ラゴウは『GEAR戦士電童』の登場キャラクター。
ラゴウ | |
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登場作品 | GEAR戦士電童 |
デザイン | 阿久津潤一 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦R |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
生態 | |
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種族 | 異星生物 |
全高 | 22.2 m[1] |
重量 | 955.5 t |
所属 | 機械帝国ガルファ |
概要
第15話「学校のデータウェポン」から第19話「よみがえる命」まで登場。
ガルファ皇帝のペット。ギリシア神話の双首の犬・オルトロスのような形状をしている生身の巨大生物。
機械生命体やデータ生命体にとっては正しく「天敵」とも言える特性を備えた宇宙怪獣で、機械を捕食するため、失敗した部下を処分する際の処刑方法に利用される。皇帝から寵愛を受け甘やかされた結果、機兵を食い荒らし、勝手に螺旋城を抜け出して地球に向かうなど好き放題に暴れまわっており、もはや皇帝以外で止められる者は居ないに等しかった。
背中には片方だけで57.5mにも及ぶ巨大な翼を持ち、凄まじいパワーとスピードを有し、その機動力は電童の5.2倍にも及ぶ。また、機械を食べることで傷を回復することができ、その力は欠損した肉体の再生すら可能なほど。
牙には、かつて皇帝がラゴウの体内に封印した「ラゴウウィルス」と呼ばれる猛毒(コンピュータウィルス)を噛み付いた相手に送り込む機能がある。ラゴウウイルスは機械をハード・ソフトともに恐るべき速度で侵食し、データウェポンさえ死に至らしめる力と、ワクチンソフトにも即座に対応して無効化してしまう驚異的な適応・学習能力を持つ。
ラゴウウイルスでユニコーンドリルとレオサークルに瀕死の重傷を与えたが、最終的にはユニコーンとレオが合体して生まれた新たなるデータウェポン「超獣王 輝刃」の力を得た電童(電童・超獣王輝刃)の輝刃ストライカーファイナルアタックにより葬られた。
なお、ラゴウウィルスのデータはGEARに解析され、機械帝国ガルファとの最終決戦時にはゼロにラゴウウィルスを仕込んだミサイルで大ダメージを与えるに至っている。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 初登場作品。第15話ではNPCのユニコーンドリルとレオサークルが撃墜されると敗北なので注意。第19話ではターン制限の戦闘で、規定ターン内に倒すことができればその場でイベントが発生し、電童に超獣王輝刃が追加される。また、時間切れになっても敗北にはならず、原作通りにユニコーンドリルとレオサークルが輝刃として復活し、キバストライカーのファイナルアタックで止めを刺すイベントが発生する。ゲーム自体の難易度もあるが、能力的にもそれほど手強い相手ではない。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX(PORTABLE)
- シーン5で戦う。戦う前からベガ星連合軍の幹部連からも名前が出ており、ギルギルガン達と並んで星々では忌み嫌われた存在だと言われている。前回登場の『R』に比べると基礎的な能力が上がり、攻撃にHP毒の特殊効果が付いたラゴウウィルスが凶悪。基礎攻撃力も高いので、攻撃を受けたら無事ではいられない。初登場時のシナリオは一連のゼオライマー系シナリオのクライマックスにあたるステージなのだが、そちらのイベントにかまけてラゴウを放置していると、2回行動を活かした攻撃でデータウェポンが撃墜されるので要注意。同マップでラゴウを倒すのは困難だが、撤退ギリギリまでHPを削り、ラゴウが『回避』を選択するだけのダメージを与えられる攻撃に、必中をかけると良い。また、本作では月面・螺旋城付近での電磁ネットによるラゴウ捕獲作戦も再現されている。他の敵を先に全滅させた後で、ゆっくりと布陣を組んでポイントに誘い込むと良い。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ほぼ原作通りの扱い。「帝国の野望」にてボアザン帝国との戦いで出現した際にバルトフェルドが名前に反応するシーンがある。
- 終盤にてガルファ皇帝に囚われたデータウェポンを開放するためにラゴウのウィルスが使われ、これが逆転の切欠となった。
装備・機能
武装・必殺武器
- 突進
- 雄叫びを上げての体当たり。
- クロー
- 前足のツメで引っ掻く。
- ラゴウウィルス
- 相手に噛みつき、胴体から出現するトゲを突き刺してウィルスを送り込む。
- 運動性を10下げ、HPがターン毎に減る特殊効果を持つ。
- 光線
- 右の口からオレンジ色の光線を、左の口から連なった青白色の光弾を放つ。SRW未登場。
特殊能力
- HP回復(小)
- 状態変化耐性
移動タイプ
サイズ
- M
- 原作では体高だけで電童を上回っており、体長は電童の3倍ほどもあった。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能
人間関係
余談
- 後年、本作の監督である福田氏が手掛けた『機動戦士ガンダムSEED』において、似たような名前の四足歩行獣型メカ「ラゴゥ」が登場している。こちらは「ラゴウ」で、ウが大文字である。
- ラゴウのデザインラインがプロデューサーの古里尚丈氏に気に入られたため、阿久津氏は同氏がプロデューサーを務めた『舞-HiME』にも参加したとのこと[2]。
脚注
- ↑ 体高及び体重は、第16話冒頭にてドクター井上が提示したデータ計測による。
- ↑ 【第06回】「GEAR戦士電童」20周年記念連載 | 矢立文庫 2021年8月14日閲覧。