オブライト・ローレイン

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オブライト・ローレインは『機動戦士ガンダムAGE』の登場人物。

オブライト・ローレイン
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 遊佐浩二
デザイン 長野拓造(原案)
千葉道徳(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦BX
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 27歳(アセム編)
50歳(キオ編以降)
所属 地球連邦軍
軍階級 中尉
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概要

アセム編から登場するMSパイロット。

アセム編ではウルフ隊に所属し、キオ編ではアビス隊に編入されている。

寡黙で真面目な性格で、仲間をフォローする事が多い。

アセム編終盤、ノートラム攻防戦で婚約者のレミ・ルースを喪い、キオ編以降も彼女との思い出が詰まったディーヴァに乗り続けている。そのレミの言葉からディーヴァを「家」と称し、艦内清掃をする事を日課としているため「変人」と見られる事もある[1]。ラ・グラミスにおける最終決戦の際、フラム・ナラフォーンファルシアと相討ちになって致命傷を負い、アセム・アスノキオ・アスノに「自分達だけで行くんだ」と通信を送った後、守るべき家であるディーヴァと共に、ディグマゼノン砲の光茫に飲まれて戦死した。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
初登場作品で、キオ編での設定で登場。担当声優の遊佐氏は、OGシリーズクエルボ・セロ魔装機神シリーズデメクサ・シーエを経て、初の版権作品の参戦となる。
原作と異なり、ガンダムを除くディーヴァ所属のMS隊パイロットとしては唯一無条件で生存する。

パイロットステータス

能力

原作の卓越した操縦技術はどこへやら、いたって平凡な数値でまとまっている。愛機の必殺技は射撃属性なのに格闘の方が高いと微妙に機体とかみ合わないのもネック。しかし難解なゼハート生存フラグの総撃墜数に彼の撃墜数もかかわるためできるだけ使っていきたい。

精神コマンド

BX
不屈必中直撃熱血
集中直感こそないが、「必中」と「不屈」で確実に当てて耐える。最後に「愛」を覚えるため、対中ボス担当にもできると、なかなか恵まれたラインナップ。さらに搭乗機のジェノアスは機体ボーナスで全属性バリアを得るため、本作の不屈バグと合わせて数字以上の耐久力を発揮してくれる。おそらく「愛」とは亡き婚約者への物だろう。

特殊スキル

BX
底力L8、援護攻撃L2、援護防御L2、全体攻撃L2

人間関係

連邦軍

ウルフ・エニアクル(SRW未登場)
アセム編での隊長。
アリーサ・ガンヘイル(SRW未登場)、マックス・ハートウェイ(SRW未登場)
アセム編での同僚パイロットたち。
レミ・ルース(SRW未登場)
アセム編に登場するディーヴァの整備士。オブライトのジェノアスIIの整備を担当し、整備記録を見せてもらいに行った際に一目惚れ。
様々なアプローチの末に婚約するが、死別してしまう。後年も、彼女の残した言葉からディーヴァを守り続けている。
キャプテン・アッシュ(アセム・アスノ)
元同僚。生存していた事を知った時には安堵していた。
キオ・アスノ
戦友の息子。
フリット・アスノ
上官。
セリック・アビス
キオ編以降の隊長。オブライトの方が年上のため、彼からは「さん」付けで呼ばれる。
シャナルア・マレン、デレク・ジャックロウ、ジョナサン・ギスターブ
アビス隊の仲間。

ヴェイガン

フラム・ナラレイル・ライト
共にヴェイガンのMSパイロット。最期に戦った相手。レイルを降し、フラムと相打ちとなった。

他作品との人間関係

テンカワ・アキト
BX』では、両親の死に纏わる真実を聞かされた事でふさぎ込んでいた際に、他のメンバーが心配をする中でオブライトは彼を信じていた。

名台詞

アセム編

「その時は、僕と…結婚してくれないか!?」
ディーヴァのクルーであるレミ・ルースとの交流が深まり、気持ちが仲間意識から恋心に変わった際のプロポーズ
あまりに突拍子な意見にレミは慌てふためいてしまい、その時は返事は曖昧になり、ほかのクルーからは白い眼で見られる事に。だが、両想いだったので思いは成熟した。
しかし、これは典型的な死亡フラグであり、多くの視聴者は「これはオブライト死ぬな」と彼の生存を諦めたが…。
「レミ! レミィイイイイイイッ!!」
その後の戦闘でレミが戦死した際の絶叫。死亡フラグはオブライトの方ではなくレミの方に行ってしまう。
オブライトの悲痛な叫びは彼女に届く事は無く、戦後に結婚する願いは叶わなくなってしまった。小説版では、これ以降病んでしまう。

