KOS-MOS

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KOS-MOSは『ゼノサーガ』の登場キャラクター。

KOS-MOS
読み コスモス
登場作品 ゼノサーガ
声優 鈴木麻里子
初登場SRW 無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
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プロフィール
正式名称 Kosmos Obey Strategical Multiple Operation Systems
分類 アンドロイド
外見 女性型
開発 ヴェクター・インダストリー(第一開発局)
外見年齢 18歳
身長 167 cm
体重 92 kg
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概要

ゼノサーガ』劇中での大きな鍵を握るキーキャラクターであり、またジャケットイラスト等にも起用されるなど、シリーズを通して作品を象徴するキャラクターでもある。容姿は長い青髪に赤い瞳、白い肌を持つ女性のものを持つ。

KOS-MOSという名は、「Kosmos Obey Strategical Multiple Operation Systems(秩序に従属する戦略的多目的制御体系)」の略称で、彼女を含めたシステム全体の総称であるため厳密には彼女個人の名前ではないが、通称としてこの名前で呼ばれている。彼女個人を指す場合、形式番号の「対グノーシス用人型掃討兵器KPX シリアルNo.000000001」が正式な名前となる。なお「KOS-MOS」とはギリシャ語で「秩序」という意味を示す。

開発されたのは21世紀より約4000年ほど先の未来である。シリーズの主人公シオン・ウヅキの勤めるヴェクター・インダストリー社の第一開発局で開発された。シオンは開発主幹技師であるが、アーキタイプの基本設計は彼女の上司であり恋人でもあったケビン・ウィニコットによるもので、彼女は彼の死後その意志を受け継いでKOS-MOSの開発に携わる。

『ゼノサーガ』世界では珍しい[1]全身が完全に機械である女性型アンドロイドで、謎の適性存在『グノーシス』に対抗するべく軍事用決戦兵器の試作型として開発された。その為、彼女の人格そのものは高度にプログラミングされたAIである。それ故に他者との会話では合理性、論理性が前面に展開し融通が利かない対応を取ることもあるため、一見すると冷たい印象を与える。

彼女に求められた設計思想は

  • 人間の生活空間で活動可能なサイズ
  • 人間と円滑なコミュニケーションが行えるための人型
  • 柔軟な戦術バリエーションと一対多を可能にする大火力を持つ
  • 「グノーシスを攻撃可能な状態に持ち込める」特殊兵装を実装

というものである。

兵器としても極めて優秀で、格闘戦用の武器(ドラゴントゥースなど)や、レールガン、ミサイルなどが挙げられる。さらに腕部先端ごと武器に換装することが可能であり、右腕はビーム砲(R・CANNONなど)や、格闘戦用の電磁ナイフ(R・BLADE)やドリル(R・DRILL)などに逐次換装可能である。加えて恒星系も消滅可能な第三種兵装と呼ばれる相転移砲など、多くの規格外装備を持つ。外部換装も全て空間転送によって行われる為、普段は基本装備のみの重量で活動が可能となっている。そして最大の特徴は別位相に干渉し、グノーシスを始めとした虚数空間の存在を実数空間に固着させる「ヒルベルトエフェクト」を単体で展開出来る点である。その効果範囲はアンプリーファイア(増幅器)無しで数百天文単位にも渡る。

不可解かつ超然とした活動を起こす事が度々あり、シオンを無条件で護る、マニュアル起動キーの入力無しで自律起動、リアクター無しで稼動、開発主任のシオンですら知らない任務を勝手に遂行、異常な高出力、正体不明の兵装、限界を超えた機構のダウンサイジング等、明らかなオーバーテクノロジー、目的の不明な言動等々かなり派手に動いてくれる。

劇中では幾度かのバージョンアップが行われており、その都度彼女の容姿も大きく変化していた[2]

時折瞳の色が平時の赤から青へと変化すると説明のつかない行動や優しい言動を見せる事があり、劇中終盤に向かうに連れてその正体は明らかになってゆく。

正体 

名前の通り彼女は仲間の一人ケイオス(混沌)の対存在にして、ある存在の魂を宿す為の「器」である。その真の開発目的はヴェクター・インダストリー社の創始者にして総帥ヴィルヘルムと、彼女を最初に開発したケビンのみが知っていた。

