尾瀬イクミ

2018年3月18日 (日) 00:04時点におけるボイジャー (トーク | 投稿記録)による版 (→‎概要)
尾瀬イクミ
読み おぜ いくみ
外国語表記 Ikumi Oze
登場作品 無限のリヴァイアス
声優 関智一
デザイン 平井久司
種族 人間
性別
生年月日 2209年12月12日
年齢 16歳
出身 木星
身長 175.0 cm
血液型 A型
所属 リーベ・デルタ第二操船課専攻
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概要

リーベ・デルタ第二操船課を専攻する木星圏出身の少年。リーベ・デルタの時から昴治とコンビを組んでいるルームメイト。

少々軽めだが、明るくリーダーシップのある性格をしており、第二操船課においては祐希に次ぐ第2位の実力を持つため、ヴァイタル・ガーダー(リフト艦)のリーダー的存在になっていく。

一方で不明な点も多く、名家の出自でありながらリーベ・デルタへは自費で入学しており、「尾瀬イクミ」という名前も偽名である(本名は不明)。

過去の出来事で背負ったトラウマから「人の死」に対して過剰な反応を示し、和泉こずえの暴行事件をきっかけにそのトラウマが再発。リヴァイアスに秩序をもたらすべく、アインヴァルトでクーデターを起こし、リヴァイアスの支配者になる。だが、シュタイン・ヘイガーファイナ・S・篠崎にいいように利用され、イクミ自身、「皆を守る」とは裏腹にこずえのことしか考えなくなっていき、その無自覚さが乗組員を殺しかける事態に発展した。

全てのものに押し潰された際、実姉・尾瀬カオリと近親相姦の関係となり、それを知った父親の手で引き離され、カオリが自殺したことを周囲に明かす。

事件後は改心し、こずえとの再会に望みを懸けて、リヴァイアスに再乗艦し、昴治に許され、こずえとも再会できた。

キャラクターの総評

イクミの過去は同情できないわけではなく、独裁という形だったとはいえ、リヴァイアスに秩序をもたらそうとしたことに好意的な意見も見られるが、自分の弱さと向き合えず、自身の愚行を棚に上げての愚行も行い、殺人未遂を何度もやらかしたのも事実である為、賛否両論が激しい。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。2017年4月のイベント「じぶんらしくあるために」では、終盤の独裁者ver.で登場しており、原作通りに暴漢を叩きのめすシーンがある。ヘイガーやファイナが登場しないため、事実上のリヴァイアスの支配者になっているが、原作に比べれば、人間性を保っている。
2017年8月のイベント「信じる心」では、和泉こずえを助けるために他のリヴァイアスメンバーを一度は裏切るが、こずえの安全を確保した上で他のメンバーを助けるためにヴァイタル・ガーターを動かす。この際、裏切り者と罵られると覚悟をしており、自分のやっていることを理解した上で行動している。こちらも物語の終盤ではあるが、原作よりは人間性を保っていると言えるだろう。

人間関係

家族

尾瀬カオリ
姉。過去に彼女と肉体関係にあったが、父親の手で引き離された末、自殺してしまう。そのトラウマと姉の死に向き合えないことから「人の死」というものに対して過剰な反応を示すようになった。
イクミとカオリの近親相姦を知り、カオリを無理やり嫁がせるが、その結果、カオリの自殺を招いてしまう。

相葉兄弟

相葉昴治
リーベ・デルタ時代からのルームメイト。仲は良いが、人命に関する考えで対立することも。独裁者になった後、昴治から奪ったニードルガンで彼に重傷を負わせたうえに放置し、一命を取り留めた後、ヘイガーの裏切りと投降を伝えに来た昴治を疎ましく思い、今度こそ殺そうとした。事件後は改心し、昴治に許されるが、彼に独裁政権を蒸し返されてもいる。
相葉祐希
ヴァイタル・ガーダーのパイロット仲間。協調性の無い祐希に最初は呆れていたが、後に実力を認めるようになる。

女子グループ

和泉こずえ
彼女に猛アプローチをかけられているが、トラウマのせいで本気になれずにいた。こずえが集団暴行を受けて以降は、こずえをカオリの代用品として依存するようになるが、最終的には破局する。
蓬仙あおい
昴治から、あおいが襲われたことを知らされるが、こずえ以外は眼中になくなってきていることを無自覚で発言してしまう。あおいも昴治殺害未遂の件から、イクミに不信感を抱くようになったことが、ドラマCD3で語られた。
ファイナ・S・篠崎
リーベ・デルタ脱出時に昴治との2人で救出。イクミ政権においては、彼女の信仰する教えに因んで祀り上げられる。
市川レイコ
こずえを暴行から見捨ててしまった彼女を頭に血が上っていたとはいえ、一方的に責めて追放してしまう。

チームメイト

ニックス・チャイプラパット
リヴァイアス内で同じグループに所属。リーベ・デルタの時からの知り合いで「生意気なガキだけど操縦はピカイチ」とのこと。
雅明弘
リヴァイアス内で同じグループに所属。小説版では、彼とニックスのコンビに幼い頃の自身と姉を重ねていた。

ツヴァイ

ルクスン・北条
リーベ・デルタを圧潰させた工作員を見捨てた彼に掴みかかっている。
シュタイン・ヘイガー
独裁体制に好意的な彼を参謀役として迎え入れるが、利用されていき、Eランクの隔離やゲシュペンスト戦での乗組員大半の置き去りに繋がる。
ユイリィ・バハナ
クーデターを起こした際、彼女に説得されるが、「あんたの好きなブルーと同じことをしているだけ」と返して、ユイリィを沈黙させている。その後、ランク別の部屋割りの件から、完全に決別。
ブライアン・ブラブ・ジュニア
ゲシュペンスト戦でアインヴァルトを失った後、彼の怒りを買うが、ニードルガンで膝を撃って黙らせている。

他作品との人間関係

テンカワ・アキト
漂流していたところを救助する。いざという時はブラックサレナを利用するつもりでいたが、「お前は過去を取り戻そうとしている」と指摘され、思い悩むようになる。

名台詞

「てめぇの正論は痛すぎんだよっ!」
「お前の正論じゃ、蓬仙は守れないな」
「本当に蓬仙のことを大切に思ってるなら、命懸けで守れ。そうじゃないんだったら祐希に預けろ」
第19話より。極限状況が続き人心が荒廃していく艦内で、ついにその災禍は昴治たちのグループにまで及んでしまう。
昴治は怒り狂うイクミを正論で鎮めようとするが、イクミはにべもなくそれを切って捨て、最後の手向けとばかりに忠告を残しその場を去った。このやり取りを境に二人は袂を分かつことになる。
「リヴァイアスの艦内にいる全員に告げる!俺は、航宙士第二種、E328455、尾瀬イクミ!」
「ヴァイタル・ガーダーは俺が占拠した!今の揺れは、ヴァイタル・ガーダーがリヴァイアスを押さえて起きたものだ!」
「リヴァイアスにいる全ての者達に勧告する!今から艦内における全ての暴力行為を一切禁止する!もしそれが破られた場合、俺はヴァイタル・ガーダーで実力行使に出る!」
「過ちを犯すな、揉めるな、争うな、なじるな、傷付けるな、普通でいろ!」
第20話より。ヴァイタル・ガーダーを占拠するという、イクミの常軌を逸した行動に艦内がどよめく。

脚注