームメイト。何度もぶつかりながら、段々と信頼関係を深めていく。
神隼人
司令官。父の親友だが、特別な意識はない。彼に導かれる形でゲッターチームに参加する。
敷島博士
早乙女研究所所属の武器開発者。彼から武器を借りているが、そのテンションには引いている。

恐竜帝国

ゴール三世
彼のカムイとその母への扱いに拓馬が憤った結果、出陣パレードにて拓馬に一杯食わされてしまう。

アンドロメダ流国

マクドナルド
母の仇。ゲッターチームに参加した最大の理由でもある。

名台詞

「今のご時世、ちょいと市街地を離れれば安全に寝る場所も食い物もない。こんな世の中だからこそ、金はちゃんと払おうぜ。でないと……コンビニに握り飯が届かなくなる!」
第1話「天の鬼」より。腹を満たすためにコンビニに立ち寄った拓馬と獏は、そこを襲撃する暴漢たちと出くわしてしまう。リーダー格の男に金属バットで頭を殴られながらも、拓馬は平然とした様子でこの台詞とともに鉄拳を繰り出して暴漢たちを成敗するのだった。
これらは原作漫画にはないアニメオリジナルの場面であり、荒廃した世界観の補完にも役立っている。
隼人「小僧! 貴様 名は!」
拓馬「へへへ 俺の名は 流 拓馬」
隼人「なに!? まさかお前の父親は!!」
拓馬「オヤジの名は 流 竜馬だ!!!」
第1話(第1章)「天の鬼」より。ゲッターD2を不安定な体勢から飛行を敢行する所で隼人から名前を問われた際に。なおこの直後に急激なGによって、大量の鼻血を吹き出している。
「あいつは あいつは…俺の母親の仇だ!!」
第3話(第3章)「アーク始動」より。幻影に映し出されたマクドナルドの姿に激昂して突撃を敢行し、息も絶え絶えに怒りの台詞。
「俺は… 俺はゲッターロボのもうし子だ!!」
第5章「蟲の日」より。早乙女研究所を占拠した蟲によって攻撃され、チーム全員が気絶した所をトドメを刺すために襲いかかってきた巨大蟲に機体を食われている最中に目覚めた際に。
(そういや…)
「あの時は分かんなかったが、カムイの母ちゃんなんだろ? 聞いてた通り綺麗な人だな」
「ん~? あの人がカムイの母ちゃんか」
第8話(第10章)「竜の血 人の心」より。マシーンランドにてカムイの母を偶然見かけた際、恐竜帝国のハン博士に詰め寄った際のカマかけ。拓馬の前でゴール三世によってカムイの母への言及があったことを覚えていた拓馬は、その時共に居たハン博士にカマをかけ、情報を引き出すことを試みた。拓馬の地頭が優秀なことが伺えるシーン。
「皇帝陛下ばんざーい! 恐竜帝国のためにしっかり戦ってきまーす! みんなも、俺達のために集まってくれてありがとうよー!」
~(中略)~
(ふざけんじゃねえぞ! 勝手に拉致ってきて子供にも会わせねえだと!? そんな横暴があってたまるか!!)
同話。恐竜帝国の出陣パレードにて、遠巻きにカムイの母の姿を確認した拓馬は、腸の煮えくり返るほどの怒りを抑えながら、表向き馬鹿っぽく笑顔でハチュウ人類に応え、一計を案じる。
「カムイ! 人間を入れてもいいだろ? 俺達だけじゃさみしいや」
パレードの続き。事情が分からないフリをして、カムイの母を強引にパレードに連れ出し、カムイの前に母を送り届けた後の台詞。仲間としての、拓馬なりの友情が伺える台詞。そして…。
「陛下に出陣の挨拶をするんだ! 皇帝陛下ばんざーい! 恐竜帝国に栄光あれー!!」
直後、カムイとその母だけでなく、ゲッターザウルスの仲間までも巻き込み、皆で手を繋いでゴール三世に出陣の挨拶をしでかす。表向きゴール三世を称えている以上、ゴール三世はあまりの事態にも怒るに怒れずにいた。まさか人間である拓馬に一杯食わされてしまうとは思わなかっただろう…。
「バカ言ってんじゃねえ!! 俺達にはゲッターの血が流れている! こんなところで終わるはずがねえ!」
「信じるんだ自分を! この身体に流れている血の宿命を!」
アニメ第11話「宿願」にて。母の仇を討つ下記のシーンに相当する、魔獣ウザーラとのアニメオリジナル決戦における台詞。諦めかけていた獏に対しての叱咤激励で、この台詞に応えるように、ゲッターアークの身体が金色に輝き、母の仇にトドメを刺すアーク最大の一撃・アークシャインボンバーが放たれる。
原作と比較してかなりヒロイックな決戦になっているが、それでも仇を取った後の虚しさは変わらない…。
「…わかった。お前がそこまで言うんならそいつが正解だ。俺は何としても地球に戻ってこの戦いを見届ける! まだ終わっちゃいねえ。俺もそんな予感がビンビンしてるんだ!」
アニメ第12話「折り重なる刻」のアニメオリジナルシーン。ウザーラとの決戦後、宇宙漂流中にエンペラー壱號艦の中に誘われた際の話。
ここまで親友として常に一緒に行動してきた獏が、ゲッターとの対話を試みる為エンペラー壱號艦に残ることを決意した際、その決意を汲んで、獏の口癖を真似ての別れの台詞。

