ウェイン・リブテール
ウェイン・リブテールは『第2次スーパーロボット大戦Z再世篇』の登場人物。
ウェイン・リブテール | |
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登場作品 | |
声優 | 宮本克哉 |
デザイン | Chiyoko |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 23歳 |
髪色 | 青 |
所属 | 聖インサラウム王国 |
役職 | アークセイバー(ナンバー4⇒ナイトオブナイツ) |
概要
聖インサラウム王国の騎士団、アークセイバーのナンバー4を務める男。ナンバー3のシュバル・レプテールの弟子であり、その愛機の同型であるサフィアーダを駆る。
斜に構えた性格の皮肉屋で、同時に自信家でもある。それは決して虚勢ではなく、天賦の才とシュバル仕込みの闘技に裏打ちされた実力によるものである。以前は自由気ままな人生を送っており、それが騎士としての品格に欠けると見られたため、ハイナイトへの昇格の際は選定委員が紛糾したが、ジェラウドの推薦によってナンバー4を拝命した。
素行から口調まで、とにかく型破りな男であるが、その奔放さが若者から人気を集めており、女性ファンも多い。
祖国インサラウムへの思い入れは人一倍強く、その再世のためには力を惜しまない。しかし、それだけに弱気なユーサーや増長するアンブローン、そして何より彼等に忠誠を誓うジェラウドに強い不信を抱いていた。しかし、ジェラウドが死に際に明かした忠義の理由、そして奮起したユーサーとの対話で心機一転し、ナイトオブナイツを拝命。アークセイバーのナンバー1として、インサラウム再世に全力を尽くす。
その後は最前線で祖国のために戦い続けたが、ZEXISの勢いを止めきるには至らず、最後は旧王都での決戦に敗れ、ディアムドを墓標に祖国インサラウムの大地に消えた。
得意とする戦法は、高機動によるヒット&アウェイで、重装甲接近戦型のサフィアーダとは全く合致しない(むしろパールネイル系列の機体やディアムドが向いている)。にも拘わらずウェインがサフィアーダに乗っているのは、ハイナイトに昇格して専用機を受領する際、シュバルを尊敬するウェインが無茶な理屈を通してエメラルダンの同型機を希望したためである。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 第14話で初登場。鳴り物入りで登場するだけあってかなり強いが、話が進むにつれて負ける場面が多くなる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- クロウルート第43話「永遠の聖王国」で並行世界のウェインとして師匠のシュバルと共に登場。
パイロットステータス
能力値
防御・技量に優れる。サフィアーダはもちろんのこと、ディアムドに乗ると凄まじい堅さを発揮してくる。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
固有エースボーナス
- 気力130以上で、自軍フェイズ開始時に「直感」がかかる
- 第2次Z再世篇で採用。ハードだと「失われし聖王国」でこれを所持。ひらめきはともかく必中の効果が厄介極まりない。彼に再攻撃があったらとんでもないことになっていただろう。
パイロットBGM
- 「孤影の蒼玉」
- サフィアーダ搭乗時。やっぱりイントロはアークセイバーで共通。蒼玉はサファイアの和名。
- 「天の金剛」
- ナイトオブナイツ拝命後はこちら。……なのだが、実は「昨日への決別」のみ「孤影の蒼玉」のまま。
人間関係
- シュバル・レプテール
- 師匠。ハイナイトとしての闘技の大半は彼仕込み。
- ジェラウド・ガルス・バンテール
- 上官。「旦那」と呼んでいる。
- シェーヌ・ピステール
- 親友。
- マルグリット・ピステール
- 同僚で同い年。敵対するも、互いの会話は親しみが込められていた。
- ユーサー・インサラウム
- 主君の子。当初は弱気な一面をボンクラと呼んで侮蔑していた(頭を下げられた際は酷く動揺していたので、本心ではその人間性を嫌っていたわけでないと思われる)が、ジェラウドの死後に対話したことで片腕として戦うことに。
- アンブローン・ジウス
