ゴーカイグリーン

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ゴーカイグリーンは『海賊戦隊ゴーカイジャー』の登場人物。

ゴーカイグリーン
外国語表記 Gokai Green
登場作品 海賊戦隊ゴーカイジャー
俳優 清水一希
竹内康博(スーツアクター)
デザイン 韮沢靖
篠原保
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
SRWでの分類 サブパイロット
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プロフィール
本名 ドン・ドッゴイヤー
愛称 ハカセ
種族 宇宙人
性別
所属 海賊戦隊ゴーカイジャー
役職 メカニック
主な搭乗機 ゴーカイオー
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概要

ドン・ドッゴイヤーが豪快チェンジした姿。ザンギャックからかけられた懸賞金は100ザギン→1000ザキン→5000ザギン→5万ザギン→30万ザギン。

メカニック担当で、愛称は「ハカセ」[1]。他メンバーに比べて圧倒的に少ない懸賞金からも分かる通り、ザンギャックからは取るに足らない存在として扱われているのだが、実力が他の5人に劣るわけでもなく、ゴーカイジャーの後半の主力必殺武器「ゴーカイガレオンバスター」の開発などなくてはならない存在である。

彼が加入するまではマーベラス、ジョー、ルカの三人は艦内を散らかし放題にしていたため(この時にはまだアイムは居ない事もあり)、ゴーカイジャーの家事を担当する事も多い。 現在でも料理担当であり、腕はもとよりメンバーの体調に合わせた料理を作るようにしているがその事は全くひけらかしてない(当初この事実を知っていた事はアイムのみ)。このため彼がゴーカイガレオンバスター開発に注力していた時期は弁当生活となり、他のメンバーは不満を述べていた。

豪快チェンジの際は主にグリーン系やブラック系の戦士になるのだが、基本的にこれらの色はクール系や熱血系といったハカセとは真逆のキャラが多いため、ハカセの戦い方も相まって原作キャラとの剥離が凄まじい。更には全員でレジェンド戦隊に変身して名乗りを上げる際は、他のメンバーが原典にほぼ忠実なのに対してハカセだけは珍妙なポーズをとっていることが多い。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。2019年4月のイベント「激突!宇宙海賊×地獄」から登場。ゴーカイオーサブパイロット

人間関係

ゴーカイレッド / キャプテン・マーベラス
仲間。彼の技術力を買って[2]無理やり仲間にした。普段はぞんざいな扱いだがなんだかんだ頼りにされている。
ゴーカイブルー / ジョー・ギブケン
仲間。彼の剣の腕を頼りにしている。
ゴーカイイエロー / ルカ・ミルフィ
仲間。弟分のような扱いをされている。
ゴーカイピンク / アイム・ド・ファミーユ
仲間。似たような立ち位置。
ゴーカイシルバー / 伊狩鎧
仲間。彼からは唯一本名である「ドンさん」と呼ばれている。彼の考えるスーパー戦隊のイメージでは何故かハブられた。
参謀長ダマラス
初めて手配書を見た時、「こいつはどうでもいいか。」とはぶられていたが、後に彼の行動がダマラス打倒のきっかけとなった。

宇宙海賊

バスコ・タ・ジョロキア
彼の圧倒的な強さに対抗するべく、ゴーカイガレオンバスターを開発する。ゴーカイガレオンバスター自体はバスコ以上の強敵も撃破し、更に敵の大将である皇帝アクドス・ギルへのトドメの一撃になるなど、ゴーカイジャーの強化に大きく貢献したのだが、肝心のバスコには通用せず弾かれてしまうという何とも言えない展開となった。

レジェンド戦隊

マジレッド / 小津魁
『魔法戦隊マジレンジャー』のレッドであり、ゴーカイジャーが初めて出会ったレジェンド戦隊。崖から落ちそうになったマーベラスを救うために出した勇気を認められ、大いなる力を授けられた。
ゲキレッド / 漢堂ジャン
『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のレッド。武器の通用しない敵と戦うために彼に弟子入りし、修行の心得と共に獣拳を伝授される。
ゴセイブルー / ハイド
前年の戦隊『天装戦隊ゴセイジャー』のブルー。頭脳派なことが似ている。黒十字の冥府神ダゴンの攻撃を受けて、崖に墜とされかけるが、偶然手に取って、彼を助け、一時休戦を取ることを決める。そして彼の力でダゴン打倒の切っ掛けを作る。
ゴセイブラック / アグリ
ハイド同様前年の戦隊『天装戦隊ゴセイジャー』のブラックで、『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』で共闘。他の4人と唯一対応メンバーの色が異なり、他のメンバーが同じ色同士で真っ当な連携で戦う中、アグリがハカセをジャイアントスイングしながら、ハカセがゴーカイガンを乱射するという珍妙な連携プレイをしていた。
オーレッド / 星野 吾郎、オーピンク / 丸尾 桃
『超力戦隊オーレンジャー』のレッドとピンク。バスコに敗れた後、彼らのアドバイスと二人から授けられた大いなる力によって、ゴーカイガレオンバスターを完成させた。