宿っている魂は「マリア」と呼ばれる、6000年前(西暦紀元の極初期)に人々を導き救世主となった神の子の伴侶となった女性のものである。彼女はケイオスにより、彼の持つ宇宙を消滅させる力に対してのセーフティとしての力を託されており、その魂は虚数空間にあったが実数空間に固着する為KOS-MOSが開発された。なお、劇中で執拗にKOS-MOSを襲ってくるT-elosの正体は、マリアの遺体から肉体情報のみを再生された存在であり、これもまたKOS-MOSとは対であると言える。T-elosはKOS-MOS内にあるマリアの魂を求めていたという事である。

登場作品と役柄

無限のフロンティアシリーズ

原作ゲーム『エピソードIII』の途中あたりでの設定。『NAMCO x CAPCOM』を経て有栖零児小牟とは顔見知りの間柄となっている。

高い性能と各スキルのシナジーにより、スキルを全て習得するまで育てると単騎でシナリオクリアできるくらいのバランスブレイカー(もしくは初心者救済ユニット?)となるが、後述するように足が遅いという最大の欠点があり、そのくせ能力を完全に引き出すには瀕死になっている必要があるというキリコイデオンのような大問題を抱える。

攻撃技では別Verの武装や原作における仲間の技を使用する事がある。

無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
初登場作品。ストーリー途中で仲間になる。原作では格好が4パターンあるが、本作では最終形態であるVer.4で登場。原作やナムカプ同様の高性能ぶりを発揮する。攻撃力と防御力に優れ、復活など回復面でも優秀な精神コマンドを持ち、特殊技の「HILBERT EFFECT(ヒルベルトエフェクト)」によりサポートも万全。また、瀕死になると特殊技能「ブラッドダンサー」でが発動する可能性もあり、一発逆転も狙える。しかし、スピードが遅めで行動順が後に回りがちで折角瀕死になっても行動が回る前に倒される事もしばしば。大半の専用装備にスピード強化の効果があるので、装備品でフォローしたい。……そこまでやって発動条件が「ブラッドダンサー」と全く同じである特殊技能「プラチナシンガー」や「聖母の器」が発動した時は泣くに泣けない。
瞳の色は通常赤(非人間的な色)であるが、特定の条件下では青(人間的な色)になるという設定が立ち絵においてもある程度再現されている。また『無限のフロンティア』という作品のカラーに合わせて、無表情のまま揺れたりはだけたりする。
無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
零児達と違い序盤で発見されるが、仲間になるのはしばらく先。今回、イナズマブロー以外にも原作の仲間の技をラーニングするという謎の能力を身に着けており、Jr.のストームワルツ、ケイオスの気孔掌&氷紋掌、ジンの剣術が使えるようになった。ほかにも、BL的な会話を理解しているなど変な方向にも進化している(もっとも、そんな発言をし出す前に、アシェンと状況説明のためにデータリンクしたので、その時に変なデータを送り込まれたためとも推測できる)。「ブラッドダンサー」の使用条件が緩和(前作でHP10%以下だったのがHP30%以下になった)されたものの、敵の火力が激しすぎる本作ではHP30%以下は即死圏内であるため、やはり行動順が回る前に倒される可能性が高い。ある意味最大の敵であった「聖母の器」がリストラされ、「プラチナシンガー」は「ブラッドダンサー」よりもさらに条件が緩和されているが、今回は同じ条件で特殊技能「ブースト」が発動する。ただし、「ブースト」の効果で電瞬がかかるので次のターンで「ブラッドダンサー」に繋げられる可能性があるのが救い。発動しそうなら「ブースト」と被るのを覚悟の上で零児の特殊技で電瞬をかけてもらうのも手ではある。イベントにより、敵対して襲い掛かってくる。

関連作品

PROJECT X ZONE
零児達との共闘は四度目となる。正規参戦が19話と同作のペアユニットとしては後ろから3番目に遅い(残りはバイオハザード組とロックマンX組)。SPDが相変わらず遅いので、ブーストや装備品でフォローしよう。流石に『ナムカプ』のごとく単機でクリアできる訳ではないので無茶は禁物。戦闘の掛け合いではツッコミ役が板についてきている。
今作では新たにジギーのサウザーバーストをラーニングしている。
PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD
今作では『ゼノブレイド』のフィオルンとペアを組む。本作では6話で正式参戦する。元々の移動力が低いので効果が移動力アップになったブーストを主軸に戦いたい。素で高めのATKとオートスキルの関係で恒常火力は高いがブロック破壊力が低いのでそこはサポートユニットのスキルでカバーしよう。推奨は三島平八で、オートスキル「鉄拳」でブロック無視を付与出来る。
ラーニング能力もさらにパワーアップしており、M.O.M.Oのフリーズショックとウィンドミキサー(&スターウィンド・モードへの変身)を習得。これでついに原作の仲間全員分の技を身につけたことになったが、これに加えて何と今回未登場かつ別作品のキャラであるアシェンの武装(グラスヒール)まで実装していることが発覚している。

