SP回復
SP回復(SP Recovery)
特殊技能の一種。毎ターンのプレイヤーフェイズ開始時に、技能所持者の精神ポイント(SP)が回復する。貴重なSP回復手段なので、非常に重要度が高い。作品やキャラによっては消費SP10以下で「集中」「ひらめき」「必中」等の精神コマンドを使えるので、それらと組み合わせると効果覿面である。
なお、SP回復と同じ・或いは類似した効果を持つ特殊技能や強化パーツもある。それらは原則としてSP回復の技能と重複して効果を発揮するため、組み合わせが可能ならば更にSPの回復量を高められる。
主な登場作品
第3次αやZでは先天技能となっており、パイロット養成による取得は不可能。しかし、強化パーツに同じ効果を持つものがある。
技能レベルがあるのはCOMPACT3のみ。
シリーズ | 回復量 | 消費PP | 同効果の強化パーツ |
---|---|---|---|
α | (技量/4)+5 | 養成なし | - |
第2次α | 10 | 200 | |
第3次α | - | ミンメイのディスク(最大SP/10) | |
IMPACT | 登場しない | - | リリス王家の紋章(最大SP/10) |
MX | 最大SP/10 | 100 | - |
COMPACT3 | 技能Lv×2 | 35+5×(技能Lv-1) | ひとみのペンダント(最大SP/10) |
OG1 | 10 | 100 | - |
OG2 | - | ||
OGs | 80 | - | |
OG外伝 | - | ||
第2次OG | - | - | |
Z | 10 | - | 堕天翅の翅(10) |
第2次Z | 320(再世篇のみ) | シェリルのディスク(10) ブロンズエンブレム(再世篇のみ・回復量20) | |
UX | 10 | 同名スキルパーツで取得可 | - |
主な所有者
女性キャラに多い。これは非常に判断を下すのが難しい話ではあるが、所謂「優しい」キャラクターや予知能力に代表される超感覚を持つ者がこの能力を持っているからで、それが女性に多いからである。また、Zで後半仲間になる女性の支援系パイロットは、SP回復と希望を併せ持っているケースが多い。一人でも多く仲間にしておくとそれだけ終盤が楽になる。
バンプレストオリジナル系では、主に因果律の番人の能力を有する者が取得する。
- 早乙女ミチル
- 第2次α、第3次αで所持。祝福を使えるのが強み。
- カトル・ラバーバ・ウィナー
- 第2次α、第3次αで所持。集中、祝福、激励とかなりのラインナップを誇るが、戦闘力が低下している。カンの良い人疑惑があるため、それの表現という説も。
- ロラン・セアック
- 『∀ガンダム』の主人公。Zでは早期から加入する貴重なSP回復持ちだが、他の主役級と比べ基本能力は落ちる。晩成型。
- エウレカ
- Zに参戦した『交響詩篇エウレカセブン』のヒロイン。最初はメインパイロットだが、後にサブパイロット化する。最終的には覚醒や希望を覚える。
- ラクス・クライン
- ザフトの元歌姫。第3次αではSP回復と脱力、Zではさらに希望を引っさげての参戦。
- ディアナ・ソレル
- ムーンレィスの女王。Zでは終盤に必ず参入。やはりZではSP回復と希望を所持。いざとなれば愛も使える。
- リーナ・ルーン
- 『創聖のアクエリオン』に登場するディーバの預言者。終盤に必ず加入。彼女もZではSP回復と希望を併せ持つ。乗機の強攻型アクエリオンは3人乗りで、エレメントシステムの活用により戦闘も十分こなせる。
- C.C.
- 『コードギアス 反逆のルルーシュ』に登場する不老不死の魔女。その人ならざる力ゆえか所持。ガウェインのサブパイロットであり集中、祝福、脱力とサポート系コマンドが充実している上最終的には愛も習得。ゼロのサポート役として非常に優秀。
- スーパーロボット大戦α主人公&恋人
- 特定の誕生日と血液型で先天技能になる。αでSP回復を持たせることができるのはこの二人のみ。
- ギリアム・イェーガー
- OGシリーズで毎回最初からSP回復を持っている。お陰で集中が使いたい放題。また、ギリアムはSPが少なめなのでそれを補っているとも言える。
- ラーダ・バイラバン
- OGシリーズで毎回最初からSP回復を持っており、支援系の精神コマンドも充実している。OG外伝では、終盤救済キャラのアインスト・アルフィミィとデスピニスにお株を奪われるかもしれない。
- クォヴレー・ゴードン
- 『第3次スーパーロボット大戦α』の主人公では、唯一SP回復を所持している。消費SPはその分高めだが、特殊誕生日なら感応が打ち放題になる。
- セツコ・オハラ
- 『スーパーロボット大戦Z』の女主人公であるスフィア・リアクターの1人。Zの最初は技能欄が「?????」になっているが、中盤のあるイベント後にSP回復を習得する。
- メール・ビーター
- 『スーパーロボット大戦Z』の男主人公の相方。スフィア・リアクターではないもスフィアの力の行使者として習得。ただ、彼女の場合レベル50で習得する。
- アイム・ライアード、ユーサー・インサラウム
- 『第2次スーパーロボット大戦Z』の敵。敵である為死に技能ではあるが、彼らはスフィア・リアクターであり為上記のセツコ同様イベント後にSP回復を習得する。
- なお、同作の主人公であるクロウ・ブルーストもスフィア・リアクターであるが、ある理由によりSP回復を習得しない。
類似する効果を持つ要素
- 念動力
- 先天性の特殊技能。IMPACTとMXのみ、毎ターンSPが20%回復する効果。
- P・A・S・F・U
- Wで登場。1マス移動ごとに、SPが1回復する強化パーツ。
- ゴウバインヘルメット
- Kで登場。WのP・A・S・F・Uと同じ効果の強化パーツ。ただし、WとKにはバグながら簡単に出来るSP無限増殖法があるため、バグ技の使用に抵抗を感じる人以外には必要性は限りなくゼロに近い。
- 超A級超能力
- 第2次Zで登場する明神タケル専用特殊スキル(固有エースボーナスで獲得)。超能力L9の補正にSP回復がかかる。
- イノベイター
- 第2次Zでは能力値上昇に加えてSP回復がかかる。OEではスキルと無関係に毎ターンSP量が上昇するため、その上昇量がプラスされる形。
- 精神力、魔力
- OEで登場。どちらも最大SPが増加すると共に、一戦闘ごとに(戦闘の内容・結果に関わらず)SP上昇の効果がある。援護攻撃・援護防御での戦闘参加時にも適用されるためかなり強力。
- ケロン人
- OEのケロロ軍曹専用特殊スキル(ケロロ小隊全員がケロン人だが、他4人はサブパイロットのためスキル欄なし)。敵の攻撃回避に成功するごとにSP量が上昇する。敵の攻撃に対しては被弾でのみSP上昇するOEにおいて、例外的に回避の成否に関わらず溜められるため、経戦能力が格段に高められることになる。
- エースボーナス
- 第2次Zのロラン、號に毎ターンSPが回復するものが設定。これらはSP回復のスキルと効果が累積する。また上述のタケルも同様のケースといえる。
NEO・OEの「撃墜エース」の類型では、毎ターンの上昇量がプラスされる「回復」、攻撃命中ごとの上昇量がプラスされる「吸収」「闘志」「精神」、回避に成功するごとにSP上昇する「早業」があり、これらはSP上昇以外の効果も付随する。