原作漫画版

「うおお おふくろの仇 きっちりつけさせてもらうぜ」
「おふくろ」
「ハア ハア」
「やったのか… あっけない これで本当に俺の復讐の旅は終わったのか」
第14話「果てしなき戦い」より。自身の母親の仇である、鬼の残党をアークの右掌で潰す際に。
1行目の台詞は、アニメ版では第11話「宿願」にてアークシャインボンバーを放つ直前に挿入されている。

迷台詞

「カムイ よくやったがやっつけるのは怪物だけにしろ!! 道路に穴をあけると 公共事業費がかさんで国会で問題になる」
第5章「蟲の日」にて、カムイが蟲の集合体をゲッターキリクのドリルで粉砕した直後に。しかしカムイからは「なに言ってやがる そんなことより こいつらに卵を産み付ける女王の巣があるハズだ それを早くさがせ」と返される。
「お前はすでに ふふ わはは バッチリきまったぜー! 見たかアークのおそろしさを!!」
第6章「地に眠るもの」(アニメでは第5話「申し子」)より。早乙女研究所を占拠した蟲の行ったミサイル攻撃で倒れたアークにトドメを刺しに来た敵を逆にバトルショットカッターで仕留めた際に。直後にカムイから「何カッコつけてんだよ」と突っ込まれている。
「コンビニはねえのか!?」
アニメ第7話「ゲッター同盟軍」より。恐竜帝国のマシーンランドを案内された際、人間の食べ物も用意できると言われての一言。文化が違います。
原作漫画版では獏が「コンビニのオニギリが食いてえ~」と隼人に通信越しで叫んでいるが、拓馬はコンビニを口に出していない。

スパロボシリーズの名台詞

「信じるんだ! この身体に流れている血の宿命を!」
「アァァァクッ!」
「シャイィィィンッ!」
「ボンバアアァァァァッ!!」
『DD』にて、アークシャインボンバー使用時の台詞。最下段の台詞はチーム3名揃って叫ぶが、元ネタであるアニメ11話では、この時ある事情でカムイ不在だった。
参戦PVで流れた同武装の使用映像が、アークシャインボンバーの名称の初出となり、視聴者を大いに驚かせた。

搭乗機体

ゲッターアーク
拓馬がメインパイロットを務める形態。
ゲッターキリク
ゲッターカーン / カーンローバー
以上の形態は、基本的にサブパイロットとして搭乗するが、アニメ最終話では単独操縦で全形態を使用している。
ゲッターD2
最初に乗ったゲッターロボ。元々普通の人間が操縦できるようにするためにデチューンされている[2]上に、直前の戦闘並びに超高度からの墜落による損傷で4割の性能減だったため、拓馬の反応速度に追いついていなかった。

余談

脚注

  1. 原作漫画版では米国の特務機関。
  2. ただし、専用のパイロットスーツを装着していないと確実に死亡する。