グランティード・ドラコデウスは『スーパーロボット大戦J』の主役メカの一つ。
グランティード・ドラコデウス | |
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外国語表記 | Granteed Dracodeus |
登場作品 | |
デザイン | 大輪充 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦J |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック (J) | |
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分類 | 人型特機 |
全長 | 30.0 m |
重量 | 45.0 t |
動力 | オルゴン・エクストラクター |
補助MMI | サイトロン・コントロール |
開発 | アシュアリー・クロイツェル社 |
設計 | フランツ・ツェッペリン |
パイロット |
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スペック (OG) | |
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分類 | 玉座機 |
全長 | 64.5 m |
重量 | 316.7 t |
動力 | オルゴン・エクストラクター |
補助MMI | サイトロン・コントロール |
開発 | フューリー |
設計 | フューリー |
パイロット |
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概要
スーパーロボット大戦J
グランティードが危機に陥った際、それに呼応して現れた謎の竜型機動兵器「バシレウス」と合体する事によって誕生したスーパーロボット。
オルゴンモード(OGではバスカー・モード)時には、たたまれた状態の背面パーツが外側へ開き、カバーが上下に展開、内部のオルゴン放出部(?)が露出する。さらに4つのバックパック先端が展開して4頭の竜が出現、咆哮とともに強大な力を得る。その姿はフューリーの創世神「フューレイム」の姿に似ているとされている。
オルゴン・クラウドの発生によって短距離の空間転移や、バリアフィールドの形成が可能。またグランティード同様「ラースエイレムキャンセラー」が機体コアに組み込まれており、騎士機ラフトクランズの時間制御装置「ラースエイレム」を無効化できる。
なお、ゲーム中においては他の機体と後継機入手イベントを統一するために設定が変更され、「グランティードの強化ボディ」ということになっている。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
グランティードがバシレウスと合体した姿で、玉座機の真の姿。「皇家の真剣」と称されるフューリー最強の機体であり、ヴァウーラとの決戦兵器の一つでもある。
自律起動したグランティードに救出され、脱出を試みるトーヤ達がフー=ルーに追い詰められ危機に陥った際、起動したバシレウスが飛び込んできて合体したことでラースエイレムが無効化され、この姿となった。
グランティードをさらに上回る凄まじい力を発揮するが、バスカー・モードを発動するには創世神フューレイムの末裔たるフューリーの皇族と、それを守るシューン家の騎士が乗っていなければならない。
クロスゲートを閉じて封印する鍵として伝えられていたが、その真の力は多くの人の意志を集めることにより、クロスゲートを破壊する剣となることである。
神竜バシレウス
フューリーにおいて、グランティードとならび特別な存在とされる最強の兵器。創世神話に出てくる龍の神を模して建造された機体で、由来どおり翼を持った龍の姿をしており、これ自体もラースエイレムを搭載している。パイロットはおらず、自律機動する。
戦闘力は折り紙つきで、フューリア騎士団では切り札として保有している。だが、この機体はフューリーの守護ではなく、グランティードという機体の守護を第一目的として動いており、グランティードが危機に陥った場合は例え敵の手に渡っていようともすぐさま駆けつける。
真の姿は本体を含め5本の首を持った多頭竜であり、合体時にその力の全てが解放される。また『J』では、角の部分はフューリーの母星に存在した伝説の竜の骨からできているという裏設定がある。
創世神フューレイム
OGシリーズにおいて、玉座機の外見モデルであるフューリーの創造神。その正体は巨人カドゥム・ハーカームの一人であり、フューリーを教化した存在。
ラ・ギアスのハーカームやマシンヒーロー世界のXN-Lを名乗った個体と異なり、外敵に遭遇しなかったのか元々そうなのか、フューリーや地球の人類に対して協力的であり、特に自身の末裔とされる皇族、それを守るシューン家の騎士に対して力を強く貸し与える。また、彼らの意思を歪めるものはたとえフューリーであろうとも決して許さず、OGMDではトーヤとパートナーの危機に反応してグランティードを動かし救出に向かっている。
