アンドレイ・セルゲイヴィッチ・カリーニン

2014年11月8日 (土) 20:11時点における121.110.43.97 (トーク)による版 (スーパーロボット大戦で再現されていない範囲のネタバレをコメントアウト)

アンドレイ・セルゲイビッチ・カリーニン(Andrey Sergeivitch Kalinin)

ミスリル西太平洋戦隊で陸戦部隊の指揮を執る。戦術面では小細工や奇策を排したセオリー通りの戦術を行う優秀な指揮官だが、作中では奇抜な状況が連続で発生したためその本領が発揮されたのはずいぶん後になる。
かつてはソ連軍に属していたが、妻の医療事故死で祖国に絶望。さらに上層部が敵対勢力へ謀略を謀ったのを機に離脱する。その後相良宗介と共にガウルンを倒してからミスリルに入る。

実は亡き妻が作ったボルシチの味を試行錯誤を繰り返して再現している一面があったが、その味が「ココアパウダーと味噌ペースト」とどう見てもボルシチに入れるにはおかしい調味料だった(この時、リトマス試験紙でphまでも確認しているが、どう見ても酸性だったりする)。
これを口にしたテッサは苦悶の表情だった上に「あったかいドクター・ペッパー」、「死ぬかと思いました」と言わしめ(しかも吐いていたことを匂わす描写がある)、宗介は裏返った声で「先約がある」と断った程の強烈な味であった。
恐らく、前線に赴くカリーニンへのささやかな嫌がらせとして仕込まれた可能性は高いが、ストレスが溜まっていた本人は美味しく感じていた。事実、彼の髪は元々シルバーブロンドだったが、今現在はただの白髪である。


かつては日本大使館に勤めていたことから日本語も理解可能であり、再会した宗介に彼の本名である「相良宗介」と漢字を当て、日本語を教えた。 ただし、軍用語の直訳も多いため、若干肩肘を張ったような言葉遣いになる。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
ミスリルに所属する前は人革連(原作ではソ連)から追われる身であった。今回はNPCで声は収録されていない。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
トゥアハー・デ・ダナンのサブパイロット。ただし乗っていないことも多く、スポット参戦なのもあって使える機会はほとんどない。
スーパーロボット大戦W
Jと概ね同じ。第8話ではボン太くんがクマかネズミかでマデューカスと口論を繰り広げている。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

JW
偵察集中不屈熱血かく乱友情

人間関係

イリーナ
亡き妻。生前はピアニストだったため、西側に潜入するために彼女のコンサートを利用することもあった。妊娠していたが担当医が酒に酔った状態であったため医療事故により母子共々死亡する。これにより祖国に絶望した彼はソ連軍を離反する。
相良宗介
最初は航空機事故で、次は戦場で敵として出会い、そして共闘する内に親子のような関係を築く(その割には名字や肩書で呼ぶ硬い間柄だったが、これはお互いの性格に由来する)。また、彼を養子として引き取り、妻と子と4人で暮らそうとしていた。
一旦別れ別れになった後ミスリルで再会した。
セイナ
彼女の恩師に似ているらしく、興味を持たれる。

名台詞

「君の師――武知征爾は君の中にしかいない。君のふるまいが、彼の真実を決定する。それだけのことだ」
捕虜としてA21と対面していた際に。この言葉にセイナは彼を「聖職者のようだ」と評する。

迷台詞

「ココアパウダーと味噌ペーストです」
「はい、ですがボルシチにココアと味噌はかかせません」
「わりとヒマな戦隊長の一日」にて、亡き妻の思い出のボルシチを再現している時にテッサに告げた台詞。
カリーニンは出来上がった物を食べて満足していたが、テッサは悶絶した。

スパロボシリーズの名台詞

「クマです。これは断言しても構いません」
Wにてボン太くんを見て。マデューカスとクマかネズミかで言い争いになった際の台詞がこれ。
「歪んだ世界……か」
時獄篇第20話「走るワン・ナイト・スタンド」エンドデモにて。何気ない台詞と捉えがちだが、原作読者からすればまさしく「嫌な予感しかしない」類のものである。

搭乗機体・関連機体

トゥアハー・デ・ダナン