ファイヤバグ

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ファイヤバグは「Zシリーズ」に登場する部隊。

概要

ブリタニア・ユニオン軍所属の特殊部隊。部隊名が「放火魔」という意味を冠しており、その名の通り紛争の火付け役や自国の不利益になるものの証拠隠滅などの所謂「汚れ仕事」を実行する。そのためか、存在自体はほとんど表に出ないながらも、裏事情に詳しい者たちにとって、その悪名はよく知られているようである[1]

クロウ曰く「ブリタニア・ユニオンの人でなしの集まり[2]」であり、隊長であるマリリンを筆頭に、言動はいかにもロクでなし、あるいは人格破綻者といった連中が揃っているが腕は確かであり、戦闘能力「だけ」ならば間違いなく精鋭クラスである[3]。また、兵士たちのほとんどは隊長であるマリリンに対して異常なまでに絶大な信頼を寄せており、その従順さたるやほとんど崇拝か狂信の域であり、マリリンの高い指揮能力もあって隊の結束は妙に固いが、クロウは例外的にマリリンらとそりが合わなかったらしく、徹底的に嫌悪している。最終決戦時にはマリリンが隊員を解雇してしまったため未参加。そのため、後に残党の存在が確認されている。

実は再世戦争においてマリリンが隊員達に「自分に何かあったら、何を措いてでもインサラウムを守れ」と命令していたことが後に発覚。天獄戦争後期に火星でクロウに全ての戦力を破壊され、生き残りの隊員達はインサラウムの復興計画に従事することになった。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
存在が語られるのみである。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
第15話から敵として登場し、後に聖インサラウム王国に雇われる事になる。隊長のマリリンを取り囲む隊員達は彼女の指揮官効果+ジャミング機能の相乗効果のせいでかなり鬱陶しい。
終盤の黒の騎士団ルートではユーサーの命を受け古巣であるブリタニア軍と共闘する。
なお、顔グラフィックは3種類存在し、そのうち1つはおよそパイロットに向かないであろう肥満体の男性である。マリリンに対する言動と相まって、まるでアイドルオタクの集団のような印象を受ける。[4]
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
残党が活動しており、最序盤から登場する。マリリンにかわる新しい「姫」を探しているようだ。
第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇
4話から登場。一部のメンバーが翠の地球へと転移しており、サイデリアルに雇われている。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
『時獄篇』の終盤から引き続きアマルガムに雇われていた面々が登場する。アマルガムの壊滅後は登場しなくなるが、ボーナスシナリオ「聖王国の明日」にてその顛末が語られる。

関連人物

クロウ・ブルースト
元隊員。父親の死を機に除隊している。クロウはこの部隊で「システマ」という格闘術を身につけた事が語られる他、エスターの故郷で起こった惨劇への関与などが徐々に明らかになる。
マリリン・キャット
隊長。可愛らしい外見とは裏腹に、ある意味カイメラ隊ジ・エーデルともタメを張れるほどの奇人にして狂人。
ファイヤバグ隊員
マリリンと共に行動する隊員達。前述のとおり、人格が狂った人間が殆どである。ただし、マリリンに対する敬愛と崇拝は歪んではいるが本物である。

他作品の関連人物

カン・ユージェイソン・ベックゲイツ
第3次Z時獄篇』では、一部の残党が彼らとともに行動している。

運用機体

アクシオ・バーグラー
専用機として極限までカスタマイズされている。
パールファング
インサラウム陣営から譲り受けたマリリン専用機体。

関連用語

ブリタニア・ユニオン
元々の所属。
聖インサラウム王国
第2次Z再世篇』及びアマルガム壊滅後の『第3次Z天獄篇』での雇い主。
サイデリアル
第3次Z連獄篇』での雇い主。
アマルガム
第3次Z時獄篇』終盤及び『第3次Z天獄篇』での雇い主。
FB隊員証
第3次Zで登場する強化パーツ。ダメージを5000以上与えることで気力が+5するのは良いのだが、自分が2000以上ダメージを受けるとなぜかSPが+5される。気持ちの問題でそうなるのだとしたら、恐るべき隊員証である。

脚注

  1. ベックティンプなど、異世界から来て1年程度の、殺しても死なないような悪人すら逆らうのは命知らずのやることと認識しているほど
  2. 地球人の部隊でありながら、本来敵である侵略軍にあっさりと部隊ごと寝返る点などを鑑みてもわかる通り、特定の国家や組織への忠誠は皆無である。
  3. ジェニオンに乗って間もない頃のヒビキも「この機体のパイロットは圧倒的に強い」と直感的に察している
  4. 天獄篇に登場するFB隊員証の説明によると、FBの隊員証は単なる所属識別用IDではなくマリリンのファンクラブの会員証も兼ねており、功績に合わせて様々な特典が付くものだという、本当にある種のアイドル親衛隊的な組織だという事が確定した。