ロト | |
---|---|
外国語表記 | LOTO |
登場作品 | |
デザイン | カトキハジメ |
分類 | 可変モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | D-50C |
全長 | 12.2 m |
重量 | 16.84 t |
動力 | 熱核反応炉 |
出力 | 980 kW |
推力 | 32,400 kg |
開発 | サナリィ |
所属 | 地球連邦軍 |
乗員人数 |
3名
|
主なパイロット | ダグザ・マックール |
概要
機体概要
海軍戦略研究所(サナリィ)によって開発された。
サナリィが新たに開発した超小型熱核反応炉を搭載しており、この時期のMSとしては群を抜いて小型なのが特徴。
腕の先はボックスランチャーが直付けになっておりマニュピレータはない。固定兵装はビームバーナーのみで、あとはオプションである。
特殊部隊の扱うMSということで兵員輸送車・指揮通信車としての能力を持ち、多人数が乗り込むことを前提に設計されている。特殊任務・白兵戦のツールの一つと言った趣が強い。
デザイン、変形機構に『F91』に登場するガンタンクR-44と共通点が多い。本機のデータは後の小型MS開発に活かされたとされる。
戦車形態
キャタピラ式の戦車に変形可能。
劇中での活躍
地球連邦宇宙軍の特殊部隊「ECOAS(エコーズ)」が使用している。
原作小説では2機がロンド・ベル所属のネェル・アーガマに持ち込まれている。その内の1番機がインダストリアル7市街戦において、移動しつつ機上のダグザがファンネルをネット弾で絡めとり墜落させて無力化する「対サイコミュ兵器戦術」をクシャトリヤに使用。善戦し2機のファンネルを沈黙させたが、直後に民間人を巻き込み、それにダグザが気を取られた事で3機目への対応が遅れ、ビームの直撃を受けて大破した。上述のとおり、ネット弾の発射はダグザが生身で行っている。
パラオ攻略戦ではエコーズ729が保有するロト2機が新たに追加。ダグザ達と共に爆破任務に当たり、作戦に大きく貢献した。その後、ナシリ機がシナンジュと交戦の末、撃墜されてしまう。両エコーズの残存機は続くラプラスの残骸での戦闘に参加している。
ラプラスの箱の開放のために再びインダストリアル7に戻ってきた際にはユニコーンガンダムの護衛として投入されるものの、シナンジュに対抗できずビームサーベルで切り裂かれて大破している(この時エコーズ以外にガエル・チャンも同乗していたが彼だけが奇跡的に助かっており、バナージがユニコーンガンダムに搭乗するまでの時間稼ぎを生身で行っている)。
OVA版での扱いは概ね小説版と同じだが、アニメーションになった分、機敏な動きを見せるシーンが多い。武装面では通常のMSに劣るものの、機体の小ささを活かした待ち伏せや小回りの良さで多数の敵機を撃破しており、後の小型MS時代を予感させるような活躍を見せている。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 初登場作品。戦車形態への変形はない。第24話A/第25話Bから2段階改造済みで加入する。修理装置、MSとしては高い耐久力、優秀なアシスト武器とスーパー系サブにうってつけの機体。
- ミサイルランチャーは攻撃力3100・射程1~6・弾数16・地形適応全Aの実弾兵器。アシスト攻撃で安定したダメージを期待できる。ただし、機体の宇宙適応がBである点に注意。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 残念ながら、ダグザが前作で死亡した正史となった為、本機は最初から搭乗者無しの状態で登録済み。
装備・機能
武装・必殺武器
固定武装
- ビームバーナー
- 両腕に装備した小型ビームサーベル。主に工作用に用いられるが、攻撃にも使用可能。
オプション装備
- ミサイルランチャー
- 両腕に装備可能。ボックス型ランチャー。
- 『第3次Z』では優秀なアシスト武器。
- 機銃
- 肩部に装備可能。他のMSでのバルカン扱いの武装。
- サーチライト
- 肩部に装備可能。機銃とセットで装備される。
- 200mm滑腔砲(ロングキャノン)
- 胴体上部に装備可能。
- 4連メガ・マシン・キャノン
- 胴体上部に装備可能。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
- 小型MSという設定であるが、流石にSサイズではない。
カスタムボーナス
関連機体
- GFタンク
- 『機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン』(未参戦)で登場。ロトをアナハイム・エレクトロニクスが大規模改修した機体で、性能面で原型機を大幅に超えた魔改造を施している。
- ガンタンクR-44
- 30年ほど後に登場する系列機体(デザイン的には逆算)。SRW未登場。
余談
- 「ロト」とは某RPGの勇者の方で印象深い名だが、原典は旧約聖書の人物である。
商品情報
- 同世代のMSより二回りも小さい機体であるため、ガンプラは1箱2機セットでの販売となった。もちろん2機とも完全変形である。