Gファイター

2018年11月20日 (火) 05:09時点におけるDグループ (トーク | 投稿記録)による版 (→‎合体攻撃)

Gファイターは『機動戦士ガンダム』の登場メカ

Gファイター
外国語表記 G-Fighter
登場作品

ガンダムシリーズ

初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦(PS版)
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
別名 Gメカ、Gパーツ
分類 支援用重戦闘機
動力 核融合炉
最高速度 マッハ2.1
装甲材質 ガンダリウム合金
合体形態 +ガンダム
開発 地球連邦軍
所属 地球連邦軍
乗員人数 1名
主なパイロット セイラ・マス
スレッガー・ロウ
テンプレートを表示

概要

地球連邦軍が開発した支援用重戦闘機。

通称「Gメカ」や「Gパーツ」とも呼ばれ、ガンダムの行動範囲の拡大を図って開発されており単体の戦闘機としても運用可能となっている。

前部であるAパーツと後部であるBパーツで構成されており、その内部にガンダムを収納して輸送し、目標地点へ到達すると分離(「ボルトアウト」と呼ばれる)する。コクピットはAパーツに設けられている。また、Aパーツにはキャタピラも取り付けられている。

さらに、サブ・フライト・システムとしても運用可能で、上部にモビルスーツを1機乗せた状態での飛行が可能で、作中ガンダムが上に乗ることもあった。また、重量が許す限りはガンダム以外のMSも乗ることが可能である。

ガンダムとの組み合わせはガンダム+Gファイターを参照。

劇中での様相

劇中ではセイラ機とスレッガー機の2機が登場。 スレッガー機はソロモン攻略戦でビグ・ザム特攻して大破し、セイラ機もア・バオア・クー攻防戦で損傷し放棄された。

なお、本機はTV版のみの出演で、劇場版では両機共に「コアブースター」に置き換わっている。その為、Gファイター特有の変形構造を使うシーンやSFSとしての運用シーンは全カットされている。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦
PSCB版において、隠し要素のGパーツを入手することでガンダムがGアーマーに変形できるようになる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
フルアーマーガンダムとの二択で、セイラの撃墜数がアムロより多いと入手できる隠し機体。アムロを削りに専念させ「幸運」目当てにセイラを使っていれば無理なく達成できるはず。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
基本的にはリメイク前と同様だが2周目以降は無条件で加入するようになり、フルアーマーガンダムと同時に入手可能となった。

単独作品

スーパーロボット大戦GCXO
2機手に入る。リアル系では珍しくガンダムとの合体が可能で、合体後は「ガンダム+Gファイター」になる。
また、今回はいないメタスの代わりに修理ユニットとしても活用できる。合体してもサイズが変わらないことと、G-3ガンダムフルアーマーガンダムとは合体不可能なのが惜しいところ。
スーパーロボット大戦Operation Extend
セイラ機が登場。ミサイルランチャーに「対地」「ヒット&アウェイ」ビームキャノンに「対宙」「ビーム」特性が付いているので、攻撃力の数値以上のダメージを出せる。
本作では補給装置を搭載。残念ながら、ガンダムとは合体できない。

装備・機能

武装・必殺武器

ビームキャノン
Aパーツの上部に2門装備。
ミサイルランチャー
Aパーツの機首に2基内蔵。機首が折れて発射口を露出させる。
4連装ミサイルランチャー
Bパーツの後部に2基内蔵。

合体攻撃

Gスクランブル
XO』。セイラ・マス機とスレッガー・ロウ機の合体攻撃。2機によるビームキャノン集中砲火。

特殊能力

補給装置
A』、『OE』で実装。
修理装置
GCXO)』で実装。
合体
ガンダム合体する。『A』では合体後に変形可能。
グループ (GR)
『OE』で採用。ガンダムガンタンクガンキャノンとグループ出撃可能。