キオ編・三世代編

(君を守る――君の生きているこの家を守る! それが俺が生きる意味だ! そうして、あの子を――俺たちの子、ディーヴァの子供たちを守る! だから力を貸してくれ、レミ!)
小説版より。
「俺の事はいい、お前達だけで行くんだ」
「お前達は、生きろ!」
通信を入れてきたアセムキオに対して。
「レミ、やっとお前に会いに行ける…待たせた、な…」
最期の台詞。この直後に「守るべき家」であるディーヴァと共に、愛する人の許へ逝った。

スパロボシリーズの名台詞

「一緒さ…俺が乗り始めた頃からずっと…お前の言う『中身』とは、意味が違うかもしれんがな…!」
BX』第9話オリバーノーツルート「守れ!子供達の戦い」にてゴドムの言葉に対して。
乗機が変わらず前世代機であっても磨き続けて進化した己の腕でカバーしようとする、ベテランパイロットのオブライトならではの台詞。
「止めるぞ、バナージ。あのパイロットの『家』を守るというなら、そうしてやるしかない」
『BX』第25話「虹を見た日」より。強化人間として「再調整」を施された結果、意識が混濁し暴走するマリーダ。彼女は容赦無く、自分の居場所であったはずのガランシェールをも攻撃、それを止めようとするバナージに応じて。
マリーダにとってガランシェールは帰るべき「家」のはず。「家」がある事の大切さを知るオブライトだからこその台詞。
「悩む事は罪じゃない、キオ…」
「お前の父も、そうやって戦いの中で、悩み、迷い、そして、答えを見つけていった…だからお前はお前の道を見つけろ。それが生き残った者の勤めだ」
『BX』第34話より。キオに対して。
ナデシコはあの艦のクルーにとって、家だ。家は帰るべき場所であって、出ていく場所ではない」
『BX』第40話にて、両親の死に纏わる真相を聞かされたアキトがどうなるかを一同が話し合っている場面で。
「…確かに、俺はいつ死んでも後悔しないように、やり残したことがないようにと考えていた」
「だが、お前のしようとしていることはただの逃げだ! 生命をかける…そんな言葉に酔うな!」
「お前は約束したはずだ…。家族に、必ず帰ると…」
「ならば、必ず帰れ。少なくとも、俺達の家の玄関だけはいつも綺麗にしてある…」
『BX』第41話より。ゼハートとの決着のために死をも覚悟するアセムに対し一喝。「家族の待つ家に必ず帰れ」と促した。
「刺し違えても止めるといいたいところだが、アセムにああ言った手前、そうするわけにもいかなくなったな」
「何とか奴を止めて、生還もしてみせる! そっちに行くのはもう少し遅くなるが…許してくれよ、レミ…!」
同話より。ゼラ・ギンスとの戦闘前会話。『BX』で共演する「愛する人を喪った経験を持つガンダムマイスター」を想起させる台詞である。
婚約者のレミの死後、心を病んでしまったオブライトだが、『BX』では前向きに生きる姿勢を見せている。そして、最後まで生き延びる事ができた。スパロボ補正の好例であろう。

搭乗機体・関連機体

ジェノアスII(ディーヴァカラー)
アセム編での乗機。SRW未登場。
ジェノアスOカスタム
ジェノアスIIをカスタムした愛機。新型機のクランシェやアデルマークIIが配備されても乗り続けている。
ディーヴァ
アセム編から乗艦し、守り続けている「家」

余談

  • 後に放送された『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)では、オブライト・ローレインを意識したと思われるミヤガ・ダイキが登場する。
    • オブライトとは「声が遊佐浩二」「キノコ頭」「量産型モビルスーツ(ガンプラ)が乗機」「卓越した技術を持っており操縦テクニックも高い」等の共通点が多く、最終的な恋人であるシノダ・エリ(CV:茅野愛衣氏)も茶髪眼鏡でおさげ等、レミ・ルースに酷似している。
    • ただし、面倒見の良かったオブライトと異なり、ミヤガは嫌味ったらしいが憎めないコメディリリーフとして描かれている。

資料リンク

脚注

  1. 小説版では、「オブライトはレミの死が引き金となりキオ編・三世代編では精神に異常を来たしている」事が明かされている。オブライトはレミの事を「妻」と称したり(もっともレミの方もオブライトのプロポーズに対してちゃんとOKしてるので特段おかしなことでもないが)、レミの幻影に話しかけたり、動態保存中のディーヴァに「艦載機のパイロット」として居座り掃除をしていたり…と周囲から不気味がられている。