キャラクターステータス

習得する使用技

格闘系の技の他、レーザーや相転移砲等の内蔵兵器を駆使して攻撃する。全体的に威力は高いが、やや繋ぎにくさもあるため使いこなすには練習が必要。

詳細は下記記事を参照。

習得する精神コマンド

詳細は下記記事を参照。

習得する特殊技能

戦闘中に自分の行動順が回ってきた時、発動条件を満たすと一定確率で発動。消費するパラメーターは一切ない。

詳細は下記記事を参照。

キャラクターBGM

「Battle」
通常戦闘曲。『NAMCO x CAPCOM』で基本戦闘曲に採用。
「the battle of your soul」
『III』のボス戦BGM。『PROJECT X ZONE』で基本戦闘曲に採用。
「TRUE ORDER」
無限のフロンティア』でのKOS-MOS、T-elosの戦闘BGM
一見原作にも存在しそうなBGMだが、『無限のフロンティア』オリジナル楽曲。『EXCEED』では新規アレンジの「Ver.EF EXCEED」が使用される。
「ETERNAL RECURRENCE」
無限のフロンティアEXCEED』での必殺技使用時のBGM。敵として戦闘する際にも流れる。
こちらも『無限のフロンティア』オリジナル曲。

人間関係

T-elos
宿敵。以前Ver.3のKOS-MOSを破壊した。
無限のフロンティアEXCEEDでは敵対の後、元の世界で決着をつけるために共闘。PXZでも共闘する事になる。
シオン・ウヅキ
KOS-MOS開発者の一人で若き天才女性科学者。母娘のような絆で結ばれており、KOS-MOSは彼女を守ることを最優先で行動する。
NAMCO x CAPCOM』では有栖零児小牟とも共闘している。SRW未登場。
M.O.M.O.
シオン一行のメンバー。ゼノサーガ1作目からの仲間でもある。
ケイオス
KOS-MOSと対になる名(「コスモス」=Cosmos、秩序に対して「ケイオス」=Chaos、混沌)を持つ少年の外見をした存在。KOS-MOSの内にいる存在を知っている。SRW未登場。
ケビン・ウィニコット(赤のテスタメント)
シオンの上司であり恋人だった人物。ある目的のためにKOS-MOSを作る。KOS-MOSアーキタイプ暴走事故の際に死亡したと思われていた。SRW未登場。
ヴィルヘルム
ゼノサーガ』において、KOS-MOSやT-elosと深い関わりを持つ人物。SRW未登場。
アレン・リッジリー
SRW未登場。KOS-MOS開発部副主任(後に主任に昇進)大破したKOS-MOSがver4として修復する際にも関わり、KOS-MOS,ver4においてシオンと同等の扱い(命令できる立場)になっている。
ハクシーヌ・ホワイト
通称「ハカセ」。ver4のボディは彼が設計・開発・製造したもので、アレンと同じく扱いがシオンと同等となっている。SRW未登場。
ルイス・バージル(青のテスタメント)
EP-Ⅰ序盤でグノーシスとの戦闘中、うっかりガトリング砲の射線に入ってしまった彼を障害物と見做し、グノーシスごと攻撃して殺害してしまった。当時、まだ人間性が希薄でシオンの護衛を最優先任務としていたKOS-MOSの冷徹な判断がもたらした、悲しい事故となった。SRW未登場。