名台詞

「ど~んと行くよ!」
ゴーカイジャーの決め台詞である「派手にいくぜ!」のハカセ版。
彼の名前の由来である「どんと来いや!」に由来している。
「オール○○!」
たびたび同色の戦士にチェンジする際に述べる台詞。初めてはダマラスとの決戦で全員緑系の戦士にチェンジしたことから。以降「動物戦隊ジュウオウジャー」でマーベラス以外の5人が全員レッドにチェンジしていた。

迷台詞

そのキャラクター性故に迷台詞には事欠かない。

「お、重い……」
『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』でゴセイブラックのランディックアックスを持ち上げられずに。ちなみにゴセイジャーに豪快チェンジする場合彼がゴセイブラック担当である。
またこの描写から豪快チェンジすると変身したレジェンド戦士に合わせて身体能力にも相応の補正がかかる事が伺える。
「やられた……」
同上。敵に倒された……のではなく、ゴセイブラックに振り回された挙句地面に落とされて。
そもそも二人が上記のジャイアントスイングのコンビネーションをする羽目になったのは、追い詰められたハカセがゴセイブラックの方に飛びついたせいで、彼の武器であるゴセイテンソードを落としてしまった状態で襲われたため、半分以上ハカセのせいである。
「僕はそんなおしっこの後ハンカチを忘れてズボンで拭くポーズなんかしてないよー!!!」
物語終盤、バスコにレンジャーキーを奪われ自身が変身するゴーカイグリーンと対峙した際に彼の決めポーズを見ての感想。ドンさん、残念ながら毎度のようにしてます。当然他のメンバーからも突っ込まれた。尚、このポーズはグリーンのスーツアクターを務めた竹内康博氏が自身が待機の際に寒くて太ももを擦っていたことが発想の切っ掛けらしい。
『X-Ω』初参戦時には毎日公式Twitterにて1枚ずつゴーカイジャーメンバーの立ち絵の一部が少しずつ公開されていたのだが、他メンバーがそれぞれのカラーがはっきりとわかるようになっているのに対し、グリーンは色が全く入っておらず、下半身のみが映るこのポーズが切り取られていた。
「あいたたたた!!」
最終話、デカマスター(ジョー)の武器になるために、豪快チェンジした大剣人ズバーン(『轟轟戦隊ボウケンジャー』)の聖剣モードに変身するも(おそらく関節が変な方向に曲がる)激痛に悲鳴をあげて。元に戻った時には外れた関節をはめるような動きをしていた。
本家のズバーンは人型と聖剣モードを自由に切り替えられる生命体のため痛みを感じている様子はなく、彼のモードチェンジのバンクでハカセの悲鳴が入るというシュールな図となっていた。
同じニチアサ作品である『仮面ライダーディケイド』でのファイナルフォームライドを思い出した視聴者も多数いる事だろう。

搭乗機体

ゴーカイオー
5台のゴーカイマシンが合体した巨大ロボット。

余談

  • 映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』の企画当初は名前のドン繋がりでマクー首領ドン・ホラーの孫という設定になる予定だったが、尺の都合と設定の複雑さから没になってしまった。
  • 全体的にコミカルな動きが目立つが、これはスーツアクターを務めた竹内康博氏のアドリブによるものが大きい。竹内氏自身がトリッキーかつコミカルなアクションを得意としているが、前年の『天装戦隊ゴセイジャー』でゴセイレッドのスーツアクターを務めた際に真面目な役でコミカルさを出せなかったため、その分の皺寄せがゴーカイグリーンに反映されてしまったらしい。
    • このために海外版である『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』ではシリアスなゴセイブラックとコミカルなゴーカイグリーンのアクションが混ざってしまう事態となった。

脚注

  1. OPのクレジットでは「ドン・ドッゴイヤー(ハカセ) / ゴーカイグリーン」と表記されている
  2. ガレオンの修理を頼まれた際ハカセが散らかし放題のガレオンに耐え兼ね、無償で掃除したうえで料理まで用意したため、技術力以上に家事能力の高さを気にった感じすらある