ミネルバ隊
2024年12月19日 (木) 17:23時点におけるDoradokawakami (トーク | 投稿記録)による版
ミネルバ隊とは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する部隊。
概要
新造艦ミネルバを母艦としたザフトの部隊。主人公であるシン・アスカを始めとして、アカデミー(士官学校)上がりの同期が多数所属している。
ファントムペインによるガンダム強奪の追撃任務に就き、ユニウスセブンの残骸の地球落下防止作戦を始め、数多くの重要な作戦に従事して多くの功績を挙げた。この激戦、およびその最中に挙げた戦績もあって、作中において合計5人のFAITHが所属[1]し、多くの最新鋭機が配備された。当時のプラント議長であるギルバート・デュランダルからの信任も厚く、第2次大戦当時のザフトの看板部隊となっていた。
しかし一方で、転戦の頻度が激しかったためか補給が追い付いていない程に損耗も激しく、早々に艦載機のゲイツR2機を失い、補充人員もアスラン・ザラはメイリン・ホークを連れ脱走、ハイネ・ヴェステンフルスは乗機グフイグナイテッドと共に補充直後の戦闘で爆散と、慢性的な戦力不足に陥っていた。最終的にはメサイア攻防戦でミネルバ撃沈および艦長タリア・グラディスの死亡などの致命的な損失が発生し、事実上壊滅した。
後の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(SRW未参戦)』では多くの隊員たちが世界平和監視機構コンパスへと参加している。
基本的に優秀なモビルスーツパイロットを揃えている点や、ガンダム強奪を行った敵部隊の追撃、形は違うとはいえ、艦長や熟練パイロットの非業の死、どちらかといえば悲劇的な末路等、戦後はメンバーのほとんどが独立部隊へと参加と、どことなく『0083』のアルビオン隊と共通している[2]。
登場作品
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- セツコ編だと終盤に入るまでの貴重な戦力。逆にランド編では出番が少ない。両主人公とも原作ルートでは全員が一旦自軍を離脱し、敵として登場する。
- ifルートではシンとルナマリアが自軍に残り、レイとタリアが一旦離脱するが、条件を満たすと戻ってくる。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 原作再現終了までずっと敵。レイ生存フラグは有るが、タリア生存フラグが無い。ルートによっては会う回数がぐっと少なくなる。
- スーパーロボット大戦L
- 今回は全員味方。原作再現が序盤で打ち切られてオリジナル展開になっているため、終盤でレイのみ離脱。しかも、そのステージでフラグを満たせば帰って来るため、実質関係無い。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 初登場作品だが、敵として登場する。
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- メインストーリー3章Part7より登場。
- 本作ではディバイン・ドゥアーズに合流しているアークエンジェル隊が公に危険分子扱いである為、既に対立関係にあるが、ブレイク・ザ・ワールドではシンが独断で攻撃を仕掛けるトラブルが発生するも、最終的に共闘を選択し、破片の落下を完全に防ぐことに成功。以降も遭遇の度に助けられる形になっているものの、戦況を一変させる力を持つディバイン・ドゥアーズへの警戒心は捨てる事ができずにいる為、かなり微妙な感情を抱いている。
人物
ミネルバクルー
- タリア・グラディス
- ミネルバ艦長。ミネルバ隊の最高責任者であるが、メサイア攻防戦で死亡。
- アーサー・トライン
- ミネルバ副長。
- シン・アスカ
- MSパイロット。インパルスガンダム及びデスティニーガンダムに搭乗。
- レイ・ザ・バレル
- MSパイロット。ザクファントムやレジェンドガンダムに搭乗。メサイアにてタリアと最期を共にした。
- ルナマリア・ホーク
- MSパイロット。ザクウォーリアやインパルスガンダムに搭乗。
- メイリン・ホーク
- ミネルバのオペレーターだったが、後にアスランと共に脱走。
- アスラン・ザラ
- MSパイロット。セイバーガンダムに搭乗したが、途中で脱走。
- ハイネ・ヴェステンフルス
- MSパイロット。グフイグナイテッドに搭乗したが、配属後間も無く戦死。
- ヨウラン・ケント
- メカニック。
- ヴィーノ・デュプレ
- メカニック。
関連人物
- ギルバート・デュランダル
- プラントの最高評議会議長で、ミネルバ隊は彼の肝煎りで結成された。国家元首の立場でありながら、ミネルバ隊と行動を共にする事も有る。
- 余談だが、『Z』におけるザフトとの最終決戦時では、原作と異なりミネルバに搭乗して戦闘指揮を行う。