ケリィ・レズナー
ケリィ・レズナーは『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の登場人物。
ケリィ・レズナー | |
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外国語表記 | Kelley Layzner |
登場作品 | |
声優 | 玄田哲章 |
デザイン | 川元利浩 |
初登場SRW | 第4次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
所属 | ジオン軍(一年戦争時)→民間人 |
軍階級 | 大尉(一年戦争時) |
概要
アナベル・ガトーの友人で、一年戦争時、ガトーと肩を並べて戦ったモビルスーツパイロット。ソロモン攻防戦で片腕を失い、退役後は月の都市フォン・ブラウンでジャンク屋を営む。
隠し持っていたモビルアーマー「ヴァル・ヴァロ」を片腕で操作できるよう改修して、戦友ガトーの誘いに応じて、デラーズ・フリートに参加する事を考えており、そんな中で失態から自信を失っていたコウ・ウラキはケリィと出会い、彼の改修を手伝う事になる。
しかし、ケリィの元に来た相手であるシーマ・ガラハウはヴァル・ヴァロだけを接収する腹積もりだったのを知って激怒。単身ヴァル・ヴァロに乗って出撃する。月面のクレーターでコウの乗るGP01Fbと激戦を繰り広げるが、最後はGP01Fbに撃墜されて戦死する。
登場作品と役柄
『ギレンの野望シリーズ』等のガンダム関連ゲームではヴァル・ヴァロ以外の機体に乗せる事もできるのだが、SRWでは原作準拠で終止ヴァル・ヴァロに乗って登場する。
原作では果たせなかったガトーとの再共闘は何度か実現しているが、フォン・ブラウンのイベントは『A』しか再現されておらず、コウとの関連性は薄い事もある。
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。ノイエDC所属。原作通りヴァル・ヴァロに乗る。原作ではガトーに合流できなかったが、本作では合流を果たす。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- コウとの会話イベントが追加された。
- スーパーロボット大戦F完結編
- DC所属。ガトーと共に敵として登場。やはりヴァル・ヴァロに乗る。毒ガス作戦には嫌悪感を示しており、さらにこの作戦自体がロンド・ベルの目を引き付けるための囮で自らが捨て駒であることも察していたが、あくまでDCとして戦い、死亡した。
- 一方ポセイダルルートに進むと交戦機会もなくコロニー連合に打倒されてしまい、生死不明。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- ジオン軍所属。敵として登場。
- 隠し要素のフラグにより味方としてスポット参戦する。スポット参戦とはいえ、彼を味方として使える唯一の作品。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- ガトーとともにシャアのネオ・ジオンに参加。性格は超強気に上がって居る。ただし、『α』ではフォン・ブラウンの一件がないため、コウとの関わりは薄い。前作は生存したが、本作にて死亡する。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- デラーズ・フリートに所属。コウとの絡みがないので、印象は薄い。今回出番は1回限り。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
- ステージ21『楽園への帰還』に、シーマらと共に登場。ガトーのガンダム試作2号機の対応中のロンドベル隊の背後を取り、挟み撃ちにしてくる。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- いつものように月面マップに登場。今回も出番は1回限り。倒すとヴァル・ヴァロの入ったコンテナを落とす。
携帯機シリーズ
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能
- F完結編
- シールド防御L6、切り払いL5
- 第2次α
- シールド防御L5、援護攻撃L2、援護防御L2、底力L9、気力+(ダメージ)
- IMPACT
- 防御L6、援護攻撃L4、援護防御L4
- A
- 底力L4
- A PORTABLE
- 底力L6
小隊長能力
- ダメージ-20%
- 『第2次α』で採用。
人間関係
- アナベル・ガトー
- 友人。彼の誘いでデラーズ・フリートへの参加を考えたが、共闘は叶わなかった。
