エレメント

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エレメントとは、『創聖のアクエリオン』及び『アクエリオンEVOL』に登場する用語。

概要

エレメント能力はいわゆる超能力で、これを持った少年少女が全世界からエレメント候補生(多くの場合、単にエレメントと略される)としてDEAVA基地にあるエレメントスクールに集められた。機械天翅アクエリオンの運用には欠かせない存在であり、3機のベクターマシンに搭乗する3人のエレメントがベクターマシンの合体を通して心と意識を一つすることで、機械天翅アクエリオンを操縦制御できる。

アクエリオンは搭乗したエレメントに準ずる能力が付加される。そのためピエールの炎、つぐみの爆発、ジュンの念写など強力な能力を持った候補生を一軍とし、二軍以下はサポートに回る。「テレポートチェンジシステム」で戦況や戦法、搭乗者のコンディションに応じて入れ替え可能。

アクエリオンを構成するベクターソル・ベクターマーズ・ベクタールナの各パイロットはそれぞれソルエレメント・マーズエレメント・ルナエレメントと呼ばれる。

登場作品

スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク

気力130以上でエレメントシステムが発動。搭乗者となるエレメントたちの中から最も高い能力が反映される仕様となっており、数値上最強のキャラクターを作ることが可能。システム発動前の能力と特殊スキルはヘッド(各形態に対応するベクターマシンのエレメント)となる搭乗者のものとなる。初陣ではグレン・アンダーソンがソルエレメントとなるが、早々に負傷離脱。劇中後半で右の目に堕天翅の翅が移植されてからは、単独で強攻型アクエリオンの一形態アクエリオンアルファに搭乗し、DEAVAとは異なる思惑で動く第三勢力となる。

原作ではお馴染みのテレポートチェンジシステムは未実装。後にセットAでの運用時に限り、対を成す強攻型アクエリオンのエレメントとしてリーナ・ルーンが加わる。詳細な組み合わせは乗り換えを参照。

なお原作には、以下の他にクロトとクロエの双子もいるが、元々出番も少なくDEAVA基地での戦闘もない為、原作では主にオペレーター担当だった2人はカットされた。

アポロ
ソルエレメント。アクエリオンソーラーアクエリオンでの運用が前提となるため、イベント戦闘を除き、他の形態の出番はまずない。固有技はアクエリオンを代表する必殺技である「無限拳(むげんパンチ)」、「無限交差拳(無限クロス)」(シリウスがマーズを担当している時限定)、「ファイヤーフィスト」(ピエールがマーズを担当している時限定)。そして、セットAの運用時専用の「超3D無限拳(高次元無限アタック)」、「太陽剣」。なお、双翅を叱った際の「無限叱責掌(むげんビンタ)」はイベント技。アクエリオンの化け物じみた戦闘力を体現するのはアポロである。
シルヴィア・ド・アリシア
ルナエレメント候補。アクエリオンルナでの固有技は「ムーンサルトアタック」。ただし、セットAでの運用時に限り、ソーラーアクエリオンに「無限交差拳」、「超3D無限拳」、「太陽剣」が順次追加されるため、最終的にはルナエレメント固定。アクエリオンエンジェルにてイベント技「哀天使剣」を披露し、シリウスのケルビムマーズを撃破。スペシャルディスクの追加シナリオ「食べたくて合体」では女の子3人+アポロがイベント技「求食爆裂矢」を披露する。
シリウス・ド・アリシア
マーズエレメント候補。アクエリオンマーズでの固有技は「ロングレンジセイバー」と「嫉妬変性剣」。ベクターマーズと共に離脱し、ケルビムマーズで敵として登場。その後、再加入。シルヴィア同様にマーズエレメント固定となる。
紅麗花
ルナエレメント候補。強攻型アクエリオンが使用可能となってからはベクターアルファの固定エレメント。固有技はアクエリオンルナでは「昇竜天雷」、アクエリオンアルファでは「不幸断絶拳」。なお、有名な「不幸最底拳」はZでは「昇竜天雷」で代替された。
ピエール・ヴィエラ
マーズエレメント候補。固有技は「灼熱のファイヤーゴール」。ピエールがエレメントとなっている場合のみ、ソーラーアクエリオンに「ファイアーフィスト」が追加となるが、地味。シリウス離脱後はベクターオメガ(ベクターマーズの代用でソル、ルナと合体する方)のエレメント。シリウス復帰後は強攻型アクエリオンのベクターオメガのエレメントでほぼ固定。スペシャルディスクの追加シナリオ「この想いを君に」でアポロ、シリウスと共にイベント技「衛星軌道連蹴」、「失恋速攻」を披露。
つぐみ・ローゼンマイヤー
ルナエレメント候補。固有技はルナでもデルタでも「逆念写爆破」。リーナ加入で出番がなくなる。アクエリオンエンジェルでのイベントで「爆愛無限光」を使う。
ジュン・リー
マーズエレメント候補。固有技はマーズでもオメガでも「念写一眼」(「逆念写爆破」とほとんど変わりない)。もっぱら分析担当でエレメント候補としては最も不遇。
リーナ・ルーン
途中まではZEUTHに同行するだけで戦闘参加はなし。シリウスの再加入後に強攻型アクエリオンアクエリオンデルタ限定でエレメントになる。精神コマンドも特殊スキルも優秀なため、デルタのヘッドは彼女で確定か? 固有技の「吸血のシルバークロス」が強力。
グレン・アンダーソン
エレメント候補生で、初陣におけるベクターソル、強攻型アクエリオンの搭乗者。詳細は上記。原作同様麗花の言葉で自我を取り戻し、両翅と差し違えるため、味方には加入しない。
頭翅
堕天翅族でエレメント能力者ではないが、最終話終了後ベクタールナに搭乗し、アポロ、シリウスと共にイベント技「無限合體拳」を披露する。スペシャルディスクの追加シナリオではアクエリオンを次元の彼方から持ち帰ってくれる(しかし、ソーラーアクエリオン強攻型アクエリオンニルヴァーシュが同一小隊にいたのでは事実上どれかひとつしか使えない。エウレカSP不足で覚醒が使えず、アポロレベルが足りず覚醒は使えない)。

第3次スーパーロボット大戦Z

『EVOL』が参戦した『時獄篇』ではエレメントチェンジシステムが再現され、戦闘中いつでも交代が可能となった。さらにエレメント能力が個別の特殊技能扱いとなった。 出撃時のヘッドはアマタ、カイエン、ゼシカで固定されているが、ゲパルト、スパーダは登録されている他のエレメントと自由に交代できる。ゲパルトとスパーダの搭乗パイロットは各グループ内で経験値と気力、精神ポイント、効果中の精神コマンドを共有する。