- 上官。「ババア」と呼んで明確に敵視していたが、ユーサーの奮起後は共に再世のために力を尽くすことになる。最終的には閣下と呼び、ナイトオブナイツと呼ばれるように。とはいえ非常時になると二人称が「ババア」に戻る。
- アサキム・ドーウィン
- ナイトオブナイツとしての初陣で彼に遭遇し、一撃で撃退されるハメに。
- ランド・トラビス
- インサラウム跡地での対決時、彼の事を「ザ・クラッシャー」と呼んでいないのに目の仇にされた。
名台詞
初登場~30話
- 「見せてやるぜ! 柔よく剛を制すってのをな!」
- 戦闘台詞の一つ。ここからもわかるとおり、本来ウェインは「力」よりも「技」のタイプである。
- 「黙れ!」
「そんなんじゃ、どうにもならねぇものがあるってのを、俺達は嫌って程知ってんだよ……!」 - 「実力の差は気合でカバーする」と息巻いたエスターに対してぶつけた怒り。目の前の黄色い機体にウェインが重ねたのは、かつて破界の王に挑んで敗れた己自身の姿だった。
- 「安心してくださいよ、殿下。それまではちゃんと騎士の務めを果たしますから」
「それまで、ですがね」 - 14話のエンドデモにて。ユーサーを完全に侮っており、直後にジェラウドから怒鳴られる。
- 「だがよ……いくら周りが勝ったって、本陣が負けちゃ意味がねえんだよ」
「殿下も殿下だぜ。聞けば聖王機まで出したっていうじゃねえか」
「だいたい、あの殿下に戦いは無理……」 - 16話「次元の心央」のエンドデモで、ZONEが停止させられ事実上の敗戦を喫したことをぼやいて。明らかな不敬だったためにジェラウドに殴り飛ばされることに。とはいえ、あの弱気では確かにそんな見方にもなる。
- 「それはこっちの台詞だぜ……どういう手段を使ったか知らんが、お前達は許されねえことをした!」
「俺の……アークセイバーの誇りにかけて、お前達をここで叩く! 徹底的にな!」 - 「冥府への転落」にて。ケドラにZEXISが飛ばされたのは、荒廃した祖国インサラウムの大地。もっともウェインにしてみれば前後の事情など知ったことではなく、祖国の地に踏み込んだ侵入者を叩くために独断で出陣する。
- ZEXISからしてみればADWに侵攻しているアークセイバーに言われたくはないだろうが、この一方的な言い分に対して追及されることはなかった。
- 「笑わせるなよ、お嬢さん! こいつはどう見ても破壊用のマシンだろうが!」
- ガンレオンと対峙して。そう見えるのは仕方ないがガンレオンは修理用である。当然の如くランドを怒らせてしまうのだが……。
- 「くそっ! くそぉぉぉぉぉぉっ!!」
「俺は無様を晒しちまった……ここで俺はまた負けた……」
「俺は……自分を許すことができねえ!!」 - 撤退間際。祖国に踏み込んだ者にまたも敗北を喫し、インサラウムの騎士は慟哭する。
- 「祖国のために戦わずして、何のアークセイバーだってんだ! 俺の言ってることがおかしいか、旦那!?」
「師匠は最後まで祖国のために戦った! あのクソ野郎の靴を舐めるような真似までして、俺達に情報を送ってくれた! なのに俺達は何だ!? あのボンクラとババアの言いなりで……」 - 帰還後、ジェラウドに咎められて。統治者に相応しからざる臆病者のユーサーと、専横の限りを尽くすアンブローンへの不信を隠しもせず反論するが、今度は本気の一撃を喰らうことに。
- 「わかりたくもねえよ……俺はナイトオブナイツなんぞになる気はねぇからな!!」
- ジェラウドに諭された直後の台詞。しかし、この反発が後に最悪の形で自身に襲い掛かろうとは、この時ウェインは予想もしていなかったのである……。
- 「懲りない奴らだぜ。無駄だってのがまだわからんとはな」
「あんな化け物頼りの俺達が言う台詞じゃねえけどな……」
(何者をも超える絶対的強さ……おっしゃる通りだぜ、旦那) - 「一点突破」にて。態度はともかく祖国への忠誠心が人一倍のウェインにしてみれば、やはり次元獣頼りの現状が気に食わないらしい。
- (それが出来ねえから、俺達が戦ってるんだろうが!)
(ボンクラが! せっかくの聖王機が宝の持ち腐れじゃねえかよ!) - ユーサー出現及び撤退時にウェインが残っているとこの台詞が追加。「ただでさえ足手まといなのに出て来るな」という本音が垣間見える。
- (ババア……! 殿下を丸め込んで好き放題やりやがって……!)
