オルキダケア
オルキダケアは『スーパーロボット大戦30』の登場人物。
オルキダケア | |
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外国語表記 | Orchidacea |
登場作品 | |
声優 | 桑島法子 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 異星人 |
性別 | 女 |
年齢 | 不明(外見は20代後半〜30代前半ほど) |
所属 | 神文明エーオス |
概要
神文明エーオス唯一の生き残りである女性。白いベールを被った女神のような姿をしており、頭の上には大きなリングが浮かんでいる。
クエスターズの侵攻に備えて、別次元からドライストレーガーの素体となる艦を地球に齎し、最初に接触してきた地球連邦軍のファイクス・ブラックウッドを協力者としている。オルキダケア自身は既に肉体を失って意識だけの存在と化しており、ドライストレーガーのメインコンピュータに意識を移植している。
当初は地球側にクエスターズと戦う為の力を与え、更にクエスターズの本拠地の所在を教える等、一見すると地球人に味方する善良な存在に見られていたが、その本性は非常に傲慢かつ独善的な人物で、自分以外の全ての存在を異常なまでに見下している(これは彼女だけでなく、エーオスの人間全てに言える事である)。
過去にエーオスを滅ぼしたクエスターズを激しく憎んでおり、肉体を失ってもなお彼等に復讐する機会を図っていた。そんな中、クエスターズが30番目の文明として接触した地球人を手駒として利用する事を思いつく。そして本編開始の8年前に別次元の宇宙からドライストレーガーの素体となる艦を地球に持ち込み、その回収作戦を担当していたファイクスを服従遺伝子と「支配の波動」によって無理矢理自らの支配下へと置いた(なお、ファイクスと共に回収作戦に当たっていた部下達もいたが、彼等は最大出力の支配の波動に耐えられず、精神に異常をきたして死亡している)。
その後もファイクスを利用して手駒を増やそうと暗躍。その過程でドライストレーガーを動かす為のクルーを用意するべく、服従遺伝子の受容性の強い人間を第30士官学校へ、エーオスの用意した特殊な力に目覚めた者をA機関に集めさせていた。
南極にて本性を現し、ドライストレーガーを乗っ取る為にクルー達を支配の波動で侵食して一時は隷属化に置くが、レイノルド・ハーディンとメイヴィー・ホーキンスの手によって阻止され、その計画は失敗に終わった。
実は心の底では自身の復讐は既に意味を失っている事に気付いているが、それでも同胞の犠牲に報いるためにも止まれなくなった事が語られている。
登場作品
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。キーシナリオ「調停者」から登場。
- 上記の通りクエスターズとは敵対しているが、矯正実行ルートでの「審判」では自身に逆らうドライクロイツへの憎しみのあまり、何とクエスターズの下へ降ってしまう。クエスターズによって再現された肉体にデータを移植され、キーシナリオ「深淵への扉」にて、オルクスーラ・バングに乗り込んで登場する。撃墜後はミツバとメイヴィーによってドライストレーガーのメインコンピュータにデータを再移植されるが、自ら最深部に引きこもる。
- 抹消実行ルートでの「審判」では、レイノルドとメイヴィーの活躍により、ドライストレーガーのメインコンピュータの最深部へと意識を完全に封印される結末を迎える。
- 両ルート共に、本編クリア後のDLCミッションにて光の柱の消去手段を模索するメイヴィーに情報を与えるが(抹消実行ルートでは封印は解除されている)、最深部に籠もったままの状態にある。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊スキル
- 30
- 底力L9、3回行動、極、気力+ボーナス、気力限界突破L3、ガードL3
- 大ボス枠だけあって、ラスボスと比較しても遜色ないラインナップとなっており、特に底力L9は非常に厄介。
- しかし、搭乗機体であるオルクスーラ・バングの性能がそれほど高くなく、プレッシャーのような攻撃力に関わる能力も少ない為、御しやすい部類ではある。
エースボーナス
- 敵対する軍勢のフェイズ時、最終命中率+40%、与ダメージ1.2倍
- 『30』で採用。
人間関係
- エッジ・セインクラウス、アズ・セインクラウス
- エーオスに与えられた特殊な力「ギフト」に目覚めた彼らの脳内に度々囁きをかけており、自身の尖兵として利用しようとした。
- 服従遺伝子に対して強い抵抗感を持っていた為、結局彼らの心を操ることに失敗する。