他作品との人間関係

有栖零児小牟
次元の垣根を超えた戦友。異世界を旅すると必ず出会い、共闘する間柄でそれなりに長い付き合いとなっている。
トロン・ボーン
『ナムカプ』でKOS-MOSを基にしたコブン「コブモス」を作ろうとしていた。『PXZ』でもそれを諦めていないようである(出来たら出来たでとんでもないものができそうな気がするがそれ以前に早くロック救出用のロケットを早いとこ作ってやった方がいいと思う)。KOS-MOSからは「ヴェクターの特許に抵触する可能性があります」(『ナムカプ』では『ゼノサーガ』と「ロックマンDASHシリーズ」の世界観が同一世界上に存在するため)と止められてはいるが…
ドロシー・ミストラル
エンドレスフロンティアに流れ着いた所を拾われる。彼女からは「芸術作品」と絶賛された。
エイゼル・グラナータ
初対面時に一目見て、KOS-MOSの本質を見抜いた。
アシェン・ブレイデル
エンドレス・フロンティアでのロボット仲間。面倒がりの彼女に解析結果の報告などを唐突に振られることが多い。
なお、PXZ2では「ゼノサーガ」メンバーに加えて彼女の技もラーニングしている(サウザーバースト&クロスインパクトで確認可能。グラスヒールを実装した模様)。
因みに、エンドレス・フロンティア組とも長い付き合いになりつつあった為、『PXZ』での加入時にはボイス付きでハーケンと零児の名前を真っ先に出していた
フィオルン
ゼノサーガシリーズの精神的続編である『ゼノブレイド』の登場人物。『PXZ2』ではKOS-MOSとタッグを組む。
彼女も『神の魂の器として機械化された元人間』というKOS-MOSやT-erosと似た経歴を持っている。

名台詞

「私は人間ではありません。ただの兵器です」
EP1にて、味方のバージル中尉(SRW未登場)を「生存させるより彼ごとグノーシスを撃破した方がシオンの生存率が高くなる」という計算の元、射殺した事をシオンに咎められた際の台詞。この言葉にはシオンも無言で項垂れるしかなかった。
一応KOS-MOSを擁護しておくとバージルはグノーシスとの戦闘にて精神状況が高ぶっている状態で、「KOS-MOSのグノーシスへの射線上に割り込んだ上、KOS-MOSが照準修正した側に再三割り込んでしまう」という妨害行動を無意識に行った結果、銃撃されてしまった。そのため、状況的にはバージルにも一定の非があるともいえる。また、バージルは星団連邦政府軍に属する軍人であり、「ヴェクター社員の安全確保」を目的としたKOS-MOSの庇護対象には含まれていなかった事も原因。
「シオン、傷み(いたみ)は私を満たしてくれますか?」、
EP1にて、自身やシオン達の乗る輸送船エルザが無数のグノーシスに追われ、それを撃退すべく船外に出る際に発した台詞。EP1パッケージ裏にも記述されている、本作のキャッチフレーズである。
「あなたの傷みを、私にください。」
EP1エンディングにて、大気圏突入角度が深すぎたため燃え尽きようとする輸送船エルザを保護するため、自らが船外でシールドを張って姿勢制御の時間稼ぎをするという、この時点の躯体では明らかにスペック不足な行動に出ようとした際、それを止めようとしたケイオスに対して。本作のエピローグ曲「Pain」の歌詞はこの台詞を下敷きにしたものとなっている。
「ルックス5%低下。シオン、洗浄を。」
EP1~3全てに登場する定番の戦闘終了時の台詞。無表情・無感情なアンドロイドでありながら、見てくれを気にするという意外な一面を見せる。無限のフロンティアシリーズでも度々発言し、アシェンから「何だかんだで女の子じゃん」と言われるなど様々な反応を受ける。

スパロボシリーズの名台詞

「……歴史が、それを証明しているのは事実です」
戦争に否定的であった神夜をルボールが真っ向から「戦わなければ得られないものもある」と反論したことに対して。
「ハーケン、‘‘存在するまでの過程’’には、あまり意味がありません。つまり……」
ハーケン・ブロウニングが自らの正体に気付いた際に。すなわち「ヒトが定義されるのはその生まれからではない」という事である。この台詞を言っている時点では瞳を閉じているため、どちらの「彼女」としての発言かは不明だが、どちらであるとしてもかなり意味深長な台詞である。このセリフに対し、ハーケンは(表向きは)自分の正体を気にしないそぶりを見せた。
「アシェン…? では、ここはエンドレス・フロンティアなのですか? レンヌ・ル・シャトーから脱出した際に、何かのトラブルがあったようです。」
『EXCEED』の序盤でアシェンと再会した時の台詞。前作のEDで一度は自分達の世界に帰還していたらしいが、何らかの原因により、調整槽に収容された状態で再びエンドレス・フロンティアへと転移されてしまった。DVE台詞。直後アシェンはレンヌ・ル・シャトーをヌルヌルシャワーと間違ってしまうが。ちなみに、レンヌ・ル・シャトーとは『EP-III』におけるダンジョンの一つで、崩壊したロスト・エルサレムの一部である。
「グノーシスとは、人の……」
『EXCEED』の中盤でヘンネに「グノーシスってのは何なんだい?」と言われて、彼女がそれを言い掛ける。原作の設定を仄めかす様な発言とも言える。