(ユーサー・インサラウム! これが民達の信じたアークセイバーの姿なのかよ!?) - 「一点突破」のエンドデモにて。騎士団たるアークセイバーは、今や民達の希望。にも拘わらずアンブローンの言いなりと化している現状に愛想が尽きたウェインは、一人静かに怒りを燃やす。
- 「負けたことを肯定するような言い方をするんじゃねえよ! インサラウムの民は力のための生贄じゃねえんだ!」
- 31話のIMにて、「敗北によってアークセイバーは力をつけた」と述べたジェラウドに対して。
- 「勝利の報告を待ってるぜ、旦那。戻ったら、俺の稽古に付き合ってもらう」
「待ってるぜ、ナイトオブナイツ」 - 出撃するジェラウドを見送って。だが、この台詞がジェラウドの死亡フラグになってしまいウェインが彼の稽古を受ける機会は、永久に失われることになる……。
- 「もういいんだ、旦那! あんたはどうしてそこまで殿下を……!?」
- 「ジ・アンブレイカブル」のエンドデモにて。死に瀕してなお、ユーサーに忠義を尽くすジェラウドの姿に思わず口走った問い。帰ってきた答えを聞き、ウェインは衝撃を受けることに。
31話~退場
- 「………」
「我は誓う……ナイトオブナイツの名の下に騎士の規範そのものとなることを」
「インサラウムと聖王機に我の生命を捧げ、そのすべてを王の勝利のために」 - ユーサーとの対話で行った騎士の宣誓。弱気な皇子の突然の変貌に当惑しつつ、気迫に押されながらもその覚悟を汲んでナイトオブナイツとして誓いを立てる。
- 「代々のナイトオブナイツが、このディアムドでインサラウムを守って戦って来た」
「今の俺にそこまでの力があるとは思えねえ……だが、明日は違う! 殿下が真の聖王となるように、俺も真のナイトオブナイツとなってみせる!」 - 「決着をつけるぜ、ZEXIS」
「失われし聖王国……勝利と再世の未来は、この地から始まる!」
「我が名はウェイン・リブテール! アークセイバー、ナンバー1にしてナイトオブナイツの称号を賜った騎士! インサラウムに仇成す者は、この俺とディアムドが討つ!!」 - 迎撃陣を整えて。二人の師の、主君の、同志の、何より民のために、新たなるナイトオブナイツが咆哮する。
- 「まだまだ足りないさ……まだ俺じゃ旦那の足元にも及んじゃいねえ!」
「だから、命がけでやるのさ! ディアムドが俺の命を燃やす時、この力が生まれるんだよ!」 - アムロとの戦闘前会話。
- 「さっきのバリツの使い手か!」
- 第46話「失われし聖王国」における、竜馬との戦闘セリフ。インサラウムにはバリツという武術があったのか、あるいは東洋の武術はバリツと呼ばれているのだろうか? 元ネタと思われるものはシャーロックホームズシリーズに登場する架空の日本武術だが、こちらもこちらで詳細は不明である。
- 「俺にも本能的にわかったぜ。お前が殿下に仇なす存在だってことがな」
- 決戦時にクロウに対して。ウェインのこの奇妙な予感の真相はわからずじまいであったが、もしやガドライトに対するヒビキのように、彼にも資格があったのだろうか?
- 「俺はナイトオブ……ナイツだ……この国と……運命を……共にする……」
「殿下には……悪いが……この城とディアムドが……俺の墓標……だ……」
「負けちまったら……全て……終わりなんだよ……背負ってるものが……ある……奴は……」
「行けよ、クロウ……そして、ZEXIS……お前達に守りたいものがあるんなら……絶対に……負けるな……」 - 敗北後。インサラウムの騎士として、最後まで祖国に殉ずる道を選ぶ。
- 「すまねえな、殿下……それに……ババア……アークセイバーのみんな……」
「俺が……最後のナイトオブナイツに……なっちまった……ぜ……」
「だが……最期にいいものが……見られた……コールブランドが……抜けたのは……開祖……インサラウム一世以来だから……な……」
「土は土に、灰は灰に、塵は塵に……俺は……インサラウムの……一つになって……再世の……未来を……祈って行く……」
「………少しは……褒めて……くれよな……師匠……旦那……」 - 散り際。全てを燃やし尽くしたインサラウムの騎士は、失われし祖国の大地に消えた……。
迷台詞
- 「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず…。兵法の基本にして極意だ」
- 再世篇第13話での赤木との戦闘前会話。一見まともな事を言ってるようだが、直前に開示した情報が「サラリーマン」ではなんか格好がつかない。
- ちなみに「敵を知り己を知れば~」というのは「勝つためにはまず情報が大事」という意味ではなく、「敵と味方の状況を正確に把握し、勝ち目がなければ戦うな」=勝てない戦いはするなという戒めである。
- ランド「覚悟しろよ、てめえ! 俺をザ・クラッシャーと呼んだお前にザ・ヒートの生き様を見せてやる!」
ウェイン「そんな名前で呼んでねえよ!!」 - ガンレオンを破壊用のマシンと呼んだ直後のやり取りがこれ。呼んでもいないのに目の仇にされてしまった。
搭乗機体・関連機体
- サフィアーダ
- 専用機。戦闘スタイルと合わないのに乗っているのは、師匠の機体の同型であるという理由から。
- ディアムド
- ナイトオブナイツ拝命後はこれに搭乗。
- パレス・インサラウム
- 平時はこの艦に常駐し、出陣の時を待つ。