ダガーL

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ダガーLは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の登場メカ

ダガーL
外国語表記 DAGGER L[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦Z
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 汎用モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 GAT-02L2
全高 18.40 m
重量 55.05 t
動力 バッテリー
開発 地球連合軍
所属 地球連合軍
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この項目では換装形態であるジェットストライカー装備型、ドッペルホルン連装無反動砲装備型についても説明する。

概要

地球連合軍が開発した量産型モビルスーツ

主力モビルスーツ群、「ダガーシリーズ」の発展型である。105ダガーの後継機に辺り、第1次連合・プラント大戦最終局面である第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦時には既にかなりの数が生産されていたらしい。ラミネート装甲が採用されていないなどのコストダウンが図られているが、105ダガーとの性能差はほとんどなく、生産性と性能を維持した完成度の高い機体である。資料によってはザフトの前線防衛線を突破した後の対プラント制圧戦を想定して作られた機体と説明されている[2]

ストライカーパックも引き続き運用可能だが、本編では初期のストライクが使用していたエール・ソード・ランチャーストライカーを装備した事は一度もない。これはスパロボでも同様である。ただし、外伝作品ではソード及びランチャーストライカーを装備した機体が登場している。

本格的に配備されたのは第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦後で、南アメリカ独立戦争時にも実戦投入されている。C.E.73時でも連合軍の主力モビルスーツとして運用されていたが、その後、後継機であるウィンダムの配備が進んだ事によって徐々に戦場から姿を消していった。出撃の際は地上ではジェットストライカー、宇宙ではドッペルホルン連装無反動砲をしている事が多い。また、『FINAL PLUS』でも、オーブ軍のムラサメM1アストレイと共に戦う姿が確認できる。

全身を黒で塗装された機体は「ダークダガーL」と命名されている。視認性が低く、隠密行動に向いているが、その他の性能は通常のダガーLと変わりない。アーモリーワンでの戦闘で実戦投入が確認されているが、それ以後は登場していない。

ストライカーパックシステム

ジェットストライカー
大気圏内用空戦パック。主翼にハードポイントがあり、ミサイル等を装備可能。開発にはI.W.S.P.のデータが反映されている。
ドッペルホルン連装無反動砲
対艦攻撃用パック。大型の砲2門で構成されており、強力だが機動性が下がる。バランスや重量の問題か主に宇宙で使用される。開発にはI.W.S.P.のデータが反映されている。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
初登場作品。序盤戦の雑魚。同時出現の機会が多いウィンダムやマラサイとの差別化のためか、装備はバズーカとサーベル。苦戦するほどでもない。他のストライカーパックの換装は無し。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
ウィンダムスローターダガーと一緒に出てくる。パック無しのノーマル機やジェットストライカー装備、ドッペルホルン装備がある。
イベント戦ではよくフェストゥムに撃墜されている場面が目立つ。
スーパーロボット大戦L
『K』に引き続き、パック無しのノーマル機やジェットストライカー装備型、ドッペルホルン装備型がある。ドッペルホルン装備型はともかく、ノーマル機やジェットストライカー装備機はウィンダムと大差無く、同じ感覚で戦っていける。本作では連合兵搭乗機のほか、ウィンダム同様擬態獣に乗っ取られた機体も登場し、むしろ擬態獣に乗っ取られた機体のほうが出番が多いのもウィンダムと同じ。

装備・機能

武装・必殺武器

本体装備

M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器
頭部と胸部に各2門ずつ、計4門内蔵された近接防御機関砲。イーゲルシュテルンより口径は小さいが、改良の結果、威力の低下は1/2に抑えられている。
ES04B ビームサーベル
ストライクダガーなどに装備された物の改良型。2本装備。
Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾
両腰アーマーに収納されている投擲武器。クナイのような形をしている。
M703k ビームカービン
ダガーシリーズでの基本武装だった「M703 57mmビームライフル」のコンパクトモデル。威力や射程距離は低下しているが、取り回しや速射性ではこちらが上。
Mk39 低反動砲
地球連合軍のオードソックス型のロングバレルバズーカ。ダークダガーLが装備していた他、通常のダガーLも使用している。『Z』ではこの武器が標準装備。
対ビームシールド
対ビームコーティング処理の施された実体盾。

ジェットストライカー

Mk1323 無誘導ロケット弾ポッド
4連装の実弾兵器。その名の通り、無誘導。
空対地ミサイル「ドラッヘASM」
対艦攻撃などに使用されるミサイル。オーブ軍ムラサメにも同じ物が装備されている。
Mk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッド
3連装のミサイルポッド。主に航空機などへの迎撃に使用される。
ライフルホルダー
ビームカービン未使用時の際、ジェットストライカーにマウントしておくためのパーツ。

ドッペルホルン連装無反動砲

ドッペルホルン連装無反動砲
対艦攻撃用の装備。砲弾の命中精度はかなり高い。ただし、装備すると機動性が下がり、重心の構造の関係もあり地上での使用はあまり好ましくない模様。主に宇宙で使用されていたが、地球連合軍最高司令部ヘブンズベースではドッペルホルンを搭載したダガーLが確認できる。

特殊能力

剣装備、盾装備、銃装備
切り払いシールド防御撃ち落としを発動。

移動タイプ

ジェット・エールストライカー装備時にのみ飛行可能。

サイズ

M

対決・名場面

後継機のウィンダムとは異なり作中では各所でしっかりと活躍する場面が描かれており、前作のストライクダガー同様に撃墜される場面は比較的控えめ。また、9話の大規模戦闘では複数のダガーLがザクウォーリアを翻弄して撃墜する場面もあるため、主力機としての戦闘は十分に発揮されている。

ガンダム強奪作戦
アーモリーワンより発進したザフトMS部隊と交戦。その時、アーモリーワンから発艦しようとした戦艦数隻に砲撃を加え、撃沈。更には出てきたザフトのジンやゲイツを少数で持ちこたえており、ベテランパイロットが操縦すれば、高い戦闘力を発揮することが窺える。
星屑の戦場
第4話。わずか二機でミネルバを追いつめるが、レイの奮戦により撃破された。
ローエングリンゲート攻略戦
ガルナハン基地周辺に配備された機体が、インパルスのビームライフルを撃ち抜き、破壊した。

関連機体

ストライクダガー
機体名こそ「ストライク」ダガーだが、機体のコンセプトはデュエルに近い。
105ダガー
ウィンダム

脚注

  1. MECHA、機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイトより。
  2. ビームカービンなど従来のビームライフルより威力を抑えた武器を主武装としている点に、流れ弾等で被害を抑える意図が感じられる。

商品情報

資料リンク