ゲイツは「機動戦士ガンダムSEED シリーズ」の登場メカ。
ゲイツ | |
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外国語表記 | GuAIZ[1] |
登場作品 | |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 汎用モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | ZGMF-600 |
全高 | 20.24 m |
重量 | 80.2 t |
動力 | バッテリー |
開発 | ザフト |
所属 | ザフト |
主なパイロット | ラウ・ル・クルーゼ |
概要
ザフトがジンの後継機として開発した量産型モビルスーツ。C.E.71年ではプラント国営軍需企業「マイウス・ミリタリー・インダストリー社(M.M.I.)」開発の最新鋭主力機。
機体概要
ビーム兵器を標準装備しており、基本性能はジンやシグーや、地球連合軍のストライクダガーを上回る。
先行量産機がエースパイロットを中心に優先的に配備され、大戦末期に大量に量産された。ラウ・ル・クルーゼ機は機体色がシグーと同系統のカラーリングに塗装されている。
また、その後に開発されたザフト製ガンダムのベースにもなっている。
劇中での活躍
原作では『SEED』後半に登場。
ラウ・ル・クルーゼ機はコロニー「メンデル」でムウ・ラ・フラガのランチャーストライクガンダムと交戦し、中破させたが、その直後にキラ・ヤマトのフリーダムガンダムによってライフル、頭部、両足の順番で破壊され、大破した。その後、クルーゼはこの機体の予備のビームライフルを装備したシグーで再出撃している。
ボアズ攻防戦や第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦等にも投入された。
戦闘シーン自体は短いものの、ストライクを梃子摺らせる等そこそこ強敵の雰囲気を漂わせていたゲイツだったが、一般機になると、後述。
第1次連合・プラント大戦終結後は一部の仕様を変更したゲイツRが主力となっているが、続編『SEED DESTINY』FINAL-PLUS「選ばれた未来」で追加されたシーンに一カットだけ登場しており、一部はそのまま運用されているようである。
一般公募で生まれたゲイツ
サンライズが一般公募で募集したキャンペーンで選ばれた機体[2]を大河原邦男氏がリファインしている。最初はクルーゼ機が「ストライクを中破にまで追い込む」という活躍を見せたが、その直後にキラの乗るフリーダムに撃墜されている。
クルーゼ機の扱いはまだマシな方で、一般機の場合は「初の戦闘シーンでいきなりストライクダガーに撃破されて吹き飛ばされた頭部が場面一杯に映る」、「第二世代GAT-Xシリーズのカラミティ、フォビドゥン、レイダーに蹂躙され、ジンと全く大差がない扱いを受ける」、公式外伝でも「ボコボコにされる」等…あまりかっこいい場面は描かれていない。
ストライクダガーを撃破する場面等もしっかりと存在するのだが、同時に反撃を受けて撃破されている場面も目立つ。性能はゲイツの方が上で、パイロットがコーディネイターであるとの意識も相まって、ストライクダガーが頑張って奮戦している印象が強くなってしまう[3]。
しかし『SEED』はそもそも敵味方でメインキャラが多く、彼らを華々しく活躍させなければならないというメタ的な事情があり、ゲイツがいわゆる「敵のやられメカ」になってしまうのは必然ともいえ、特別扱いが悪いわけではない。むしろ最初に活躍の場をもらっていたり続編でも改良機が登場したりと、『SEED』量産機の中では目立っている方である。それも元が一般公募ゆえの優遇なのかもしれない。
なお『SEED』は1stガンダムオマージュが強い作品であり、ゲイツは「後半に登場するビーム兵器搭載機」ということからゲルググのポジションにあたる。「性能は高いのに活躍がいまいち」という点までオマージュされてしまっているが…。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場作品。原作同様に後半に登場。しかし、こちらもエースパイロットがきっちり育成を終わらせた後の登場なので、ザコに違いない。