PROJECT X ZONEの名台詞

ネイト「ねねこじゃ、あなた達の相手は厳しそうだから、出てきたわ」
T-elos「ハッ!貴様が出てきた所でなんだと言うのだ」
KOS-MOS「逆に、事態に収拾が付きません。ネイト」
ねねこ(ネイト)との掛け合いにて、ねねこでは厳しいと判断したのか自分から出てきたが、T-elosに鼻で笑われ、KOS-MOS「逆に収拾がつかない」と切られてしまう…(ネタバレになるので詳しい事は伏せるが、ネイトはねねこの別人格である)。全員鈴木麻里子氏が演じているが声質がかなり違うため、氏の技量の高さがうかがえる。
なお、ねねこの方の声優は仲西環が担当している(スパロボ的には皆城乙姫の人と言えば分りやすいか)。
イムカ「強力な武器を使うのに、露出をする必要はない 」
T-elos「こういう機構だ。文句は私を作ったヤツに言いな」
KOS-MOS「開発者の設計思想だと思われます」
イムカとの掛け合いにて。おそらくカットインにも出てくる相転移砲を撃つ時に胸がはだけることを意味しているのだろうが、何故こういう機構にしたのかは原作はともかくムゲフロでも語られた事が無いので恐らくKOS-MOSの言うとおりなんだろう。また、イムカのヴァールはライフルや対戦車槍などの機能を持ち、また白兵戦用の剣も装着しているので、説得力もあるのだが、今作ではエックスのエックスバスターや神機の捕喰機能まで取り入れようとしているあたり…(というか神機は適性がないと逆に捕喰されてしまう)。
KOS-MOS「敵性体、確認。相転移砲、スタンバイ」
T-eros「クックック、いいねえ…相転移砲、スタンバイ」
ヴァシュロン「こいつらのグレネードはホントにヤバいぜ…」
ヴァシュロンとの掛け合いにて。ヴァシュロンは彼女達は相転移砲を発射する瞬間を見てこう感じたのだろうか…。
T-elos「小娘が。私の足を引っ張ったら…殺すよ」
ジュリ「アァン?…誰に向かって口利いてんだ、人形風情がよォ!」
KOS-MOS「ターゲットを誤らないでください、T-elos、ジュリ」
ジュリとの掛け合いにて、敵を差し置いて「小娘」だの「人形風情」と睨みあっているT-elosとジュリを呆れ半分で窘めている。だが…
ジュリ「アハハ!もう死んだの?マジでぇ?弱すぎだろ!」
T-elos「フハハハハハハ!薄汚い雑魚が!手こずらせるな!」
KOS-MOS「意見が一致したようで、何よりです」
こちらは戦闘後の掛け合い。戦闘前とは打って変わって2人の息が合っている。物騒な意味で。
フィオルン「お兄ちゃんなら短パン一丁で楽勝なのに」
KOS-MOS「穏やかではありませんね」
PXZ2での戦闘前掛け合いにて。フィオルンの兄ダンバンは防御装備一切を外すことで大きくステータス強化される技能を持つことをネタにしたことに対し、KOS-MOSは如何なるルートで覚えたものか『ゼノブレイド』の主人公、シュルクの口癖を言い出した。
せがた「ゼノとゼノが合わさってぜのぴったん!」
KOS-MOS「夢見た未来、全て見たいと思います」
フィオルン「どうしたのKOS-MOS?モナドがあれば見れるけど」
せがたとの掛け合いにて。ぜのぴったんとはゼノサーガのファン向けディスク『ゼノフリークス』にあるミニゲームのこと。(元ネタは『ことばのパズル もじぴったん』)KOS-MOSの台詞はぜのぴったんでのBGM「ふたりのぜのぴったん」の歌詞から取られているが、一体どこで覚えたのだろうか。
ナツ「やっば、この敵超ウケるし!これも修行ってゆーか?ま、ありっしょ」
フィオルン「…え?今ナツさん何て言ったの?」
KOS-MOS「『この敵性体は非常に愉快であり、修行に適合する』です」
ナツとの掛け合いにて。どうやらKOS-MOSの時代からすればずいぶんと昔のギャル語のデータもKOS-MOSにインプットされているようだ…。なおナツは口調や語彙に反して安土桃山時代頃(曰く生まれる数年前に織田信長が死亡した)の人物である。

