アルティス・タール
アルティス・タール(Altis Tar)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:増谷康紀
- 種族:人間(修羅界)
- 性別:男
- 年齢:30歳代
- 所属:修羅
- 主な搭乗機:マルディクト
修羅に所属する「閃光のアルティス」と呼ばれる「将軍」。フォルカ・アルバークとフェルナンド・アルドゥクの二人の弟を持つ。「修羅王」アルカイド・ナアシュに次ぐ実力者であるが、「剛拳」と称されるアルカイドに対し、アルティス自身は考え方も含めて「柔拳」の使い手と言える。修羅の在り方と行く末を憂いており、新たな道を模索してはいたものの、結果的に導きだした結論は、「剛」の者である修羅王を「柔」の者である自分が支える事で新たな段階へ進むというものだった。結果、修羅としての生き方を捨て、それまでの歴史そのものを覆さんとするフォルカとは道を違える事となり、その行く末と信念を見極めるべく対峙することになる。そして、その想いは自らを倒したフォルカとフェルナンドの両弟、恋人であったメイシスに託し、力尽きた。その体は病魔に襲われており、「命」が絶たれたのは「宿命」だった…。
なお、『スーパーロボット大戦OG外伝』でも流れは同一であるが、ミザルの命により、デュミナスのティスに扮したアルコにより命を落とす。
「柔拳」や病魔に冒された実力者という設定は、『北斗の拳』の主人公ケンシロウの義兄であるトキがモデルと思われるが、敵対しつつも唯一の良心側であり二番目の実力者などの設定は実兄のヒョウの影響も見られる。
登場作品と役柄
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- 終盤戦で対峙。全く隙のない実力者であり、マルディクトの強さもあり、苦戦必至。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 行動自体はCOMPACT3と同じで、アルカイド戦前で倒される結末も同じ。なおアガレスと同様にマルディクトも「馬」をモチーフとするため、レーツェルや、「閃光」の名に恥じないのか、どのキャラクターにも専用セリフがある。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
格闘・技量・回避に優れ、カウンターされやすい。マルディクト自体の攻撃力が高い上に最強武器を無尽蔵に撃ってくるため、下手を打つとスーパー系でも一撃で落とされかねない。
特殊技能(特殊スキル)
- 底力L9 インファイトL9 カウンターL9 見切り アタッカー 気力+ (ダメージ)
- 恐ろしいまでの攻撃力を誇る。見切りと底力の相乗効果で命中率も飛躍的に上がって来るため、正直集中程度では焼け石に水。
固有エースボーナス
- 「カウンターの発生率+10%」「格闘武器の与える最終ダメージ+10%」
EXハードだとこれを持っている。ますます先手を取られやすくなる上に攻撃力がさらに上昇。
パイロットBGM
- 「修羅の掟」
- 修羅の将軍専用BGM。
人間関係
- フォルカ・アルバーク
- 実弟。彼が修羅の生き方を捨てたとき、彼なりにフォルカの行く末を見守っていた。そして、自らフォルカに倒されることで修羅としての掟を変えさせた。
- フェルナンド・アルドゥク
- 義弟。フォルカ共々、その行く末を見守っていたのだが……。
- メイシス・マルク
- 恋仲で、メイシスは「アル」、アルティスは「メイ」と呼び合う。アルティスの想いを受け、フォルカに協力する。
- アリオン・ルカダ
- OG外伝ではアルティスの想いをメイシスへと伝えた。そのメイシスの想いも守るためアルティスの護衛に付く。
- ミザル・トゥバル
- 野心は見透かされており、ミザルもまたアルティスを厄介な存在として見ていた。
- アルカイド・ナアシュ
- 「修羅王」。修羅の統制と秩序を保つためアルカイドに忠誠を尽くすが、フォルカに討たれるのは修羅の秩序を打ち砕くためであった。
名台詞
- 「震えるがいい、怯えるがいい!!」
- 「奥義・紅蓮魔炎陣」使用時のセリフ。
- 「修羅の戦いの意味…か」
「我が弟よ……お前の迷い……それこそが修羅の未来なのかも知れんな…」 - OG外伝にて、フォルカを送り出した後の独り言。修羅の生き方に対して疑問を持っていることが窺える。