ユーラシア連邦とは、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場する国家。
概要
現実でいうヨーロッパ諸国(イギリス、アイルランド、アイスランドを除く)とロシア、西アジア、黒龍江省と北海道を領有する国家。首都はブリュッセル。大西洋連邦と東アジア共和国と共にプラント建造・運営に出資したプラント理事国家であり、地球連合の三大国の一つ。
その大西洋連邦とは戦前(=地球連合結成前)から仲が悪く、第1次連合・プラント大戦では宇宙要塞アルテミスにおいて大西洋連邦の秘密兵器であったG兵器とアークエンジェルの捕縛・確保を試みようとした。アラスカ基地では逆に大西洋連邦の策略で兵士たちを捨て石にされてしまい、以降連合内部における発言力を失っていくことになる。一例として第1次大戦末期は大西洋連邦との同盟強化とそれに伴うダガーシリーズの配備を決定し、自軍のMS開発計画は凍結された。
第1次大戦終了後は西側(旧EU)と東側(旧ソビエト)で世論に溝ができ、大西洋連邦に従属する政府に対して国民の反発が強まり、第2次連合・プラント大戦ではベルリンなど西側の都市のいくつかはザフトに救援を要請し駐屯の許可を出した。ロゴスはそういった都市をデストロイガンダムで焼き払っており、そういったことが連合の離反と反ロゴス同盟の参加に繋がった。
登場作品
大西洋連邦が登場する作品ではヨーロッパやロシアの地域がユーラシア連邦と呼ばれる。ベルリンのようにユーラシア連邦の都市の登場は多いが、国としての登場は少ない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 宇宙要塞アルテミスが登場。また新国連がニュートロンジャマーキャンセラーの平和利用を発表した際は、素直にそれに応じる決定をした模様。
人物
- ジェラード・ガルシア
- 宇宙要塞アルテミスの司令官。
余談
- 現実と違い、ロシア側がアメリカに付き、ヨーロッパ側がアメリカに反発している構図になっている。
- 映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)ではザフトの支援を受けてファウンデーションという新興国家が領土内から独立している。ファウンデーション以外にも国内各地では独立を求める紛争が起きている他、首都がモスクワに移転している。また、国際組織「世界平和監視機構コンパス」を承認しておらず、ザフトに良い印象を持っていないように思える。このことから、第2次連合・プラント大戦時にザフトを受け入れていた西側もファウンデーションのように独立してしまった可能性が考えられる。逆に言うと残った東側(『FREEDOM』時代のユーラシア連邦)は大西洋連邦との結びつきを強めていると思われる。