- コウ・ウラキ
- 月で偶然出会い、ヴァル・ヴァロの修理を手伝う事に。そして図らずも彼との対決が待っていた。
- ニナ・パープルトン
- ガトーを交えて過去に面識があり、彼女がコウとの戦いを止めようとした際には驚いていた。
- シーマ・ガラハウ
- ヴァル・ヴァロのみを接収する為にケリィと接触。しかし、部下の不用意な一言でそれがバレてしまいケリィは一人で出撃する事になる。
- なお、不用意な発言をしたシーマの部下は、「ザクIIで出撃」という強烈なお仕置きの末に死亡している。
- カリウス・オットー
- 原作で会う場面は無いが、SRWではガトーを交えて共闘する事が多い。『F完結編』では毒ガス作戦にてケリィの部下となっており、作戦失敗をガトーに伝えるように命令した。
- ラトーラ・チャプラ
- SRW未登場。ケリィの世話をしていた女性。
- ケリィに好意を持っている故か、彼には「再び戦場に出て欲しくはない」と願っていた。なお、ラトーラはケリィの子供を妊娠している模様。
- アムロ・レイ
- 松浦まさふみ氏の漫画版では、アムロの乗るガンダムと交戦した結果、左腕を失った設定。
他作品との人間関係
名台詞
- 「軍人なら『僕』なんて言うな」
- ケリィに助けられ「あの、僕は……」と戸惑うコウに対して。失態を犯して軍から脱走したコウにとっては痛烈な発言である。
- 「俺は負け犬にはならないぞ。どんなことがあってもな!」
- 「このままジャンク屋のオヤジになるのも悪かぁない。そう思ったさ。だが……違うんだな。こうやってジャンク屋の仕事をしてても何かこう、ここが自分の居場所だって気がしねえ。俺の胸の奥で何かが……やっぱり俺はパイロットなんだ」
- ケリィの正体を知ってもなお、パイロットの矜持を取り戻すためにヴァル・ヴァロの修復に手を貸すコウに胸を打たれたのか、作業をしながら自分の心の内をさらけ出す。
- コウもまたそんな彼の信念を見て、軍人として立ち直っていく。
- 「甘いぞ、ウラキ! 戦いに状況など選べはしない!」
- コウがガンダムのパイロットである事に驚きつつも、戦いを止めようとケリィに呼びかけるコウの言動を一蹴しての台詞。
- 「戦いは、生か死だ!」
- プラズマリーダーでガンダムを捕えて。SRWでも戦闘台詞としてよく使われている。
- 「ニナさん!? どうしてあなたが!」
- コウとの戦いに割り込んできたニナに対して。
- ニナと会うシーンの無かったケリィがなぜ彼女を知っているのか? 何の変哲も無いように見えて、実はあのラストシーンへと繋がる重要な台詞。
- ちなみに松浦まさふみ氏の漫画版では、ガトーと共に過去にニナに直接会っており、彼女と面識が有る。
- 「ヴァル・ヴァロだぞ!」
- ヴァル・ヴァロの大型クローアームでガンダムを挟んだ際の絶叫。ケリィを代表する名台詞である。
- 「へっ、そんな物は積み込んじゃいないぜ」
- ヴァル・ヴァロが撃墜された際に脱出を呼びかけたコウへの台詞。この直後、爆発に巻き込まないよう捕獲したガンダムの下半身をコウへ返し、炎の中へ消えていった。
- 「ウラキ、戦士として生きてみろ。それが倒した相手に対する礼儀だ!」
- 小説版での最期の台詞。なお、この時のケリィの心境は「自分は出来る限りの事をして、強い戦士に倒された」という満足感だった。
- 「ガトー、お前は充分に生きたよな」
- 松浦まさふみ氏の漫画版より。原作と違い、星の屑作戦後も生き延びたケリィが亡きガトーを悼んでの台詞。
スパロボシリーズの名台詞
搭乗機体
余談
- 松浦まさふみ氏の漫画版では、ケリィ・レズナーはヴァル・ヴァロで出撃しないため、単なる「元ジオン兵のジャンク屋のおっさん」という感が強い。
- なお上記の漫画版では、原作と異なってケリィは戦死せず、最後まで生存している。
- 漫画「0083 REBELLION」では月面で戦死せずデラーズフリートへの合流を果たし、ソロモン攻略戦に参加。コウが駆る重装FAGP01との激闘を繰り広げた。作戦後はアルビオンの捕虜となるが、「星の屑作戦」の真の目的が月面へのコロニー落としと聞き、それを阻止しようとオーキスに搭乗。流れでウラキのGP03とドッキングし、アルビオンの味方となる。その後コロニー落としが月面では無く地球へ落下すると理解を果たすが、月面に残した恋人ラト―ラが妊娠していた事、そしてそのコロニー落としを聞いて自分が死ぬ以上の恐怖を覚えた事を踏まえ、「仲間を撃ったジオンのケリィ・レズナーは戦死した」とした上で、共に地球へのコロニー落としを阻止するべく最後までコウの味方となりガトーと対峙する事になる。この展開はコウ・ガトー・シーマのその後に大きな影響を与え、中盤で戦死した原作と違い、後半の展開の中心を担う程の活躍を果たす。
- こちらの漫画版も、ケリィは戦死せずに最後まで生存している。