移動タイプ

宇宙
飛行可能。

サイズ

S
Mまたは3
OE

カスタムボーナス

機体と武器の地形適応を全てA、移動タイプ「/」を得る
A PORTABLE

機体BGM

斜線で区切られたものは、劇場版サウンドトラックでの曲名。

「ホワイトベース / 重力圏へ M43」
OE』での選曲。
「赤い彗星 / 紅の機動兵器 M14」
『OE』で連携攻撃はこちら。

対決・名場面

ゲルググ
第42話より。ア・バオア・クーの最終決戦においてセイラジオン軍の新型MSゲルググと遭遇。
セイラは「さすが新型」とその性能に感嘆しつつも、ビームキャノンの一撃で沈めて見せた。もはや、彼女も立派に歴戦の戦士であることを印象付けたシーン。

関連機体

ガンダムコアファイター
これらの機体の支援用として開発され、様々なパターンで合体することが出来る。
コアブースター
コアファイターにブースターユニットを装備した強化型。
劇場版三部作にて登場し、ビグ・ザムへの特攻などTV版でGファイターが担っていた場面全てにおける代役となった。
Gディフェンサー
開発に際してGファイターが参考になっている。
ΖΖガンダム
ガンダムとGアーマーの運用を単機で再現することが開発コンセプトとなっている。

他作品の関連機体

翔烈帝龍装劉備ガンダム
玉璽の力で呼び出す「天玉鎧・蒼龍」はGファイターがモチーフ。

余談

  • 元々、Gファイターは番組を継続させるためのテコ入れ(『機動戦士ガンダム』の視聴率が芳しくなく、青森など一部の地域では放送打ち切りなどの憂き目に遭っていた)として、ゴッグズゴックといったやられメカと一緒に出された物である。
    • 当時の派手な変形合体を備えた他のロボット玩具に比べ、いささかギミックの少ないガンダムを補うための存在でもあり、そういった面でも由緒正しきサポートメカである。
    • 健闘虚しく番組の打ち切りが決定されたものの、本メカの登場と同時にスポンサーであるクローバーからガンダムの超合金セットが発売され、スマッシュヒットを叩き出し爆発的な売り上げを記録した。この影響によるものか、クローバーは後に「長柄の武器を備えたロボットとそれが乗る支援メカ」という組み合わせの玩具をいくつか商品化している(トライダーG7トライダー・シャトルダイオージャとクロスエイダー等)。
  • 一方、富野喜幸(現:富野由悠季)監督はGファイターを「玩具的過ぎる」として、本作劇中に登場させることにかなり抵抗感があったようである。運搬が終わればただの『中身のない鉄の箱』になるためで、戦争描写に明らかにそぐわないためである。
    • そのあおりを受けて、劇場版ではGファイターの代わりにコアブースターが登場したという経緯がある。
      • その結果対ビグ・ザム戦が、迎撃されてもガンダムを接近させられる二段構えの作戦から、ただの捨て身の特攻になってしまった。なお『機動戦士ガンダム0079』ではソロモン戦直前にスレッガーがコアブースターからGファイターに乗り換え、『THE ORIGIN』ではコアブースターがガンダムを乗せることが可能にすることで、TV版の展開に近づけている。
  • SRWシリーズでは現状コアブースターとの共演はしていないが、他のゲームメディア等では『セイラがコアブースター、スレッガーがGファイター』といった形で共演していることもある。
  • 漫画『機動戦士ガンダム0079』ではデザインが大きく変更され、パーツごとの分離はせず、Gディフェンサーのようにガンダムの背部に合体するようになっている。原作のようにガンダムを立たせたまま上に乗せたのは初登場時の1回だけで、その後は大気圏内ではガンダムの背部に合体、宇宙ではメガライダーのようにガンダムを跨せて乗せている。また、複座式の量産型が存在する。なお、「セイラ機がGファイター、スレッガー機がコアブースター」だったが、スレッガーはコアブースターがソロモン戦直前で機雷に接触して大破し、ソロモン戦では量産型Gファイターに乗り換えている。

資料リンク