関連機体

Ver.0(アーキタイプ)
ケビンにより開発されたプロトタイプ。『Ep.1』より2年前に完成したが、起動した際に暴走してケビンを含む多くの関係者を殺害する悲惨な事故を起こし、シオンにより破壊処分された。ver.1と酷似した外観だが、拘束具のような外装に頭部以外の素体は旧式サイボーグのそれと変わらず、カラーリングも無骨。より無機質でロボット然とした印象を与えるデザインとなっている。
Ver.1
EP-Ⅰに登場した一番最初のボディ。ハイレグスーツ型の外装が特徴で、ver.4の登場までは最もファンからの人気が高かった。『NAMCO x CAPCOM』に参戦した際のボディもコレ。
Ver.2
EP-Ⅱに登場した二番目のボディ。全身を隈なく覆うボディスーツ型の外装で、肌の露出は実質頭部のみとなっている他、頭部バイザーが無くなった。後述の「邪神」のボディもコレ。
Ver.3
EP-Ⅲに登場した三番目のボディで、純ベクター製としては最終型にあたる。ver.2に酷似したデザインだが、胸部から腹部にかけて露出部分が新たに設けられ、へそ出しルック風になっている。T-elosとの戦闘で破壊されてしまう。
KOS-MOS Re:(リフレイン)
『ゼノブレイド2』に登場した際のレアブレイドとしての姿。外装はver.4をリデザインしたもの。
E.S.ディナ
EP2以降にシオンとKOS-MOSが搭乗していた「E.S.」と呼ばれる人型機動兵器。SRW未登場。
エルデカイザー
原作ゲームのSF的世界観からはかけ離れた王道ヒーロー的スーパーロボットであり、本筋に関わらないサブイベント限定の機体……だったが、原作ゲーム三作目では開発者の「ハカセ」がメインキャラにまさかの抜擢、ストーリーの要所に絡む。原作ゲーム中ではVer.4への修復の際、本機のパーツをダウンサイジングしたものが用いられた。つまりVer.4は人間大のスーパーロボットだと言い換えることもでき、以前までのボディとは比較にならない程強化された。

余談

邪神
KOS-MOSは一部で【邪神】【モッコス】などと呼ばれており、『無限のフロンティア』本編でもキュオン・フーリオンから「邪神!!」と罵倒されたことがある。これはゼノサーガシリーズ2作目『ゼノサーガ エピソードII 善悪の彼岸』の限定版に付属されていたフィギュアが、余りにも酷い出来であったため、それがネット上で「邪神像のようだ」「邪神モッコス」と揶揄された事に由来しており、その後モノリスソフトはこの事を自虐ネタとしてしばしば用いるようになっている。もっとも、その出来は不評だった『EPII』本編のキャラデザをかなり忠実に再現した結果であるのだが…。
ちなみにニンテンドーDS版『ゼノサーガI・II』ではハードの都合上、3Dポリゴンモデルではなく2Dによる立ち絵になった事もあり、『邪神』との評価はあまりされていない。
ネコ耳
無限のフロンティア』ではネコ耳を思わせる装備があるが、これはファンディスクである『ゼノサーガフリークス』での設定。ちなみに、この時のKOS-MOSは、猫の幻覚が見え、ケイオス以外喋っている言葉がネコ語に変換され、かつ本人はバグっていることを自覚していなかったというとんでもない状態であった。『NAMCO x CAPCOM』でもイベントで再現されている。また、『ムゲフロ』から『PXZ2』に至るまで完治していないようで、たまに言葉の端に「にゃ」とつく。

脚注

  1. ゼノサーガの世界では技術の発展により、外見は人間と大差ないレアリエンと呼ばれる有機的合成人造人間が、人型サイズの兵士としては主流であるため、彼女のようなアンドロイドやサイボーグなどは「旧い技術」となっている。
  2. 『ゼノサーガEp.1』でVer.1、『Ep.2』でVer.2、『Ep.3』でVer.3と4が登場する。『NAMCO x CAPCOM』ではVer.1、無限のフロンティアではVer.4がそれぞれ登場。

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