教化を既に終えたため肉体にあたる「機神体」が既に滅んでおり、魂のみがコアである「神核」に宿っている。その神核がグランティードの中枢コアに流用されているため、覚醒状態になるとグランティードを自力で動かせる。ただし、玉座機は本来の肉体ではないため適合が完全ではないのか、覚醒状態を長時間維持できない。
なお、フューリーの世界にもクロスゲートがある事から、少なくともクロスゲートから現れた存在と思われる(この場合、他の同族の経緯とも重なる)。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 字数制限のため機体名は「G・ドラコデウス」名義。名称変更可能。接近戦用のP属性武器は格闘系、移動後使用不可能の遠距離攻撃は射撃系と分かれている。武器名は全てインターミッションで変更可能。イベント後に入手する。グランティード時と比べて移動力が1プラスされ、機体・武器性能が一回りずつ強化された他、特殊能力オルゴン・クラウドが追加。元々の装甲値の高さと相まって防御面はトップクラス。武装も遠近双方に対応している上に改造による攻撃力上昇がスーパー系にあるまじき高さに設定されており、非常に高いレベルでバランスの取れた機体である。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- クロガネルート第31話「皇家の真剣」にてトーヤが乗り換える。しばらくはトーヤとパートナーの二人乗りだが、第37話「静死からの帰還」でシャナ=ミアがサブパイロットとして参戦し、三人乗りになる。
- 性能はさらに上がっており、ラースエイレムの追加で特殊回避が出来るようになったこと、オルゴン・クラウドの強化により特に防御性能が大幅に上昇。ただし素の装甲値自体は控えめで、オルゴン・クラウドSが無ければ意外と脆いので気力上げは早急に行いたい。
- 移動力も上がっており攻撃力もトップクラスだが、インフィニティ・キャリバーの解禁が遅すぎるのが難点。その反面P武器の射程が上がったことで一気に進撃戦が得意になっているため、ブリガンティと並んで切り込ませるのがベター。
- しっかりと改造を施しトーヤを育成しておけば本作屈指の無双ユニットになり、アビリティでフルブロックも搭載すればラスボスとも単機で互角に渡り合える。強制出撃の都合隠しユニットのクストウェル・ブラキウムにトーヤを乗せられないステージが多いので優先的な改造が推奨される。
- 性能もさることながら設定面が凄いことになっている。
装備・機能
武装・必殺武器
- ドラコ・ナックル
- OGシリーズで追加された攻撃。両手をオルゴナイトで包み、ロケットパンチの要領で射出して貫く。オルゴナイトを形成せずとも射出可能。
- オルゴン・ドラコ・ブラスター
- 頭部リング状パーツからオルゴンエネルギーを発射する。「ドラコ・ブラスター」と略される。オルゴン・ブラスターの強化版。
- J・OG共に照射途中で出力が上がり、極太のビームになるなど、さながら必殺武器並みの演出。
- フィンガードラコバスター/フィンガー・ドラコ・クラッシャー
- 敵機に突撃して両手からの貫手を連続で放ち、トドメにアッパー貫手を食らわせる格闘攻撃。
- オルゴン・ドラコ・スレイブ
- 跳躍し、上空よりオルゴナイト混じりのエネルギー波を胸部の竜の顎から放つ。「ドラコ・スレイブ」と略される。オルゴン・スレイブの強化版。
- オルゴン・スレイヴ同様、OGシリーズでは全体攻撃。
- テンペスト・ランサー
- 胸部に搭載されているオルゴナイトの突撃槍。通常はドラコデウスの尻尾の先で常時展開されている。
- メルア搭乗時のインフィニティ・キャリバーの演出では尻尾から分離して、グランティードの必殺技同様に使用。
- オルゴナイト・バスター
- OGシリーズで追加された攻撃。
- バスカー・モードを起動し相手に肉薄、胸部バシレウス頭部による噛みつきとドラコ・ヘッズのドリル&ブレスで攻撃し、最後に胸の首から強化版ドラコ・スレイヴ「ファイナル・ブレス」を放ち敵機を粉砕する。
- インフィニティ・キャリバーの解禁が遅すぎるため、実質的にこれが最強武器となる。
- ドラコ・ヘッズ
- バシレウスの本体以外の4つの首の総称。オルゴンモード(バスカー・モード)時に背部から展開する。舌はロングドリルとなる他、本体同様にブレスを吐き出すことも出来る。
- インフィニティ・キャリバー
- 最強武器。尾部の先端(テンペストランサー)が柄に、頭部の角状パーツが鍔になり、オルゴナイトで機体の3倍ほどもある大剣を構築する。
- 『J』では使用するためには同乗するパートナーの搭乗回数が20回以上必要(周回プレイの場合、以前のプレイで条件を満たしていれば最初から使用可)。
- 『OG』シリーズでは全ユニットの中で五指に入る威力の必殺技だが、解禁が第45話終了時と遅く残り2話しか使用できない。最後に控えるXN-L戦が最大の見せ場。