- ミツバ・グレイヴァレー
- 服従遺伝子と支配の波動により、彼女の行動を密かに操っていた。しかし、その影響でオルキダケアの心に触れて悲しみと悔恨を知ったこともあり、矯正実行ルートでは彼女の判断でドライストレーガーのメインコンピューターに再度迎え入れられる。
- リアン・アンバード、ミユウ・インカムス、イレーヌ・ベクレール、ジークン・リュー、ロックン・ニートテイト、カンナ・クランチェット、アーシス・T・ホンジョウ
- ミツバ同様、彼らを服従遺伝子と支配の波動によって支配下に置く。
- レイノルド・ハーディン、メイヴィー・ホーキンス
- 彼らの活躍でドライストレーガーの乗っ取りを阻止され、ルートによっては封印という形で引導を渡される。
- ファイクス・ブラックウッド
- 地球にドライストレーガーの素体を齎した際、その回収作業の指揮を執っていた彼と接触。支配の波動により、地球における最初の駒として利用した。
- しかし、彼が3年の時を経て自力で支配の波動から抜け出していた事には気付かず、結果的に自身への反撃の機会を作らせる事となった。
- クエスターズ
- 過去に彼らの文明を滅ぼそうとしたが、逆に打ち倒される事となった。完全な自業自得だが、エーオスを滅ぼした彼らを憎み、復讐の刻を狙っていた。
- ルートによっては、自身に逆らうドライクロイツを抹殺するため、怨敵である筈の彼らの下に降る。
- ドライクロイツの面々
- 主人公やドライストレーガーのクルー同様、自身の復讐の駒として利用しようとしていた。
- ルートによっては、自身に反逆した彼らをクエスターズ以上に憎み、結果的にクエスターズに協力する動機となる。
名台詞
- (かわいそうな、アズ。あなたは空っぽの存在…)
(だから、誰かに必要とされるために無理してしまう) - アズルートにおける「進むべき道の先に」or「定められた運命」での台詞(???名義)。エッジルートでは実行しなかったトラウマを抉る言動で、それを喰らったアズは一度心が折れ、無理して再出撃するも自力で立ち直ることが出来なかった。
- 「水槽で飼われている魚からすれば、その水槽が世界の全てであり、外部からエサを与える人間は神に思える… だが、そのカラクリがわかれば、それは驚きに値する程の事ではなくなる。ようするにあの少女は神などではなく、ただの人間なのだ」
- 「創造」において、ツツジ台を創り出した新条アカネが神だというのを否定した台詞。『V』において神を自称するブラックノワールに対して真田志郎が述べた台詞がアレンジされて使用されている。
- 「いいものだな、居場所があるものは…」
- 「深淵への扉」にて。ドライクロイツとの戦いの最中、カテジナとクロノクルがドライクロイツへの加勢に現れ仲間として受け入れられたのを見て。直後に「うらやましくなどあるものか!」と否定しているが、怒りに任せてカールレウムの誘いに乗って居場所を失ってしまった自身の本音と本性が漏れてしまっている。
- 「本当はクエスターズに敗れたときに理解したのだ… エーオスは神ではない…。ただの先導者に過ぎないのだと。いつかは私達を超える文明が現れる…。それは逃れられない事実であり、喜ぶべき事だった…。そして、その時が来たら、彼らと共に歩めばよかったのだ…。」
甲児「だったら、俺たちとと見に戦えば…!」
「それは出来ない…。私が復讐をやめたら、エーオスの無念は誰が晴らせばいい…。あの時の怒りや悲しみを私は…忘れちゃいけないの…」
ミツバ「あなたは、それをエーオスが滅ぼした文明の人達の前で言えますか?」
「言えない…。エーオスが滅んだのは因果応報だった…。でも…でも…」 - 「深淵への扉」にて、ドライクロイツへの敗北後し自身の死を覚悟して露わとなった本心および真の本性。実はエーオスとしての傲慢な姿勢すら虚勢のためのものに過ぎず、オルキダケアの心は当の昔に折れていてエーオスの滅亡が自業自得だということも理解しており、本心は行き場のない悲しみに染まったものであった。それまで見せていた傲慢な口調も全く見られなくなっている。
- 「いいの?」
「ありがとう、ミツバ」 - そして本心を明かした後、ミツバから精神制御を介して伝わってきたオルキダケアの悲しみと後悔を感じ取っていたことと、許すわけではないが居場所を用意するとして再びドライストレーガーのメインシステムに受け入れること、そこからクエスターズとの戦いと見届けてほしい事を伝えられて。
- それを受けてれてシステム最深部に引きこもる際、メイヴィーに送ったメッセージは「ごめんなさい…」であった。
搭乗機体
- オルクスーラ・バング
- オルクスーラ・ザングをオルキダケア専用にカスタムした機体。矯正実行ルート時のみ搭乗する。