- クルーゼ機はPS装甲は無いが、クルーゼ自身の能力が高いので油断は禁物。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 後半に登場。流石にジンよりは強いが、雑魚に過ぎない。
- クルーゼ機はかなり厄介な敵。
- スーパーロボット大戦W
- 第2部後半に登場。苦も無く倒せる。2周目以降はショップで1機購入できる。
- 購入機体の中では割と高性能な部類に入り、エクステンショナル・アレスターが長射程かつ低燃費で使いやすく、他の武装もソツが無いため援護攻撃要員等に起用すると地味に役立つ。
- クルーゼ機はネームド機故に、一般機と比べてHPが跳ね上がっている。
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 2章Part1にてクルーゼ機がアイコンのみ登場。
装備・機能
武装・必殺武器
- MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲
- 頭部に内蔵された近接防御兵器。フリーダム等の物と同型。
- エクステンショナル・アレスターEEQ7R
- 左右両腰に装備したビーム砲内蔵型ロケットアンカー。
- 接近戦に有効な武器だが射程が短く、相応の技量を持つパイロットでないと使いにくい為、ゲイツRでは使いやすいレールガンに変更された。
- ちなみにスパロボWなど一部作品では原作での使いにくさとは真逆に低燃費で長射程という破格の性能を誇っている。
- シールド
- 左腕に装着。ドレッドノートやプロヴィデンス等に装備された複合兵装防盾システムの原型。
- MA-MV03 2連装ビームクロー
- シールドに2基内蔵したビームクロー。
- MA-M21G ビームライフル
- マティウス・アーセナリー社製の武装。ザフトの量産機では初の標準装備。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
関連機体
- ゲイツR
- 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するゲイツの改修機。機体名の「R」は「Reinforce(強化する)」の意。
- ドレッドノート
- ザフト製ガンダムのプロトタイプ機の一つ。開発期間を短縮させる為に、頭部以外のパーツはゲイツの物を流用している。
- 火器運用試験型ゲイツ改(SRW未登場)
- 『機動戦士ガンダムSEED MSV』に登場。フリーダムとジャスティスのプロトタイプと言うべき機体であり、フリーダムとほぼ同様の武装とジャスティスのものに酷似した背部リフターを装着している。
- ゲルググ
- オマージュ元とも言える機体。
余談
- ザフト製のモビルスーツのガンプラ等のフィギュア商品は登録商標の都合上、頭に「モビル~」が付けられている(例:「モビルジン」など)のだが、ゲイツだけ「モビルスーツゲイツ」という商品名になっている。これは世界的に有名な実業家「ビル・ゲイツ」とのバッティングを避けたため。
- 実は公式年表によると、物語の第1話に当たる東アジア共和国のカオシュン基地陥落前後にザフト軍から一般公開が行われている。しかし直後に地球連合軍のGAT-Xナンバーの強奪に成功し、連合側のモビルスーツ性能を目の当たりにした結果、武装や設計の再検討を強いられたと思われ、結果的に本編終盤しか実戦配備に至らなかった経緯がある。この設計変更前と思われるゲイツに関しては全く情報がないため、仔細は不明。
脚注
- ↑ MECHA、機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイトより。
- ↑ 応募時の名前は「アラウクネ」。なお、応募者はブリッツガンダムの後継機としてデザインしている(ただし、一部武装等は『アーマード・コアシリーズ』の機体武装を模している)。また、設定に「エースパイロットに支給」と書かれているが、本編ではクルーゼ以外にMSVを含めてもゲイツもしくはゲイツの改造機に乗ったキャラクターは存在しない。
- ↑ ボアズ攻防戦やプラント防衛線は地球連合軍の方が物量が上なので、撃破されても物量差が原因と言えるのだが、ジェネシスの攻撃を受けた後の第二次ヤキンドゥーエ攻防戦では戦力を消耗しているのは地球連合軍側という状況なので、物量差は言い訳にはできない。
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