- シャナ=ミア曰く「無窮の剣」。『J』での構想段階では本体にユーザーがつけた名前に連動して名称が変わる設定だった。
- パートナー毎に演出が大きく変わるが、武器性能の差異は無い。(パートナー補正でテニア搭乗時のみ武器威力+200)
- 『J』では共通して攻撃開始時にオルゴンモードを発動する。
- 『OGMD』ではエネルギー解放→バシレウス分離と同時にバスカー・モード発動、オルゴン・コーティングの後突撃して戻るまでは同じ。
- また、背景が紫の月光に照らされた雲海、即ち紫雲に変化する。なお、この手のイベント戦闘で解禁される最強武器は、そのイベント戦闘でのダメージが通常はありえないダメージになることが多いが、この武器のイベントダメージは30000と現実的な数値になっている。
- カティア(J)
- 5つの竜の頭から発射したオルゴンエネルギーで相手をクリスタルに封じた後、インフィニティキャリバーを形成し唐竹割で両断する。
- カティア(OGMD)
- 再合体後、ドラコ・ナックルからドラコ・クラッシャーにつなげ、ドラコ・ヘッズから照射したブレスで相手をオルゴナイトの塊に閉じ込め、キャリバーで突き刺して貫通・粉砕する。
- テニア(J)
- 体当たりからオルゴンエネルギーによる封印に繋ぎ、最後にキャリバーを投げつける。
- テニア(OGMD)
- 再合体後、ドラコ・スレイブで攻撃しつつオルゴナイトの結晶を大量に形成し、それにドラコ・ブラスターを叩き込んで乱反射させて追撃、地面に落とした相手にキャリバーで横から斬り抜ける。
- メルア(J)
- 分離した後バシレウスの上に搭乗、オルゴンエネルギーを纏いキャリバーと化し突撃、
- 内部で再合体して粉砕する。
- J版でフェイスガードを外したグランティードと分離したバシレウスが見られるのはここだけ。
- メルア(OGMD)
- 合体せずにグランティードがバシレウスの上に飛び乗り、テンペスト・ランサーを展開。そのままバシレウスの機動力で高速移動しながらランサーで連続攻撃を叩き込み、穂先ごと吹き飛ばした後に全身にオルゴナイトを纏って突撃、一瞬で合体しエネルギー放出で爆砕する。
- 統夜の戦闘台詞で「俺達自身がオルゴンの刃……」とあり、搭乗したバシレウスの頭部にはキャリバーの柄がある為、オルゴンで包まれたバシレウスとグランティード全体がインフィニティーキャリバーである(そもそも技名がそうである)。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動する。
- オルゴン・クラウド/オルゴンクラウドS
- 無条件で全属性のダメージを軽減するバリア。更に気力130以上になると、分身による回避効果が加わり、地形&ENコストや敵機を無視して移動できる。フューリーの上位機体の特徴と言える能力。
- 『OGMD』ではオルゴン・クラウドSになり、防御性能が上がった。さらに発動すると移動タイプが空陸水に変化するが、この機体では意味はない。なお分身効果はラースエイレムに移譲される形で削除。
- EN回復S/EN回復(小)
- 毎ターン自軍フェイズ開始時に、ENが最大値の10%回復。EN制の武器が多いグランティード・ドラコデウスにとって、非常に有難い能力。
- 実は自軍で使用できるフューリー機の内、唯一EN回復(中)を持たない(ベルゼルート・ブリガンディはCBを取得することで(中)に強化される)。
- ラースエイレム
- 『OGMD』。気力120以上で一定確率で時間を止めて攻撃を回避する。いわば気力制限が緩和された分身だが計算式が異なり、普通のプレイでは分身より発動率で劣る。
移動タイプ
サイズ
- L
カスタムボーナス
- 格闘武器の攻撃力+200、攻撃対象の特殊能力「ラースエイレム」無効
- 『OGMD』より。OG世界では存在しないラースエイレムキャンセラーを再現した形となった。
- ブリガンディ同様、ボーナス内容が変更されているため事前にフル改造していても外されているので、インターミッションに入ったら改めて付け直すこと。
- ただし、ラースエイレム限定なのでそれ以外の分身系には一切効果がない事に注意。
機体BGM
- 「Limit Over」
- 男主人公時のデフォルトBGM。OGMDではこのBGMで固定されている。
- 「Guardian Angel」
- 女主人公時のデフォルトBGM。
- 「Resolution」(カティア) / 「Powerful Eater」(テニア) / 「Sweet Suite」(メルア)
- インフィニティキャリバー使用時はサブパイロットに応じた専用BGMに変更される。左からカティア、テニア、メルアの曲。
- これらの曲名は『OGMD』で判明したもので、『J』ではBGMセレクトからは選択不可能。
関連機体
- グランティード
- 本体となる機体。OGシリーズにおいては「玉座機」と呼ばれ、皇族に連なる者のみが操れる特別な機体。